ガンダムAGE-FX

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AGE-FX ガンダムAGE-FX(Gundam AGE-FX)

ガンダムAGEの最終進化系。

ガンダムレギルスとの戦いにより大破したガンダムAGE-3にAGEシステムが大幅な改修を施した機体。改修機であるが、新設計のフレームや簡略化された合体構造など、実質的には別機体であると言える。「FX」は「Follow X-rounder」の略であり、成長していくキオXラウンダー能力に合わせる形で設計された。

外観はAGE-3の意匠を残しながらも軽量化によりスマートな印象となっており、機動性も高くなっている。新たに「サイコフォローシステム」を搭載しており、AGE-3ノーマルの問題点であった反応速度も改善されている。また、Cファンネル運用の関係上、コックピットコンソールもそれまでの連邦機体共通規格から独自のものに改められている。

AGEシリーズの特徴であったウェア換装機能は唯一搭載されていないが、その代わりにXラウンダー専用武器「ファンネル」が各部のハードポイントに搭載されている。

小説版ではAGEシステムではなくアスノ家の手で一から造られた新型機であり、AGE-3の改修機ではなく後継機となっている。こちらは純粋な戦闘能力は勿論のこと、キオの持つXラウンダー能力の支援にも重点を置かれており他者との交感を容易にする他、「FXバーストモード」発動時にはAGEデバイスの機能と併せて太陽系規模で量子的な場を形成して、キオやキオと交感している人物の言葉と意志を伝えるというどこかで見たような性能を発揮した。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。中盤終わり頃の第34話から参戦する。参戦はAGE-3が離脱してからしばらく間が空く。
性能はAGE-3から順当に強化されているものの、当面のP武器の火力が低い上に必殺武器であるCファンネルの基本射程が4~8(おまけに格闘武器)とただでさえ強い癖がさらに強くなってしまった。遠距離攻撃を最大限に活かすためにヒット&アウェイは必須。またキオが魂・覚醒を覚えない為他の主役級ガンダムと比べると1ターン内の火力では(合体攻撃をもってしても)劣ってしまう。
終盤でバーストモードと合体攻撃が解禁されれば移動後攻撃も充実するが、それでも癖の強さは変わらない為位置取りを良く考えて活用する事になる。
この機体で一番の難点は必殺武器が格闘属性に偏る事。キオの能力をAGE-3向け(射撃特化)に育成すると痛い目を見る事になってしまう。
機体ボーナスは何から何までリアル系向きである為、サブもまた回避型の機体を置きたいところ。ガンダムハルートやVF-19Eとは射程も噛み合う為相性は良い(無論バーストモードが追加されてからだが)。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

ビームサーベル
両腕に内蔵されたビームサーベル。手持ち式ではなく、腕部から発生する。BXでは射程がAGE-3より短くなっているのが難点。
スタングルライフル
本機の主兵装で、シグマシスライフルの発展型。砲身を変形させる事でチャージモードへ移行可能。
スタングルライフルチャージモード
スタングルライフルを両手で構え、エネルギーをチャージさせて放つモード。
ダイダルバズーカ
スタングルライフルに追加バレルを装着した状態。最終決戦であるラ・グラミス攻防戦において使用された。
BXでの性能はAGE-3のブラスティアキャノンに近い。弾数は4に増えている。
Cファンネル
FXを象徴する武装。全身に装備されたブレード(ガンダムAGE-1スパローの装備「シグルブレイド」だと同じ物質と思われる)を遠隔操作し、敵を切り刻む。
劇中において、全方位からのオールレンジ攻撃、一列に並べて突撃させ連続で切り刻む、扇状に並べてピンポイントで敵の攻撃をガード、交差させるようにクロスして切断、自機の周囲を旋回させてビームバリアを形成…など数多くのバリエーションを披露している。
対射撃属性バリアが多彩なスパロボBXでは、格闘属性ということが利点となっている点もある(いずれにしてもCファンネルにはバリアとサイズ差補正を無視する効果があるのだが)。掌を使った見得切りや初撃で相手の首元を切断(ヴェイガン機の頭部コックピットを切り離す為)、トドメ演出でオープニングのカットを再現する一面も。
実はダイダルバズーカと比べると300しか攻撃力の差が無い為、キオにガンファイト+9を付けてしまうとダイダルバズーカに攻撃力で負けてしまう

必殺技

バーストモード
ラ・グラミス戦前に追加されたCファンネルの搭載部分からビームサーベルを展開するAGE-FXの特殊モード。
攻撃力と機動力が飛躍的に高まり、噴出するビームは敵のビームをも無効化する攻防一体の形態だが、機体の制御が難しくなる欠点も持つ。また、この間はCファンネルを操作できなくなる。なお、発動時は機体が青く発光する。
BXではザムドラーグ戦とヴェイガンギア・シド戦を組み合わせた戦闘デモが特徴。また、5本の切断光が残るが見方によってはFXに見えなくもない

合体攻撃

トリプルジェネレーション
ガンダムAGE-1グランサガンダムAGE-2ダークハウンドとの合体攻撃。グラストロランチャー→ドッズガン→Cファンネル→シールドサーベル→ドッズランサー→ビームサーベルの順で波状攻撃をかけ、トドメにCファンネルバリアアタックで突撃して〆。モチーフとなっているのはトリプルガンダム対ヴェイガンギア戦。トドメシーンの三機そろい踏みはオープニングのラストを再現している。
攻撃力は10000オーバーとなっているが、AGE3機は得意レンジがバラバラである為配置が非常に面倒くさい点に注意が必要。AGE-1とFXで攻撃しつつヒット&アウェイで近づき、ダークハウンドで放つのがベターか。

特殊能力

剣装備、銃装備
切り払い撃ち落としを発動。
Cファンネル
射撃武器を1500軽減するバリア。消費EN10、気力110以上で発動。XラウンダーのLvで効果が上昇する。

移動タイプ

飛行可能。劇中では宇宙のみの運用となったが、ゲーム版のオープニングアニメでは空を飛ぶAGE-FXの姿が描かれている。

サイズ

M
モビルスーツなので標準的サイズ。

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:照準値+5、CRT補正+10
  • 第二段階:照準値+10、CRT補正+15、運動性+5
  • 第三段階:照準値+20、CRT補正+20、運動性+10、移動力+1
  • 最終段階:照準値+30、CRT補正+30、運動性+20、移動力+2

機体BGM

『AURORA』
『BX』にて採用。初登場シーンではこの曲をバックに登場した。

対決・名場面

キオの決意 ガンダムと共に
第40話。ガンダムAGE-FXの初陣となるルナベースの攻防戦、キオは新兵器のCファンネルを用いて敵機体のコックピットだけを分離させる形で攻撃していく。彼は、なるべく人を殺さずに戦いを終わらせる道を模索していた。
ティエルヴァ
第42話、43話。キオは連邦を裏切り、ヴェイガンに付いたジラードのティエルヴァと交戦に入る。キオは戦いを終わらせようと説得するも、連邦に強い憎しみを持つジラードは聞く耳を持たない。次第にAGE-1、AGE-2、ギラーガフォーンファルシアも交えた集団戦に発展するが、突如ジラードが苦しみだし、暴走を始める。その強いXラウンダーの波動にキオは苦しめられながらも説得をやめようとはせず、奪われたビット兵器の雨をかいくぐりティエルヴァに接近、かすかに正気の残っていたジラードは涙ながらに本音を吐露するが……
ザムドラーグ
第47話。ヴェイガン兵士となっていたディーンのジルスベインを無力化させ、かつての友と再び分かり合えたのもつかの間、ガンダムとジルスベインを無情のビーム攻撃が襲い、ディーンはフレンドリーファイアによって戦死してしまう。味方殺しをなんとも思わないどころか開き直るザナルドに対してキオは激高し、それまで封じていたバーストモードを起動、怒りのままにザナルドに死の恐怖を味あわせるがごとくザムドラーグの四肢を引き裂き蹂躙する。トドメを刺そうとするもXラウンダー能力でキオの脳裏に血まみれのザナルドのヴィジョンが映し出され、我に返ると同時にバーストモードを解除。ザナルドは脱出機構を使って逃走した。
ヴェイガンギア・シド
最終話。一時停戦してもなおも暴走を続けるゼラ・ギンスのヴェイガンギア・シドを止めるためキオは単機でヴェイガンギアを追う。その圧倒的な弾幕で武器を次々に失い、奥の手のバーストモードを今度は正気の状態で発動させるもヴェイガンギア・シドはこれに互角に渡り合う。支援砲撃でヴェイガンギアのカメラがロストした隙を見逃さずにシドの翼を破壊、ゼラはいったん逃げようとするも畳み掛けるようにバースト最大出力で突撃、体当たりの際にコックピットからゼラだけをくりぬいて救出、ヴェイガンギア・シドを完全に破壊し、最後の最後で全てを救った。

関連機体

ガンダムAGE-FX(Aファンネル装備)
外伝「UNKNOWN SOLDIERS」に登場。本編から4年後、AGEシステムを頼らずに作られたAGE-FXの新装備のひとつ。小型MSともいえるユニット「Aファンネル」を機体各部に装備しており、新たに存在の確認されたシドを撃破する戦果を挙げている。製作者はウットビット・ガンヘイル
ガンダムAGE-1ガンダムAGE-2
系列機。
ガンダムAGE-3
前世代機。
ガンダムレギルス
ある意味で兄弟機と呼べる存在。

余談

  • ガンダムシリーズの主役機としては初となる「赤色を一切使用していない」ガンダムでもある。
  • 現実で発売された玩具のAGEデバイスには仮称の「AGE-4」としてデータが存在しており、番組放送初期から存在が示唆されていた事となる。

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