量産型ガンダムF91

2017年2月23日 (木) 18:55時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版

概要

サナリィが開発した地球連邦軍量産型モビルスーツ

コスモ・バビロニア建国戦争時に多大な戦績を残したガンダムF91量産型で、少数が生産されている。

基本性能は試作機とほぼ同等でバイオ・コンピュータも搭載されているが、最大稼動モードは必要とされる状況が発生することはないという理由で省略されており、M.E.P.E.も発生しない。基本的に背中に装備されたV.S.B.R.(ヴェスバー)がメインウェポン。

外見は殆どF91と変わらないが、胸部にV字状のエンブレムが追加されている(これはガンダムの前腰部にあるエンブレムと同様のもの)。

劇中では地球連邦軍宇宙艦隊の戦力として登場し、複数でクロスボーン・バンガードを攻め立てているが、その性能を引き出せるパイロットは少なく、クロスボーン・ガンダムX1を駆るキンケドゥ・ナウの圧倒的な技量の前には全く太刀打ちできなかった。その後ハリソン機以外の機体はジュピトリス9に攻撃を仕掛けている様子が小さく描かれているのみで、スカルハート以降は出てこない。一般のパイロットでは手に余ると判断されたのか、ヘビーガンの後継機種である宇宙用量産型モビルスーツ「RGM-122 ジャベリン」配備に伴い量産計画は打ち切られたようである。

登場作品と操縦者

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
アムロ達の尽力で連邦軍に配備された。敵としても出てくるが、V.S.B.R.は気力110でしか撃てないので、性格が「普通」の一般パイロットでは怖くない。ルート次第でハリソン機を含めて3機手に入るが、MEPE攻撃こそないものの、武装が汎用的で穴がなく、パイロット次第ではエース機としても運用可能。分身機能のお陰でオールドタイプ集中のないパイロットでも安全に行動出来る優秀な機体。その上、コストも低いため、機体に恵まれない中堅パイロットを乗せておくにはうってつけの破格の機体でもある。
なお、本作では試作機と比べてややクリーム色がかった塗装となっているが、原作等その他の媒体ではこういった描写は一切なので、おそらくSRWオリジナルである。

単独作品

スーパーロボット大戦V
3話から登場。キンケドゥがレジスタンスに頼んで用意した白い量産型が1機参戦する。
今作では「F91」という名前は91年ぶりに製造されたガンダムという意味合いになっている。

装備・機能

武装・必殺武器

バルカン砲
頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。
メガマシンキャノン
胸部に2門内蔵されている。
V.S.B.R.(ヴェスバー)
バックパックに2門装備。「Variable Speed Beam Rifle(可変速ビームライフル)」の頭文字を取ったもので、その名の通り、低速で高威力のビームから高速で高貫通力のビームまでを撃ち分けられる。
ビームサーベル
左腰に2本格納。
ビームライフル
本機の携行兵装。通常の単射の他に、連射機能も持つ。
ビームランチャー
不使用時は腰部にマウントされている。Vでは未装備。
ビームシールド
左腕に1基装備し、右腰に予備が1基格納されている。小型化により、シールドにまでエネルギーを回せるようになったことで実現した。実体シールドと比較してビーム兵器に対しての防御力はかなり高い。『クロスボーン・ガンダム』の時代では、ビームシールドの登場によりビーム兵器による射撃戦が有効でなくなってしまったという記述があるほど、その防御力は高い。欠点はビームを発生させるため、敵機から視認されやすくなってしまう点。
SRWではシールド防御の際に使用するが、MSの性能上、あまりお世話になることはない。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。Vでは持っていない。
盾装備
シールド防御を発動。
分身
αのみ。本機は最大稼働モードが省略されたためにM.E.P.E.が発生せず、本来は不可能である。

移動タイプ

サイズ

M

関連機体

ガンダムF91
原型となった機体で、オリジナル機。
ガンダムF91 (ハリソン専用)
ハリソン・マディン専用の青いカラーの機体。

資料リンク