ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2016年9月25日 (日) 19:27時点におけるシャッケ (トーク | 投稿記録)による版 (余談の追加等。)

概要

ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の第3作。副題に「Quickening」が付く場合もある。

』『』までは一部展開の違いこそあるもののTV版をなぞっていたが、本作ではTV版とは全く別のストーリーが展開される。

『Q』は『破』の14年後の世界を舞台にしており、その期間に相当の世界の激変があったことが匂わされているのだが、劇中ではほとんど説明が無く、謎が増えただけで次回作へと続いている。例えるならば、「テレビシリーズで途中の数話分を、あらすじを知らないまますっ飛ばして視聴した状態」に近い。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

NERV

碇シンジ
主人公初号機パイロット。
碇ゲンドウ
シンジの父親でNERV司令官。
冬月コウゾウ
NERV副司令。
アヤナミレイ (仮称)
綾波レイに酷似した少女。旧世紀版の「3人目のレイ」に相当する。EVANGERION Mark.09のパイロット。
渚カヲル

ヴィレ

葛城ミサト
ヴィレの総司令となる。
赤木リツコ
ミサトと共にヴィレを創設した。
式波・アスカ・ラングレー
2号機改パイロット。
真希波・マリ・イラストリアス
8号機パイロット。
高雄コウジ
長良スミレ
多摩ヒデキ
北上ミドリ
鈴原サクラ

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

EVANGELION Mark.04
NERVが所有する非人型のEVA。劇中では「ネーメズィスシリーズ」と呼ばれる。これはヴィレ側の呼称で、コード4A~4Cの3種類が存在している。
コード4Aは、従来のエヴァの頭部を円盤に脚を刃物に置き換えた形をした飛行物体である。コード4Bは、紙箱を切り開いたようなペラペラの物体とその上を滑る独楽のような物体から成っている。コード4Cは、深海生物を彷彿させる異形の物体である。
EVANGERION Mark.09
NERVが所有するEVA9号機。アヤナミレイ (仮称)が搭乗する。外観は零号機に酷似している。
EVA第13号機
NERVが所有する複座型の機体。シンジとカヲルが搭乗する。外観は初号機に酷似している。
EVA改2号機
ヴィレが所有するEVA2号機を改修した機体。アスカが搭乗する。
EVA8号機
ヴィレが所有する新しいEVA。マリが搭乗する。
AAA ヴンダー
ヴィレが所有する戦艦EVA初号機をコアとして組み込んでいる。
第12の使徒
EVANGERION Mark.06として偽装されていた使徒。

用語

ニア・サードインパクト
サードインパクトとは異なるもう一つの災厄。
ヴィレ
NERVに対抗するためにミサトとリツコが結成した反NERV組織。所属メンバーの大半がシンジに対して強い憎悪を抱き、彼の存在そのものを否定している。

楽曲

主題歌
「桜流し」
劇中BGM
「Sin From Genesis」
旧世紀版の「THE BEAST II」に当たる。『第3次Z天獄篇』で採用。
「Gods Message」
旧世紀版制作のGAINAXが過去に手がけたアニメーション作品『ふしぎの海のナディア』のBGM「バベルの光」のアレンジ。『第3次Z天獄篇』で採用。

登場作と扱われ方

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
初参戦だが原作再現は無く、EVAとパイロットのみの登場
序盤での第10の使徒戦でのニア・サードインパクトによって蒼の地球から「ヱヴァの世界」が切り離されるが、その後のプレイアデス・タウラガンレオン・マグナスフィアの共鳴よってシンジ達がこちらに再転移される展開となった。
L』同様、原作が完結していない状態での参戦かつオリジナル展開で決着が描かれる事もないため、存在感こそ大きいもののシナリオ上での扱いは中途半端になってしまった印象は否めない。更に、エヴァのパイロット達や転移前の世界で起こっている問題(『Q』のストーリー)に関しては、アスカ達が「自分たちの世界の問題だから」という配慮によって他作品のキャラ達には知らせない展開なので、結果的に課題先送りにしてしまったといえる。

単独作品

スーパーロボット大戦V
今回は機体のみ参戦で、判明しているのは8号機のみ。アヤナミレイ(仮称)、改2号機、Mark.09、第13号機の参戦の有無は不明。

主要スタッフ

原作・脚本・総監督
庵野秀明
主・キャラクターデザイン
貞本義行
主・メカニックデザイン
山下いくと
音楽
鷺巣詩郎
制作
スタジオカラー

余談

  • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、庵野秀明氏が製作を手掛けた特撮短編映画作品『巨神兵東京に現わる 劇場版』(1984年3月11日に公開されたスタジオジブリ製作のアニメーション映画『風の谷のナウシカ』のスピンオフ実写作品)と同時上映されている。
    • ちなみに、庵野秀明氏はアニメーション映画『風の谷のナウシカ』の原画スタッフとして参加していた。庵野氏は、巨神兵の登場パートの製作を主に担当している。上述した特撮短編映画作品を製作するに至った経緯は、その縁等によるものである。

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