セシル・クルーミー

2015年10月12日 (月) 13:27時点におけるオオクラ (トーク | 投稿記録)による版

セシル・クルーミー(Cecile Croomy)

神聖ブリタニア帝国所属の特派(特別派遣嚮導技術部)の研究員。ロイドは上司。立場はデータ収集や庶務を担当しておりロイドの助手というイメージがつきまといがちだが、自身も研究者としても熱心な人物。フロートシステムの技術に精通しており、R2後半に登場したエナジーウィングの開発者である。 世話好きなお姉さんのような人柄で、枢木スザクに学校に行かせたりと何かと気にかけている。一方、上司のロイドには色々と容赦が無い。

なお、料理好きなのだがすさまじい味覚音痴で、「ジャムおにぎり」や「わさびサンドイッチ」など彼女の作る料理はまず本人以外(ジノを除く)の口に合わない代物となる。ちなみに中々のプロポーションをしており、やたらと露出度の高いドレスを着た事もあった。

本編の数年後にはいろいろと思うところがあったらしく、ロイドとも袂を分かってKMF博物館の館長に就任している。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
ほぼ原作通りの出番。一時的にスザク、ロイドと共にZEXISに出向しているが特には目立たない。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ボイス有り。皇帝ルルーシュがダモクレスで出撃する際には掛け合い要員で喋る。そのため、黒の騎士団ルートでは戦闘で声を聴く機会はない。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
第1章時点では追加ミッション「白き騎士」に登場。スザクやロイドと共に惑星Ziに飛ばされている。ランスロットの掛け合い要員としてボイス有り。

人間関係

ロイド・アスプルンド
同僚で、上司。上手く彼を垂らしこめている。
枢木スザク
彼を引き取り、弟的な世話をしている。彼が人間としては心にどこか壊れていることを察している。
シュナイゼル・エル・ブリタニア
上司。
ラクシャータ・チャウラー
学生時代の同僚。第1期EDの過去のシーンではラクシャータの髪は短く、セシルはロングヘアーと現在と逆である。一体何があったのだろうか?
ジノ・ヴァインベルグ
小説版の記述ではセシルの手料理は彼の好みに合っていたらしい。その事をスザクが知った際には絶句された。
ミレイ・アッシュフォード
ロイドが彼女とのお見合いを軍の基地で行なった際に知り合う。ロイドがまともな交際などできる人間ではないのでその婚約者になった彼女に同情している。

名台詞

「教えて差し上げましょうか?」
ロイドが「その矛盾はさ、いつか君を殺すよ」というスザクの矛盾に対し、その発言に怒り心頭となり、心静かな柔らかい笑顔で返した際の台詞。その後、鉄拳制裁を行った…。
ロイド「この……」
セシル「朴念仁!!」
トウキョウ租界での決戦時において、スザクがランスロット・コンクエスターで紅蓮聖天八極式と戦闘に陥った際の台詞。
両機のスペック差は絶対的なものであり、開発者である二人はそれを知るがゆえにスザクに撤退を促したのだが、当のスザクは「目の前にゼロがいる」と応じなかったために飛び出した台詞がこれ。なお「朴念仁」は恋愛漫画などで自身の恋愛沙汰に疎い人間に対してよく使われる言葉だが、本来は「頑固で物分かりの悪い人」「わからずや」という意味であり、ここでの台詞の意味もこちらに該当する。
「スザク君、あなたはフレイヤを撃たない覚悟も必要だと言っていたわね。」
スザク「セシルさん、兵器とはそもそもなんでしょう?」
「枢木卿…子供の議論をするつもり?」
トウキョウ決戦後、スザクがフレイヤを撃ったことで大惨事を引き起こしたにもかかわらず、当人が開き直ったような態度で帰投してきたため、この台詞で嗜めた。ギアスのことをしらないセシルからすれば、スザクの一連の行動はニーナを窘めておきながら、自分たちの撤退指示を意地を張って無視した挙句に追い詰められてフレイヤを撃ったようにしか見えないため、スザクのこの態度が意地を張っている子供のように見えたのだろう。しかし、相手がスザクとはいえ、「核などの大量破壊兵器の存在意義(スザクは言外に「兵器は撃つために使うもの」と言っているようなものである)」を「子供の議論」で一蹴するセシルのこの台詞は地味に考えさせられる台詞である。
スパロボ参戦作品のキャラには、それこそスザクの言う「兵器は撃つために使うもの」という理屈で核兵器やそれに準ずる兵器躊躇なくバカスカ使用した人間が何人かいるので…。

搭乗機体・関連機体

サザーランド(実験機)
無印の最終回でセシルが搭乗した白いカラーリングのサザーランド。行動不能となったスザクのランスロットを救出・修理した。
ランスロット・アルビオン
彼女が開発したエナジーウイングを採用。
紅蓮聖天八極式
ロイドと共に改造したアルビオンの採用技術を転用、結果的アルビオン以上の機体性能を発揮。