レプリジン(Repurijin)
『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場する「複製」された物質。
「物質復元装置」により宇宙に存在する暗黒物質をエネルギーとして対象物を複製する。しかし、事故や中枢機関などが欠落した場合、色素が落ちており、完全に複製できない。また、知能を持つ生命体に関しても記憶や容姿もそのままだが、ピサ・ソールの力なしに存在を維持できない。記憶や人格もそのままに複製するため、複製された者は本物と同じ思考、行動を取ってしまう。手駒として使うにはケミカル・ボルトなどによる洗脳手段が必要である。
物質複製装置により鏡面複製され、複製された物質は全てオリジナルの光学異性体で構成される。故に、レプリ地球で取れた食物などを通常の地球上の生物が食することは出来ないとされる。知的生物の複製に関してはパスキューマシンから直接複製する必要があり、パスキューマシンによって直に複製されたレプリ護は通常活動することが可能であったが、パスキューマシンから発した波動によって複製された他の地球上の動物は、大部分が複製直後に崩壊し暗黒物質に還元する。そのため、レプリ地球は僅かな小動物と植物類しかいない静かな惑星となった。パピヨンに関しては複製直後に崩壊しなかったのは原因不明の奇跡であるとされている(本人は恋人に別れを告げ直すために再会する猶予を神様から与えられたのだと解釈している)。
地球上の全生命体が一旦複製されたため、当然地球上に存在していたGGG関係者の家族や自宅も複製されており、ノベライズでは戒道がGGGから離れて単独活動していたのはレプリ地球上の複製された自宅や病院を訪れ、母恋しさに消滅した母親の痕跡の残るベッドで一夜を明かしたためという理由が描かれている。
また、「通常の物質の光学異性体から成る存在」という点ではベターマンと同じであり、生命体のレプリジンが存在している場合、ベターマンとリミピッドチャンネルによる交信を行うことが出来る。
登場作品
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 遊星主が他勢力の兵器も複製する。操作しているのはAI。
- スーパーロボット大戦W