リヒテンダール・ツエーリ

2015年6月20日 (土) 20:00時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版 (→‎余談)

リヒテンダール・ツエーリ(Lichtendahi Tsery)

プトレマイオスの操舵士。愛称は「リヒティ」。

明るく陽気な性格で、軽口を言って窘められることもある。また、同僚のクリスに思いを寄せているが、軽くあしらわれている。語尾に「~っス」を付けるのが、彼の口癖。

両親は太陽光発電の技術者だったが、太陽光発電紛争で死亡しており、まだ幼かったリヒティ自身も重傷を負い、身体の半分を機械化している。そして、そのことを仲間達に悟らせないように、服装(水着も)は全身を覆うものを着用していた。

国連軍のソレスタルビーイング掃討作戦にて、輸送艦プトレマイオスのブリッジ部分を狙ったGN-Xの砲撃から、我が身を呈してクリスを守り切るが、リヒティ自身は致命傷を負ってしまう。 そして死の間際に、秘かに想いを寄せていたクリスから「すぐ近くにこんな良い男、いるじゃない」との告白を受け、安らかに息を引き取ったのであった。

なお、間違いやすいことであるが、リヒティの姓は、ツ「ェ」ーリではなく、ツ「」ーリである。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。サブパイロットな上に、後半までトレミーに武装がないので、声を聞く機会(回避・被弾時等)は少ない。
今作ではシナリオの関係上、トレミーが沈まないので死亡しない。そのため、原作と違い最終話まで生き残る。
だが、クリア後の予告では、彼やクリスの死亡シーンの再現が示唆される。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
前述の予告通り、プロローグでは原作と同様死亡する。なお、新規の顔グラが追加されているのだが、使う前に死亡してしまう。一時解散はしているが、ZEXISではカミナと初代ロックオンに続いて3人目(または4人目)の戦死者となる。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第2次Z破界篇
加速努力脱力かく乱
操舵士伝統の加速係。他にも使い勝手の良いものを覚える。

人間関係

クリスティナ・シエラ
同じクルーであり、彼女に好意を寄せている。一方のクリスには、その気は無かったのだが、しかし…。
ラッセ・アイオン
男性クルー同士、仲が良い。後に、彼が操舵主を受け継ぐことになる。また、リヒティの操舵主としての腕前を高く評価していた。
スメラギ・李・ノリエガ
同じクルーであり、ソレスタルビーイングの戦術予報士。
フェルト・グレイス
同じクルー。

名台詞

「両親は軌道エレベーターの技術者だったんですけどね…」
「ガキの頃の太陽光発電紛争で、アッサリっスよ」
1st第24話にて。クリスからソレスタルビーイングに参加した理由を聞かれて。
リヒティは明るい口調で語るが、彼もまたガンダムマイスター達と同様、幼少期に戦争で「すべて」を奪われた人間であったことが判明する。そして…。
「大丈夫っすよ…」
「親と一緒に巻き込まれて、身体の半分がこんな感じ……生きているのか、死んでいるのか……
GN-Xの砲撃からクリスを庇って、機械の半身を晒した際に。
幼少期に戦争で生身を失い、機械化した身体を周囲に隠して生きてきたリヒティの心境は、まさに「生きているのか、死んでいるのか」わからないものだったのだろう。
「ホントっスよ…」
「ホン…ト……」
上記の台詞の後、クリスから「すぐ近くにこんな良い男がいるのに、見る目がなかった」と言われて。そしてアニメ本編では、これが彼の最期の台詞となった。
なお、第2次Z破界篇では死亡しない為、この台詞は、第2次Z再世篇冒頭まで持ち越しとなった。
「……でも……いいや……。少しだけ、夢、叶った……から……」
小説版では、さらにこの台詞が続く。
「何してるんスか。みんなまだ、必死に生きてるッスよ」
劇場版で、昏睡状態にあった刹那の夢の中にクリスと共に現れて。

搭乗機体

プトレマイオス
操舵主を担当する。

余談

  • リヒティの両親が携わっていた軌道エレベーターの理論提唱者は、ソレスタルビーイングの創設者でもあるイオリア・シュヘンベルグである。リヒティがソレスタルビーイングに参加したのも何かの運命であろうか…。
  • リヒティは1st終盤で死亡するが、2nd前期OP映像にクリス、そしてニール・ディランディと共に登場している。

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