フルメタル・パニック! シリーズ

2013年12月24日 (火) 10:42時点における事故石 (トーク | 投稿記録)による版

フルメタル・パニックシリーズ(Full Metal Panic Series)

「月刊ドラゴンマガジン」連載のライトノベル。幼少期から戦場に身を置き、生き抜いてきた兵士相良宗介を主人公にしたSFミリタリーアクション作品。学園コメディの短編シリーズも存在する。アニメ化され、更にスーパーロボット大戦シリーズにもアニメ版のクレジットで参戦した。

原作小説

当初は短編が「ドラゴンマガジン」に連載され、長編は書き下ろしという形を取る(ドラゴンマガジンの基本パターン)。短編を終わらせ、一時期長編が連載に移行したが、程なく書き下ろしに戻った。クライマックス直前の場面で終わった巻から2年以上続刊が出ず、ファンをやきもきさせていたが、2010年7月・8月に最終話上下巻が刊行され、およそ12年の連載を経て完結を迎えた。

短編シリーズは2011年8月に既存の未収録分エピソードを収録した9冊目が発売され一先ず完結、以降の続刊は未定となっている。
同日には実質続編ともいえる別作者の外伝作品『フルメタル・パニック! アナザー』の刊行もスタートした。

登場作品と役柄

2作ともアニメ版名義での参戦だが、アニメ版と原作では作風など大きく異なるため、原作版での参戦を望むファンが多い。 さらに、アニメ版三作品目のTSRはスーパーロボット大戦Wに参戦こそしているのだが、基本的にスーパーロボット大戦Jの使い回しだったため、TSRでメカデザインが変更されたのにも関わらず、第一作品目のメカデザインでTSRのストーリーをなぞる事となった。 シリーズの本筋の謎や伏線が解き明かされるのはアニメ化されてない後半エピソードであり、さらには『J』や『W』はその小説版での種明かしがされる前(に開発されているため、これらのスパロボシリーズではクロスオーバーを駆使して小説版とは全く異なる独自の解釈で伏線解消に努めている。

しかし2013年発売のスーパーロボット大戦UXには「鉄のラインバレル」が映像化していない原作漫画版設定で参戦しているため、本作でアニメ化されていないストーリーを再現できる可能性自体は残されている。

スーパーロボット大戦J
アニメ版第1作と『ふもっふ』が参戦。
スーパーロボット大戦W
Jの2作と『TSR』も参戦。

長編

戦うボーイ・ミーツ・ガール 1998年9月発売
疾るワン・ナイト・スタンド 1999年3月発売
揺れるイントゥ・ザ・ブルー 2000年2月発売
終わるデイ・バイ・デイ (上) 2000年11月発売
終わるデイ・バイ・デイ (下) 2001年4月発売
踊るベリー・メリー・クリスマス 2003年3月発売
つづくオン・マイ・オウン 2004年10月発売
燃えるワン・マン・フォース 2006年1月発売
つどうメイク・マイ・デイ 2007年3月発売
せまるニック・オブ・タイム 2008年2月発売
ずっと、スタンド・バイ・ミー (上) 2010年7月発売
ずっと、スタンド・バイ・ミー (下) 2010年8月発売

2008年10月に新装版が発売され、カバーイラストが一新された。

短編

放っておけない一匹狼? 1998年12月発売
本気になれない二死満塁? 1999年5月発売
自慢にならない三冠王? 1999年10月発売
同情できない四面楚歌? 2000年6月発売
どうにもならない五里霧中? 2001年10月発売
あてにならない六法全書? 2002年6月発売
安心できない七つ道具? 2003年7月発売
悩んでられない八方塞がり? 2005年7月発売
マジで危ない九死に一生? 2011年8月12日発売

短編(ミスリル

音程は哀しく、射程は遠く ―サイドアームズ― 2004年4月発売
極北からの声 ―サイドアームズ2― 2006年7月発売

スピンアウト作品

フルメタル・パニック! アナザー 1 2011年8月20日発売

アニメ作品

フルメタル・パニック! 2002年1月15日 CS
フルメタル・パニック?ふもっふ 2003年8月 TV
フルメタル・パニック! The Second Raid 2005年7月13日 CS
フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA わりとヒマな戦隊長の一日 2006年5月26日 OVA

これらは後に地上波UHF枠とBS11にて2008年から1年をかけて3部作共に放送されている。

資料リンク

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