超人将軍ユリシーザーは『グレートマジンガー』および『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』の登場キャラクター。
ユリシーザー | |
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登場作品 | |
声優 | |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 人間型戦闘獣 |
所属組織 | ミケーネ帝国 |
所属部隊 | 人間型戦闘獣軍団 |
役職 | 将軍 |
称号 | 超人将軍 |
概要
グレートマジンガー
ミケーネ帝国の七大将軍の1人で、人間型戦闘獣軍団を率いている。
7人の中で最も出番が多く、軍団に所属する戦闘獣の数も多い。血気盛んでプライドが高く、他の将軍とも度々衝突することがあった。諜報軍の指令で戦わなければならない時などは、あからさまに不満の声をあげていたほど。
部下の人間型戦闘獣自体、作中に登場した全ての戦闘獣のうち5割以上占める多さもあり、彼自身7人の将軍のうち最も出番が多かった(他の将軍のまともな出番が5.6回程度に比べ、ユリシーザーのみ10回以上も登場している)。また暗黒大将軍に気に入られており、第23話で魔魚将軍アンゴラスと共に闇の帝王の怒りを受けた際も、第24話で暗黒大将軍が働きかけて、ユリシーザーのみ早めに現場復帰した。
第53話で無敵要塞デモニカ上でマジンガーZに戦いを挑むが、かなりあっさりといなされ地獄大元帥と撤退したが、投げつけた頭部をルストハリケーンで跳ね返された際、胸部の本体の顔に直撃しており、これが致命傷になって死亡したと思われる。
永井豪の漫画版では、終盤に光子力研究所攻撃指揮官を務め、猛獣型戦闘獣グレートマンモスに騎乗する。しかし、援軍に現れたグレートマジンガーのサンダーブレークに敗れ去る。また、髪飾りが常に炎上している様に書かれている(TVでは光子力ビームを受け発火した)。
桜多吾作の漫画版ではミケーネの祝勝会で勝ち戦に酔っていたところ、特攻してきた剣鉄也の自爆攻撃に巻き込まれ地獄大元帥もろとも爆死したように思われていたが、続編『UFOロボ グレンダイザー』で生存していた事が判明。しかし同エピソードでミケーネ帝国が完全に滅亡してしまった為、最終的にどうなったかは生死も含め不明のまま終わっている。
マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
ミケーネ7つの軍団の一角である人間型戦闘獣軍団の長。デザインは『グレートマジンガー』時の原案ラフデザインを元にアレンジされており、全体の色も原作では紫だったのがホワイトになり、永井豪版同様髪飾りが炎上していて、本体の人面の位置も髪飾りに変更されている。
原作ではパワーアップしていたとはいえ、マジンガーZに軽くあしわれていたが、本作ではエジプトにて、バイオンβをパイロットごと頭飾りによるブーメランで瞬殺するなど、強さはTV版を超えていた。
悪霊将軍ハーディアス、妖爬虫将軍ドレイドウと共に光子力研究所へ攻め入るが、マジンカイザーのルストトルネードで風化してしまった。
真マジンガー 衝撃! Z編
最終回では、あしゅら男爵の自害による儀式によって復活したミケーネの神々の一柱として、シルエットのみの姿で登場。
真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍
スカラベス、ライガーンと共にグレートマジンガーと死闘を行い、先にスカラベスを倒されるがライガーンとの協力戦術によって後一歩の所まで追い込んでいる(この時グレートが落としたマジンガーブレードを奪い、グレートの左足を切り落としている)。しかしミケーネの本拠地から帰還した甲児が行ったTFOの特攻でライガーンが倒された事に気を取られた所をグレートブーメランによって討ち取られた。
登場作品と役柄
人間型戦闘獣自体は、絶対数自体が多いということもあって『グレートマジンガー』が参戦するたびに出てくるが、ユリシーザー自身がスパロボに出る頻度は少ない。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。声は代役として西村知道氏が担当。
- スーパー系では第1話からの登場。序盤は万能要塞ミケロスに乗っているが、終盤以降は自ら戦場に立つ。第41話「恐怖!日本制圧作戦!! -前編-」では、科学要塞研究所侵攻の先陣を切り、迎撃ミサイルを全て打ち落とすなどの活躍を見せる。パイロットとしての能力値は高く、小隊長能力の「命中率+20%」も厄介。しかしユニットとしては特殊能力も全体攻撃も持たないので対処はしやすい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- OVA版。ジョナサンにあっさりと殺されてしまう。マジンカイザーが退治した3人の将軍のうち、何故かユリシーザーだけがユニットとして登場しない。また、顔グラフィックが何故か戦闘獣としての頭部になっており、ユリシーザーだけ本体の顔ではない。
- スーパーロボット大戦W
- OVA版。今回もあっさり退場する上に戦闘なし。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 劇中ではあまり発揮する機会のなかった格闘能力。『第2次α』では腰のブースターを吹かして相手まで飛んで行き、殴りつける。
- ヘッドアタック
- 原作最後の出番第53話にして使った、戦闘獣としての頭を敵に投げつける荒技。しかし、あっさりとマジンガーZのルストハリケーンに跳ね返された。
- ゲーム中では射程が9もあり、結構手を焼く。
- ナイフ
- 両腰に備えたナイフ。第2話で闇の仕掛け人と恐れられる戦闘獣ガラリヤ(SRW未登場)の実力を確かめるために使ったが、あっさり弾かれて自らがびびるはめに。
- 『第2次α』では単体では使用されず、格闘の〆に投げナイフとして相手に投げつける。原作を思えば、かなり格好いい使い方。
移動タイプ
サイズ
- M
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力
- 命中率+20%
- 『第2次α』で採用。
人間関係
- 闇の帝王
- 主君。
- 暗黒大将軍
- 上官。原作TV版、OVA版共に彼に大いに気に入られているようだ。
- 地獄大元帥
- 新しい上官。
- 獣魔将軍
- 設定上は上役。
- 妖爬虫将軍ドレイドウ
- 同僚。原作第8話では自分の部下を大事にする彼のスタンスとそりあわず、作戦の失敗をなすりつけあうなど、仲が悪かった。
- OVA版では一緒に光子力研究所へ攻め入る。
- 悪霊将軍ハーディアス
- 同僚。原作ではほとんど絡みはなかった。
- OVA版では一緒に光子力研究所へ攻め入る。
- 怪鳥将軍バーダラー
- 同僚。原作第32話で抜け駆けを狙う彼に文句を言った。
- 魔魚将軍アンゴラス
- 同僚。原作第22話にてゴーゴン大公に反目するユリシーザーを落ち着かせるなど、冷静な面を見せている。その後は協力してゴーゴン大公の足を引っ張り、闇の帝王から懲罰を喰らう。ただし、暗黒大将軍の恩情によってユリシーザーは早めに復帰した。
- 大昆虫将軍スカラベス、猛獣将軍ライガーン
- 同僚。ユリシーザーの性格か軍団の特徴なのか、他の将軍達とも同じく共同作戦を務める。
- アルゴス長官
- 諜報軍の長官。暗黒大将軍の恩赦によって復帰した後は、彼の指揮下となって出撃する事もあった。
- ゴーゴン大公
- 本来は格下の諜報軍士官だが、火山島基地建設の補助を命じられ、一時的に彼の部下にされる。
横柄な態度を不快に思い、アンゴラスと共に出し抜きを計った。 - ヤヌス侯爵
- 諜報軍士官。暗黒大将軍の恩赦によって復帰した後は、彼女と共同作戦を取る事が増えて行った。
- 東しゅん
- バイオンβの操縦者。OVA版にて、機体ごと斬殺する。
他作品との人間関係
- ジョナサン・グレーン
- 『J』では彼の載るバロンズゥにあっさり殺されてしまった。
名台詞
- 「ガラリヤ、ガラリヤ。お前は他の戦闘獣と争いそして傷つけ、この地下牢に繋がれた。ここから出たいか?」
「よぉーし出るがいい。但し自分の力で。さすれば暗黒大将軍に話してお前の罪を許してやろう」 - 第2話「地獄の使者!! 闇の仕掛人ガラリヤ」より。かつてユリシーザーの語る通りに罪を犯した腕利きの戦闘獣ガラリヤ。その中で己が愛用武器である柄のない両斧のようなものを研いでいた時に。ユリシーザーは小さな格子越しに語り掛け、「ここから出たいか?」との問いにガラリヤは無言で頷き、ユリシーザーも「自分の力で」との己が実力込みでの条件付きで了承する…のだが、途端にガラリヤは足枷の鎖を斬り、格子をも斬ったと思ったらいつの間にか壁も壊したのか脱出して走り出しては、扉や迎撃に来た一般兵らしき戦闘獣達を蹴散らし、進撃するのだった。
- 「ならば、血も涙もない冷酷無惨な殺し屋、名付けて闇の仕掛人ガラリヤを使って、グレートマジンガーを倒すのです」
- 同話にて。ガラリヤ脱獄した事態が暗黒大将軍や他の将軍達にも知れ渡り、暗黒大将軍はガラリヤを再び捕らえて絞首刑にしようとするが、ユリシーザーは「脱獄させたのは私です(意訳)」と言い出しての爆弾発言をし、暗黒大将軍らは怒るがそこでグレートマジンガーという脅威を引き合いに出し、件のガラリヤをグレートと戦わせる事を説明させ、一同を納得させ、暗黒大将軍も一人の部下としてのごとく扱いだすのだった。
- 「バーダラー! 遅刻しておきながら抜け駆けとは、我々を愚弄するにも程があろう!」
- 第32話より。作戦会議に遅刻し、出撃命令を賜ろうとするバーダラーに対しての不満。
- 「おのれぇ! ユリシーザーの実力を見せてやる!」
- 第53話より。デモニカに攻め込まれ、光子力ビームで左腕を失うが、果敢にマジンガーZに戦いを挑んだ。
- 「ハハハハ! 戦い甲斐のない奴だ!」
- 『死闘!暗黒大将軍』より。バイオンβを圧倒。この直後、炎をまとった頭飾りをブーメランのように投げつけ、バイオンβを撃破する。
スパロボシリーズの名台詞
- 「な、何とおおおっ!」
- 『J』での最初で最期の台詞。プレイヤー部隊と戦う前にジョナサンにあっさり殺されてしまった。