ナナジン

2014年11月20日 (木) 15:34時点におけるナイス (トーク | 投稿記録)による版

ナナジン(Nanajin/七神)

リーンの翼』の主人公機である試作型オーラバトラー。エイサップがヒップ・クレネ城から脱出する際に乗り込んだ。ホウジョウ軍の新型だが、コトの成り行きからサコミズによって地上人のエイサップに与えられた。スペックそのものはサコミズの搭乗機であるオウカオーに匹敵するほど高いのだが、まともに扱える人間がおらず格納庫に死蔵されていた。

スマートで細身のデザインが特徴で、ボディカラーは水色。『リーンの翼』に登場する他のオーラバトラーと同じく侍のデザインが基本だが、頭部など機体各所に西洋風の意匠がちりばめられている。モチーフはトンボ。左脚の裏側には、唯一の武器であるオーラソードを装着している。

なお、実は正式な名称が存在しておらず(小説版では便宜的に「開発番号九○九」)、エイサップ自身も特に名前を付けていない。「ナナジン」という呼称は、エイサップがこの機体を「名無し」と呼んだ際、これをサコミズが七福神を元とする「ナナジン」と聞き間違えたのが始まりで、以後はエイサップも通称としてこの名前を使用している。

初戦ではオウカオーに敗北を喫するも、以後はエイサップの習熟とオーラ力の高まりによって他を凌駕する戦闘力を発揮していく。リーンの翼によって見せられた過去の情景を抜け、地上世界に出た際にはエイサップのオーラ力を受け、アッカナナジンへと(何の前触れも説明も無く)変貌した。

主人公機だけあって見せ場は多いのだが、サコミズ&オウカオーのインパクトが強すぎるため、少々影が薄い。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
スパロボ初登場。12話「ホウジョウの王」で原作通りのデビューを果たすが(名前を間違えられる流れも再現)、クロスオーバーの都合上いきなり地上に出ることになる。ちなみに、製作者はショット・ウェポン
高機動接近戦型のリアル系で、「超高速回避」と素の運動性によって滅多に被弾することはない。ただし、エイサップもエレボスも「加速」を持っていない(エレボスは「追風」)ため、ビルバインに比べると進撃力で譲る。もっとも機体ボーナスで移動力がプラスされるため結果的にはそれほどの差はない。戦闘演出はどちらかというと地味目で、アッカナナジンにパワーアップしてからが本番。

その他

Another Century's Episode 2
スパロボに先駆けて登場。当時は原作未完なのでアッカナナジンはなし。剣以外にガダやオーラシップ砲を装備していた(武装に関してはACE3も同様)。ちなみに羽音がやたらうるさい。
Another Century's Episode 3 THE FINAL
スパロボに先駆けて登場。この機体の経験値を一定以上得るとアッカナナジンが使用可能になる。羽音がなくなった。

装備・機能

武装・必殺技

武装

オーラソード
左脚の裏にマウントしている刀。唯一の武装。
位置の都合上、出す時はくるりと一回転する演出が入る。

必殺技

オーラフレイムショット
ナナジン固有の技といえるのがこれ。オーラ力の炎で刀身を覆い、ソードを振るって撃ち出す。
オーラフレイムソード
「翼」版オーラ斬り。オーラ力の炎で刀身を覆い、斬りつける。
エイサップ(と一瞬だけエレボス)のカットインが入る。
ハイパーオーラフレイムソード
最強技。超加速をかけて3連撃を叩き込む。
フィニッシュ演出はあるが、アッカナナジンに比べると地味。使うにはオーラ力L3が必要だが、普通に進めると参戦時点でのエイサップはL2なのですぐには使えない。L3にはレベル17で到達する。

特殊能力

剣装備
斬り払いを発動。
超高速回避
分身。
HP回復L1
EN回復L1
リーンの翼オーラバトラーは標準的に所持している特殊能力
ダンバイン系オーラバトラーと違いオーラバリアがないため防御力は劣るが継戦能力に長ける

移動タイプ

オーラバトラーなので当然飛行可能。

サイズ

S

機体ボーナス

初期段階:運動性+5 CRT補正+10
第二段階:運動性+10 CRT補正+15 移動力+1
第三段階:運動性+20 CRT補正+20 移動力+2
最終段階:運動性+30 CRT補正+30 移動力+2 格闘武器+100
高機動接近戦型のリアル系らしいボーナス。

機体BGM

「MY FATE」

余談

初期設定ではアマルガン陣営らが開発したオーラバトラー「ギム・ゲラング」という設定だったが「主人公機でそういう名前はどうなのか」というスタッフの反発に遭い改名を余儀なくされる。
その後、一向に名前は決まらないまま制作は進んでいくが、絵コンテに富野監督自らが仮称として「名無し」を用いていたのをスタッフが発見した事により現在の名前となったという逸話がある。

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