シュレード・エラン
シュレード・エラン(Shrade Elan)
- 登場作品:アクエリオンEVOL
- 声優:浪川大輔
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:17歳
- 身長:180cm
- 所属:ネオ・ディーバ
- 主な搭乗機:アクエリオンスパーダ(ベクターシロン)
- キャラクターデザイン:丸藤広貴、倉花千夏(原案)
眼鏡を掛け、耽美的で思慮深い雰囲気のあり、詩的な言動が特徴的な美青年。エレメントとしての潜在能力は学園トップクラスだと評されているが、アクエリオンに乗ることで病弱な肉体を蝕んでしまうため、一軍メンバーでありながら実戦に投入されることはほとんどない。
エレメント能力は「精神演奏」。楽器(主にピアノやヴァイオリン)を奏でることで深層心理に干渉し感情を操ったり、エレメント能力を一時的に強化・操作するなどの現象を起こす。幼い頃、意図せず開花したこの能力により、負の感情を暴走させた両親がお互いを殺し合ってしまったという重い過去を持つ。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。原作通りアクエリオンスパーダのパイロット。通常では原作通り終盤で永久離脱するが、IFルートに進むと死亡せずに継続加入する。
- スパーダはただでさえ武装が少ないため、シュレードは事実上終盤におけるスパーダの使い勝手を左右する存在と言っても過言ではない。
パイロットステータスの傾向
能力値
射撃と防御以外はいずれも高め。特に格闘と技量はエレメントの中でもトップクラス。エレメントシステムで他のエレメントの格闘や技量を底上げしたいという時には重宝する。
精神コマンド
特殊スキル
- 第3次Z時獄篇
- 精神演奏、カウンターLv5、見切り
- 精神演奏は「気力130以上で自チーム及び隣接チームの各能力値+5」というもの。ABを取得すれば、上昇値が+10に増える。自チームと合わせて最大5チームの全能力値を底上げできるという、非常に強力な能力。
固有エースボーナス
人間関係
他作品の人間関係
名台詞
- 「行くぞ、魂のアルペジオ!」
「天の月のビブラート……水の月がアレグロビバーチェすれば……」
「人の月は、その命をアジタートに歌い上げる!」 - 第6話の初戦闘で、アマタ、ゼシカと共にアクエリオンスパーダの必殺技「月下葬送曲」を放った時の台詞。音楽用語を交えたポエティックな言い回しを好む彼だが、その最もたる難解な台詞である。
- 周囲の説明台詞や後記する音楽用語から、翻訳するとすれば…
「行くぞ、3人の連携攻撃! ゼシカの『衝撃』の力を、アマタの『飛翔』で加速させ… (俺が)その力を激しく解き放つ!」
…といったところだろうか。- アルペジオ:和音を分散的に鳴らす演奏法。
- ビブラート:音を震わせる演奏法。
- アレグロビバーチェ:速さを表す用語。「快活に速く」など。
- アジタート:速さを表す用語。「興奮して」など。
スパロボシリーズの名台詞
- 「ありがとう、AG。君はまるでデクテット……いや、それ以上のようだね」
「それがカプリッチオを奏でる……それもアニマートかつ、アパッシオナートで、さらにコン・フォーコで、ブリッランテに」
「フ、君に興味が尽きないということさ」 - エーストークにて。音楽用語の意味は前から順に「十重奏」「狂想曲」「熱情的に」「熱烈に、火のように」「華やかに、輝かしく」。
- 前半に意味深なフレーズを持ってきているが、読んでみるとAGが複数の存在の統合された人格と見ることも出来る。この意味は……。
- 「形式なんてものは音の前には無意味だよ。ただ素直に、あるがままのメロディに身を委ねればいい」
「もしかしたらスズネ先生の変化も、素直に受け入れれば何のことはないかも知れないな」
「要するに、今の彼女こそが彼女の真の姿だということさ」 - 時獄篇第35話「災厄の襲来」にて、スズネの変化(裏スズネ)についてのミーティングの最中の一言。
- 何気にとんでもない事を言っているが、精神的な動きに敏感なシュレードの言だけに無碍にはしにくい。何より、この内容が事実であることが本編・DLC問わず随所で示唆されているのが……。
- 「俺にとっての未来…勝利…。それは…生きることだ!」
- 時獄篇第54話「ephemera」より。劣勢の中で力尽きかけたところにバサラの発破を受けて立ち直る。
- 「これが俺の見つけた最後の旋律…! 無から生み出されたる真のアクエリオンの音楽…! そう、始まりの曲!生きるということは刻むという事だ。生命を奏で、刻みつけ、君達と進む道を切り拓こう…!こんなこと…以前は…夢にも思わなかった…。誰かと共に生命を奏でようなんて…今、新たな神話が生まれる!」
- 同ステージより。死の運命を打ち破り、シュレードが見つけた最後の旋律はアクエリオンに新たな力を齎し、死の使いたちを退散させることに成功した。
余談
- 上述の通り、友人のカイエンの事を一方的に「親友」と呼ぶ絡んでくる様から(彼女の言動も相まって)放送当時の視聴者からはホモキャラ扱いされる事も多く、彼が弾くピアノとして用いられた劇伴「漆黒のカデンツア」に対して「ホモの調べ」等という通称が付いたりもしていた。
- シュレードの退場シーンでは眼鏡が割れた演出があったため、「また眼鏡が割れた」と視聴者から言われた事も。
- ……尤もあちらの眼鏡と違い、前述のアクエリオンスパーダの武装の観点からスパロボにおいてシュレードは死なせるメリットが一切ないのである意味対極の存在といえる。