ベルゼルート・ブリガンディ(Bellzelute Brigandi)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 全長:25.0 m(J) / 20.4 m(OG)[1]
- 重量:41.0 t(J) / 69.6 t(OG)[1]
- 補助MMI:サイトロン・コントロール
- 動力:オルゴン・エクストラクター
- 開発:フランツ・ツェッペリン
- 旧アシュアリー・クロイツェル社(J)
- アシュアリー・クロイツェル社・ドイツ支社(OGMD)
- パイロット
- 紫雲統夜(Jのみ)
- カルヴィナ・クーランジュ
- サブパイロット:交代可
- メカニックデザイナー:谷口欣孝
ベルゼルートを改修・改造し、専用の強化アーマーを追加した機体。
強化アーマーは非常に多機能で、ベルゼルートの弱点だった耐久性を補強する他、大出力の内蔵バーニアによる機動性の向上をもたらした。アーマー自体に多数の内蔵火器を搭載しており、主兵装のオルゴンラグナライフルは両腕に内蔵される形に変更。これによって瞬時に多彩な武器の切り替えが可能となり、長所の遠距離射撃戦も強化。更にアーマーを本体から分離してバスターモードに変形させることで、本機最大兵装のオルゴンバスターキャノンとなる。
ベルゼルート同様に機体色は青・白・オレンジ系が中心となった明るめの配色。改修に伴って本体のデザインが若干変化しており、強化アーマー装備形態は格段に逞しいデザインになっている。機体デザイン的に、ヒュッケバインMk-III及びヒュッケバインボクサー&ガンナーを想起させる部分が多い。他の主人公機の事を踏まえて、ラフトクランズが元になっているのだろうが、そのラフトクランズがヒュッケバインに似ていたためと思われる。
オルゴン・クラウドの発生によって短距離の空間転移や、バリアフィールドの形成が可能。
スーパーロボット大戦J
ゲーム中では、文字数の関係で表記が『B・ブリガンディ』となっている。 大破したベルゼルートを基にした改修機として登場する。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
本作では、コックピット周りを残して大破したベルゼルート1号機の改修機ではなく、ドイツ支社で1号機のデータを基に改修を施したベルゼルート2号機に、武装モジュール「バスター・アーマー」を装着した新造機体として登場。サイトロン・コントロール・システムは大破した1号機のものを移植している。 バスター・アーマーを装着している際は本体の手足の部分が変形してコアモジュールになる。上記の全長の変化はここからかと思われる。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 主人公機にベルゼルートを選んだ場合のみ、ストーリー後半に後継機として登場。改造段階はベルゼルートから引き継がれる。武器名は全てインターミッションで変更可能。ベルゼルート同様に全て射撃系で、移動後使用不可の長距離武器が多い。弾数制武器はNのみで、他はEN制。コンボ武器は持っていない。サブパイロットは運動性と最大射程がアップするボーナスを持つカティアか、攻撃力とクリティカル率ボーナスを持ち『必中』を使えるフェステニアが候補となるだろう。基本性能は前機種を踏襲しており、運動性が高く、HPと装甲が脆い。敵機命中率を0%にして周囲に敵を集め、広範囲をマップ兵器で掃討するのが無難。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- ベルゼルート1号機と同様カルヴィナ専用の機体として第29話後半マップで登場。前述のとおり、明確には1号機とは別機体だが改造段階はベルゼルートから引き継がれる。
- 本来の腕が格納されている関係で換装武器は残念ながら使用不可能になる。また、オルゴン・クラウドの仕様が変更され、『J』で持っていた分身を失っているので、そこは注意。
- 移動後攻撃可能な全体攻撃、長射程の単体攻撃、空適応Sといった点から、ベストの相方はレオニシス・ヴァーガだろう。
装備・機能
武装・必殺武器
- オルゴン・ラグナ・ライフル
-
- オルゴンラグナライフルN / ラグナ・ライフル(Nモード)
- 左腕のオルゴンラグナライフルからオルゴンの結晶弾を発射した後、敵機に接近してクローで掴み、ゼロ距離から結晶弾をぶち込む。唯一のP属性武器である他、マップ兵器以外では唯一射程1に攻撃可能。
- 『OGMD』では右腕のオルゴン・ラグナ・ライフルからビームを一発だけ発射する。
- ラグナ・ライフル(Aモード)
- 『OGMD』では『J』のオルゴンラグナライフルNの演出がこちらに変更。右腕のオルゴンラグナライフルからオルゴンの結晶弾を発射した後、敵機に接近してクローで掴み、ゼロ距離からビームをぶち込む。
- オルゴンラグナライフルB
- 右腕のオルゴンラグナライフルから、高出力のビームを発射する。移動後使用不可のビーム兵器。射程は2~6。消費ENが10と低く、使い勝手はよい。
- ラグナ・ライフル・ブラステッド
- 両腕のラグナ・ライフルを展開し、高出力のビームを発射し、敵機体の周囲毎オルゴン結晶を形成し爆発させる。『J』におけるオルゴンラグナライフルBに相当する。
- ホーミングレーザー / オルゴノン・レーザー
- アーマー背面と脚部の四基のハッチから、無数の誘導レーザーを連射するビーム兵器。通常兵器版とマップ兵器版の二種がある。前者はオルゴンバスターキャノンに次ぐ威力を持つ。後者は扇状の広い攻撃範囲を持ち、敵味方識別ありなので使いやすい。
- 『OGMD』ではオルゴノン・レーザー明記となり、両腕のラグナ・ライフルを展開し、質量弾で動きを封じ込みアーマー背面のハッチからの誘導レーザーを二回発射、右腕のラグナ・ライフルから高出力ビーム、アーマー背面と脚部の四基のハッチからの誘導レーザーの連続攻撃。
- オルゴンバスターキャノン / オルゴン・バスター・キャノン
- ベルゼルート・ブリガンディの最強武器。アーマーを分離・変形させ、巨大な銃器と変えて攻撃する。パートナーごとに使用制限があり、同一パートナーを20回以上出撃させないと使用できない(回数は周回プレイで引き継ぐ)。武器性能はどのパートナーでも同じだが、アニメ演出及び専用BGMが異なる。
- 『OGMD』ではパートナーの搭乗回数は必要無く、初登場後イベントを発生させると使用可能になる。
- カティア
- バスターキャノンで相手を結晶化させ、特大結晶弾を撃ち込んで爆散させる。
- 『OGMD』ではミサイルを撃ち込み空中に撃ち上げて、上空からバスター・キャノンを撃ち込み大地毎結晶化させ、特大結晶弾を撃ち込み結晶毎敵機体を貫き爆散させる。
- テニア
- バスターキャノンで相手を結晶化させた後、ビットで追撃、最後に機首部に刃を形成し突貫。
- 『OGMD』ではアーマー・ビットを展開し敵機体を攻撃しつつ上空に撃ち上げ、下方からバスター・キャノンで相手を結晶化させ、機首部にオルゴン結晶の刃を形成し突貫。
- メルア
- ミサイル、ホーミングレーザーおよびバスターキャノンによる波状攻撃、止めにライフルB。
- 『OGMD』ではミサイルを撃ち込みスプレッド・シュートで相手を拘束し、バスター・キャノンを正面から撃ち込み結晶化させ、ラグナ・ライフルを展開し高出力ビームを発射する。
- アーマー・ビット
- 『J』、『OGMD』共にテニアのオルゴン・バスター・キャノン使用時に展開するビット。未使用時はバスター・アーマーの肩部に装着している。
- また、使用時の操作はテニアが行っている。
- ホーミングミサイル
- 『J』、『OGMD』のメルア並びに『OGMD』のカティアのオルゴン・バスター・キャノン使用時に使用されるミサイル。使用時にはベルゼルート本体から発射されているように見えるため、バスター・アーマー装着時には発射ハッチ等が塞がれると思われる。
特殊能力
- 銃装備
- 撃ち落としを発動する。
- オルゴン・クラウド
- 無条件で全属性のダメージを軽減するバリア。更に気力130以上になると、分身による回避効果が加わり、地形&ENコストや敵機を無視して移動できる。フューリーの上位機体の特徴と言える能力。
- オルゴン・クラウドS
- OGMDではこちら。気力130以上で全属性ダメージを軽減するバリアを展開し、かつ空間跳躍によって移動時のEN消費と移動コストを無視する。Jにあった分身はラースエイレムとして分割されたため、J系主人公機で唯一搭載してない本機は、実質的に分身を失ったことになる。
- EN回復S/EN回復(小)
- 毎ターン自軍フェイズ開始時に、ENが最大値の10%回復。EN制の武器が多いベルゼルート・ブリガンディにとって、非常に有難い能力。
- OGMDでは、カスタムボーナスによって強化される。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
機体BGM
- 「Limit Over」
- 男主人公時のデフォルトBGM。
- 「Guardian Angel」
- 女主人公時のデフォルトBGM。
- 「Resolution」(カティア) / 「Powerful Eater」(テニア) / 「Sweet Suite」(メルア)
- オルゴンバスターキャノン使用時に限り、選択したサブパイロット別の専用BGMが流れる。機体に設定した戦闘BGMより優先される。BGMセレクトからの選択は不可能。
関連機体
- ベルゼルート
- 原型機体。バスターアーマーを装着しているだけなので、こちらの形態に分離も可能。