血のバレンタイン

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血のバレンタイン(Bloody Valentine)

機動戦士ガンダムSEED』において、コズミック・イラ70年2月14日に発生した事件地球連合軍核攻撃によってプラントの農業コロニーであるユニウスセブンが破壊され、24万3,724名の犠牲者を出した。

「血のバレンタイン」についてプラントは「地球連合軍による虐殺」と非難したが、地球連合は「プラントの謀略による自爆」と断定した。こうして、「血のバレンタイン」がヤキン・ドゥーエ戦役の決定的な引き金となる。[1]

なお、「血のバレンタイン」の犠牲者の中には、レノア・ザラ(パトリックの妻で、アスランの母親)や、サトーの妻および娘もいた。「血のバレンタイン」はアスランが戦う理由の一つとしても語られており、パトリックおよび彼の遺志を継ぐと称するサトーら元ザフト兵による地球連合への報復攻撃を行う原因にもなった。

登場作品

第3次スーパーロボット大戦α
物語の序盤で発生。リアル系ルートにてアルビオン隊が阻止しようとしたが、失敗してしまう。
スーパーロボット大戦J
ナデシコ火星へ向かっている際に、起きたことが語られる。旧シャッフル同盟が阻止しようとしていたが失敗し、このことで「自分達の役目が終わり、新しい世代に託すべきだ」と悟った。
スーパーロボット大戦W
ゾヌーダとの激闘を終えた直後、地球連合軍の一部強硬派が核を使うとの報を受けてヴァルストークが単身止めにいく。
しかし、ラダムイバリューダーの妨害、さらに未知の兵器との戦闘「聖バレンタインの光」によって間に合わず、この事件から第二部が始まる。
スーパーロボット大戦Z
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の時系列であるため過去の出来事として語られる。
多元世界誕生前の時点で同じ世界にザンボット3が存在していたためか、終盤にコンピュータドール第8号が「地球に住む生き物が引き起こした事件」の一つとしてこれを挙げている。

余談

  • 現実世界において、「血のバレンタイン」という名称の事件や映画作品が存在している。

脚注

  1. ちなみに、『機動戦士ガンダムSEED』の公式年表によれば、「血のバレンタイン」が起きた3日前の2月11日に宣戦布告がなされ戦争が始まっている。しかしながら、「地球連合プラントの武力衝突が地球圏全域へと拡大するに至ったのは『血のバレンタイン』の影響が大きい」とナレーションおよびクルーゼの回想にて解説されている。

資料リンク