インド神話(India Mythology)
インド発祥の神話。成立時期や伝承者の層などによって様々な神話があるが、以下、ヴェーダ神話とブラーフマナ・ウパニシャッド神話、叙事詩・プラーナ神話の3が有名。概ねヴェーダ神話がバラモン教に、叙事詩・プラーナ神話がヒンドゥー教に属し、ブラーフマナ・ウパニシャット神話がその両者を繋ぐものと考えてよい。
インド神話が取り入れられている作品
- 機動戦士ガンダム00
- ソレスタルビーイングの量子型演算処理システム・ヴェーダに名前が使われている。
- バンプレストオリジナル
- ノーヴル一派が用いる機動兵器と武装の名前を冠している。
神々
- インドラ(Indra)
- 「帝釈天」とも。雷を操る雷霆神であり、ヴァジュラを用いてヴリドラ等の悪魔を退治している。
- 『バンプレストオリジナル』ではドラウパの武器、インドラ・ブラスターの名の由来となっている。
- アグニ(Agni)
- 火の神。赤い体に炎の衣をまとった姿で描かれている。
- 『機動戦士ガンダムSEED』ではランチャーストライクガンダムの武器、320mm超高インパルス砲「アグニ」の名の由来となっている。
- シヴァ(Siva)
- 最高神の一柱にして、破壊を司る神。トリシューラを以て3つの悪魔の都市を滅ぼしている。
- 『機動戦士ガンダムSEED』ではデュエルガンダム アサルトシュラウドの武器、115mmレールガン「シヴァ」の名の由来となっている。
- 『魔装機神シリーズ』では破壊神ヴォルクルスのモチーフとなっている。
人物
- アルジュナ(Arjuna)
- インドラの息子にして、英雄。その名は「純粋な行為の実行者」を意味する。アグニからガーンデーヴァを受け取ったこともある。
- ヴィジャーヤ(Vijaya)
- アルジュナの別名の一つ。その名は「勝者」を意味する。
- 『バンプレストオリジナル』では機動兵器、ヴィジャーヤの名の由来となっている。
- クリシュナ(Krishna)
- アルジュナの別名の一つ。その名は「黒い肌をした者」を意味する。
- 『バンプレストオリジナル』ではアルケウスの動力、クリシュナ・ハートの名前元となっている。
生物・怪物
- ガルダ(Garuda)
- 「金翅鳥」とも。ヴィナターから生まれた神鳥。人間の胴体と鷲の頭部・嘴・赤い翼・爪を持ち、炎の様に光り輝き熱を発するのが特徴。
- ナーガ族をはじめとする龍・蛇の類と争い、退治する象徴として崇拝されていた。
- 強さはとりわけ凄まじく、たった一体で多くの神々を打ち倒すだけでなく、ヴァジュラを以てしても滅ぼすことができなかったほど(しかし、それがインドラと永遠の友情の誓いを申し込んだ切欠となったりする)。
- 『超電磁ロボ コン・バトラーV』では、ガルーダの名の由来となっている。
武器
- ヴァジュラ(Vajra)
- 「金剛杵」とも。インドラが用いる武器。漢名の名の通り金剛で出来ており、雷を操る。
- 蛇の形をした邪神ヴリトラをこれで滅ぼすことができたが、ガルダだけは打ち倒せなかった。
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではフォースインパルスガンダムの武器、ヴァジュラビームサーベルの名前元となっている。
- 『マクロスF』では謎の宇宙生物・バジュラの名の由来となっている。
- ガーンデーヴァ(Gandiva)
- インドラの息子にして英雄アルジュナが用いる弓。
- 『バンプレストオリジナル』ではヴィジャーヤの武器、ガーンディーヴァの名前の元となっている。
- トリシューラ(Trysula)
- シヴァが片手に持つ三叉の槍。悪魔が住む金・銀・鉄で出来た都市をこの槍で滅ぼした。
- 『バンプレストオリジナル』ではドラウパの武器、トリシューラの名前の元となっている。