トロワ・バートン
トロワ・バートンは『新機動戦記ガンダムW』および『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場人物。
トロワ・バートン | |
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外国語表記 | Trowa Barton[1] |
登場作品 | |
声優 | 中原茂 |
デザイン | 村瀬修功 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | 不明(トロワ自身も知らない) |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 不明 |
出身 | 不明(設定では推定L3コロニー群だが、地球である可能性も高い) |
身長 | 160 cm |
体重 | 44 kg |
髪色 | マスタードブラウン |
瞳の色 | ダークグリーン |
所属 | 兵士→バートン財団→フリーランス |
役職 | ガンダムヘビーアームズ・パイロット |
概要
新機動戦記ガンダムW
出身、年齢、所属、全てが謎に包まれた少年。ヒイロ・ユイと同じく自らを戦うために作られた兵器として認知しており、任務のために必要とあれば自身の命を賭すことも厭わない。
10歳の頃から傭兵としてモビルスーツを操縦しており、その的確な状況判断と過去の経験を生かしてか、先読み能力は5人のガンダムパイロットの中でトップ。寡黙で必要な事以外はほとんど話さない(ただしガンダムに乗ると喋りだす)が、面倒見は良く、猛獣にも好かれる素質を持つ。自身を兵器として認知している反面、戦いを好む者たちの中で生きていかねばならない寂しさを垣間見せることもある。
身体能力もかなりのもので、ジャンプや回転といった身の軽さを生かした技をこなせることから、対OZ破壊工作時はサーカス団のピエロ役をカモフラージュとして用いており、巡業をしながらを任務を遂行していた。しかしこのサーカス団は身寄りのないトロワにとって家族のような存在となっており、戦いが終わった後は再びこのサーカス団に戻りピエロ役を続けている。尚、サーカス団で特に親しい存在であったキャスリン・ブルームは、幼い頃両親、そして生まれたばかりの弟トリトン・ブルームを火災で失い、トロワ自身にも背中に本人の覚えがない火傷跡が存在しているが、トロワがトリトンであるか否かの真相は不明のままである。
トレーズ・クシュリナーダとの決闘で敗退し落ち込む張五飛をサーカス団に連れて来たり、自爆を敢行して瀕死のヒイロを介抱し、彼の贖罪の旅にも付き合い、ヒイロとゼクス・マーキスの決闘の際は、ヒイロにガンダムヘビーアームズを貸し与え、左腕が完治していないヒイロを気遣い、ヘビーアームズの左腕にビームサーベルを仕込む改造も施すなど、他のガンダムパイロットたちをサポートしたシーンが目立った。
舞台が宇宙に移ってからは、月面基地にOZ宇宙軍として潜入し、捕まったヒイロ、デュオ・マックスウェル、五飛をOZ兵士としての権限を使いサポートした。さらに、ゼロシステムによって狂ったカトル・ラバーバ・ウィナーが正気に戻れたのも彼の命を賭けての説得があってこそである。それが原因で記憶喪失になってしまうが、宇宙に巡業しにきていたサーカス団と再会、再びそこに身を寄せる。しかし身体に染みついた戦いの本能と、大事な人を護りたいという願いから再び戦場へ戻ることを決意。カトルらの協力もあって記憶を取り戻すことに成功した彼はリーブラ攻防戦において無事に生還、キャスリンの待つサーカスへと帰って行った。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
劇中、トロワが「トロワ・バートン」と名乗る切っ掛けになった出来事が語られる。「トロワ・バートン」という名前はデキム・バートンの息子のものであり、死亡した彼の代わりに名前を引き継いでオペレーション・メテオに参加しただけなので、彼の本名ではない。その名前を名乗るまでは名前すらない「名無しの兵士」だった(当時の仲間たちも一言も喋らない為、彼を呼ぶときは『名無し』と言っていた。なお、彼は戦場と帰る場所を求めて放浪を続けていたが、宇宙には戦場がなかったため、この時は整備士という立場だった。しかも割と天職だったらしい)。この時、彼は地球にいる家族を守るために本物の「トロワ・バートン」を殺し、その罪悪感に苛まれるヘビーアームズの技師(ドクトルSの助手)に同情して自らが「トロワ・バートン」を名乗る(記録上でもなりかわったため、「トロワ・バートン」は生きていることになる)事を提案している。つまり、彼はヒイロ達とは違ってオペレーション・メテオのための特別な訓練を何一つ受けていない。しかし10才の頃からMSリーオーに乗っているため、その腕前は高い。
マリーメイア軍に「ラルフ・カート」[2]という名で潜入していたが、デキムにあっさりと正体を見破られてしまう。その後はカトル・ラバーバ・ウィナーとデュオ・マックスウェルと共に地球に降下し、ゼクス・マーキス達とサーペントの大部隊と戦闘を繰り広げる。
戦乱後は、ヘビーアームズを爆破させ、キャスリンの元へと帰っている。
相変わらずの身体能力の高さを見せつけるが、本作で筋肉質の体型であることが発覚し、前半で裸サスペンダー+筋肉という中々衝撃的な姿を披露した。
登場作品と役柄
TV版で登場する場合は、敵として登場。のちに自軍に参戦する。また、原作通りゼロシステムに翻弄され暴走するカトルの説得イベントが用意されている。
EW版で登場する場合もマリーメイア軍などの敵軍に潜入しているため敵として登場。マリーメイア軍時の搭乗機は作品によって異なる。原作通りサーペントの場合と、ガンダムヘビーアームズ改(EW版)の場合とがある。そのうちゼクスとノインがサーペントに囲まれているところにデュオとカトルと駆けつけ味方になるというのがパターン。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。本作では敵パイロット。主人公選択でスーパー系を選んでいる場合は序盤からDVE付きで出現。
- 高い射撃値から繰り出す、射程1-7のビームガトリングガンとMAP兵器のマイクロミサイルが驚異。ただヘビーアームズの運動性がイマイチなので、回避に優れたニュータイプや聖戦士をぶつければ容易い相手。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 原作通り、コロニーを盾に取られて自爆したヒイロを助け出す。自爆に関するヒイロからの忠告に爆笑するシーンも再現。中盤はカトルの説得で仲間にできるが後に離脱、終盤で仲間にできるかNPCのまま終わるかはルート次第。終盤で仲間になった際に、どこで手に入れたのかウイングゼロのカスタム用パーツを持ってくる。
- 『F』で述べた通り射撃値はW系パイロットでも特に高いのだが、命中率を補う精神コマンドが無い為、運動性の低いヘビーアームズとの相性ははっきり言って良くない。本作でのトロワの精神コマンドは戦闘系とサポート系が混在しており、最前線でのアタッカーにはそもそも向いていない。運動性・移動力・移動後射程に優れるデスサイズに乗り換えて、後方からの削り役・みがわり&かく乱でのサポートに徹してもらうのが有効な使い道だろう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ティターンズに潜入しているため、自軍の敵として登場し、中盤から自軍に参加する。原作通り、カトルに撃墜された後に記憶を失う展開が再現される。能力は改善され、待望の必中を習得した。他の4人に比べ、乗機の最終型の能力が振るわないので不遇。終盤トールギスIIIに乗せてもいい。PS版では魂を覚える。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 回避が飛躍的に上昇。ただし、『α外伝』に準拠し魂を習得しなくなった。今回はガンダムヘビーアームズカスタムが強力なので乗り換える必要はない。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 序盤、マリーメイア軍に潜入し、敵として登場するがすぐに仲間になる。射撃が若干上昇し、友情・魂が集中・加速へと変化。最初から援護を習得し、ヘビーアームズも弾数増加など強化されたため、トロワの援護の活かし方次第で活躍する局面が広がった。必中があるためゼロカスタムとの相性も良いが、格闘も低くはないのでどの機体にも対応できる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 台詞に新規収録が入った。元より射程の長いヘビーアームズに「射程+1」の小隊長能力は相性抜群。熱血の消費SPが多めだが、SPアップの初期取得で相殺。Lv7までしか育たないのでさらに+2伸ばしたい。防御系精神が鉄壁のみなのは残念だが、射程を強化すれば一方的な攻撃も可能。早期習得する必中との相性も良い。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- リアル系ルート序盤では張五飛と共にザフトに所属。トロワにしては珍しく、スパイとしての潜入というわけでなく本気で所属している。終始αナンバーズ側のクォヴレールートでは敵対、逆に同じくザフトに身を寄せるセレーナルートでは味方としてαナンバーズと相対するが、いずれにせよ分岐終了までにαナンバーズに戻る。
- 『第2次α』から能力面の変更点はないが、直撃の適用範囲が広がり重要度が増した。愛機ヘビーアームズは全体的に強化され、長所の射程もさらに延長。射程2-9のフルオープンアタックはトロワの小隊長能力+強化パーツ枠×3+フル改造ボーナスで最大射程14(狙撃使用時はさらに+2)まで達する。フェイズシフト装甲を嫌うならトールギスIIIへの乗り換えも一手だが、同機の加入タイミングは第24話「戦神の星で」とやや遅め。全体攻撃を生かした雑魚散らしだけでも十分に活躍でき、中盤以降は直撃でのバリア突破も可能。Bセーブを習得すると特殊台詞があるが、ヘビーアームズは元々弾数が多いため、必要性までは微妙なところ。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 久々にTV版設定での参戦。第14話でカトルと共に自軍加入。フルオープンアタックがわずか気力110で使用可能なのが強み。早い段階でヒット&アウェイを習得させれば汎用火力として活躍でき、援護攻撃の鬼にもなる。早めに仲間になるので十分育成が可能である。他のW勢と比べると精神コマンドの消費が激しい。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 自爆したヒイロの介護、暴走したカトルに身を挺した説得など原作準拠の面倒見の良い場面が見られる。今作では記憶の取り戻し方が異なる。ダブルオーライザーのトランザムによりカトルの呼び掛けがダイレクトにトロワの心に届き記憶を取り戻す。また、トランザムの意識共有の中、キャスリンの呼び掛けに応じるが、戦うことでキャスリンもカトル、そして暴走するヒイロを守ると決意する。今作でもルートによっては早くから使用可能。残念ながら、ヒット&アウェイをデフォルトで所持していないので早めに習得させたいところ。援護攻撃に関しては、初めから連携攻撃もあり優秀。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 宇宙ルート「コロニー動乱」でテロリストとしてロンド・ベルのインダストリアル7行きを妨害する。一方でシンにネオ・ジオンの動向を通報している。
- 「永遠の円舞曲」から参戦。直後のトレーダーイベントやエースボーナスでは、意外にAGと愉快な会話をしていたりする。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 序盤の蒼の地球・日本ルートから参戦。音声が新規収録された。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 中盤から参戦。決して弱くはないが、武器が高性能な愛機・ヘビーアームズカスタムはW系最強のゼクスに乗機を奪われることも多々。能力は射撃重視の回避系だが、命中・回避に猛烈な補正のかかるニュータイプ勢に比べるとあまり避けられない。また2回行動可能レベルも56と絶望的なのが辛い。必修精神コマンドは自爆、熱血、魂。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- デフォルトで狙撃を持っているが、格闘攻撃が優遇されている本作ではやや不遇。得意を会得しているため気力が上がりやすく、ゼロシステムを発動させやすいためウイングゼロに向いている。乗り換えも考慮するといい。ただし、熱血を修得しないため攻撃の起点ではなく、援護攻撃を主体にした運用をするといい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ヘビーアームズカスタム固定パイロット。中盤以降から本格参戦。本作ではサポート回数が少ないため、援護攻撃の鬼としては機能しない。また、突撃を覚えたことにより、移動後にフルオープンアタックを使うことも可能になった。
- スーパーロボット大戦R
- ヘビーアームズカスタム固定パイロット。最初はスパイとしてネオ・ジオンに所属しているが、コロニー落としを阻止する際に自軍に加入する。
- スーパーロボット大戦D
- 記憶喪失でサーカスにいたところを発見される。ウイングガンダムゼロに乗って戦い記憶を取り戻す。性格が冷静に設定されたのだが、必中&鉄壁による反撃スタイルを得意とするトロワにとっては下方修正となった。原作同様にヴァイエイトに搭乗させ自軍で使用する事が可能。
- スーパーロボット大戦W
- ヘビーアームズ改(EW版)固定パイロット。性格が冷静で精神コマンドもスーパー系の物ばかりなので使い辛い。劇中では何故か「なぜなにナデシコ」の大ファンに(このシーンのインパクトの強さからかトロワの戦闘BGMを「なぜなにナデシコ」に変更するユーザーも出現している)。
- スーパーロボット大戦L
- ロゴスに近付くため今度はファントムペインに潜入。後半で加入する。流石の彼も今回の潜入には途中から内心ではウンザリ気味な様子を隠せないでいたが、外面はジブリールをして「生粋のブルーコスモス」と言わしめる。いかなる演技で通したのだろうか……。
- なお、基本的に味方時と敵時では顔グラフィックが変化する(味方時は穏やかで敵時は好戦的な表情になっている場合が多い)本作において、彼と五飛のみ左右反転するのみで一切変化がない。実はWの顔グラフィックを使い回しているが、敵に回った時も本質的には変わっていないという表現とも言える。
Scramble Commanderシリーズ
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- マナの国ルート第16話より登場。音声が新規収録された。
- 作中での性格や行動を反映してか、初期取得スキルに援護攻撃とサポートアタックを所持、さらにエースボーナスに「援護攻撃の与ダメージ1.2倍。援護攻撃に参加すると気力+5。」が設定されている。本作で援護攻撃のダメージアップのABを持っているのは他にはGレコのバララしかおらず、育成すれば作中屈指の援護攻撃役となる可能性を秘めている……のだが、肝心の乗機は、最大火力・射程・弾数と多方面で物足りない性能をしており(射程は狙撃である程度カバーできるが)、また移動力の低さから前線で援護ポジションにつくのも遅れがち。その資質を最大限生かすならば、W勢では唯一高い火力を持ち、射程・移動力も申し分のないウイングガンダムゼロへの乗り換えも視野に入るだろう。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 『F完結編』の反省を踏まえてか2回行動可能レベルがLv40とかなり改善され、能力的にも底上げされた(相変わらず必中と集中はないが)。原作通りに一度抜けて記憶喪失になって再加入する。その後は、ゼロシステムによって記憶を取り戻すが、インターミッション中の会話で触れられるのみなので、割とあっさり気味な記憶回復である。独立軍ルートだと、カトルらと再会するより前にキャスリン達を守るために記憶喪失のままハワードが改修した愛機で戦っていたらしい。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ガンダムヘビーアームズ改(EW版)とサーペントのパイロット。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ガンダムヘビーアームズ改(EW版)のパイロット。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part9より追加参戦。ガンダムヘビーアームズ改(EW版)のパイロット。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- ヘビーアームズに乗り、スポット参戦の味方として初登場。後にルート次第で中ボスとしても現れる。最終的には仲間に加わる。
- Another Century's Episode
パイロットステータス
能力値
射撃系であるヘビーアームズのパイロットのため、射撃重視な能力値。現在では全体的に高めの能力を持つが、過去作品では回避がガンダム系主力パイロットの割には低く、防御もW系パイロットにしては低く防御面に難点があった。
ちなみに、参戦当初(『F』や『64』)はヒイロよりも射撃が高かった(当時のヒイロは射撃と格闘のバランス型の能力で、トロワは当初から完全な射撃よりの能力であった)。
精神コマンド
W系のお約束として自爆を常に持っていたが、近年ではそのコマンド自体が存在しなくなり、習得しなくなっている。集中をほぼ覚えないためリアル系のオーソドックスな戦法で戦うと使い辛いが、必中と鉄壁をよく覚える傾向があり、硬い守りで反撃というスタイルの戦闘には向く(ただし、性格が冷静の作品では被弾すると気力が下がるためそれが仇となることも)。得意とする援護攻撃においては集中より必中の方が役立つので、一概に集中がない事がデメリットとは言えない。
参戦を繰り返すにつれて突撃、狙撃など乗機の長射程をより生かせる精神コマンドを習得するようになった。参戦当初は、原作のカトル説得の再現か「みがわり」を覚えたこともあった。面倒見の良さを再現した信頼、友情を覚えることもある。
- F、F完結編、64
- 自爆、熱血、ひらめき、みがわり、かく乱、魂
- デュオやカトル、五飛にも共通する事だが、『F』や『64』の頃は命中率UP系の精神コマンドを一切覚えず、そもそも補正がない分ニュータイプ勢に劣る命中・回避能力を精神でもサポートできないという劣悪な扱いを受けていた。
- α
- 自爆、必中、ひらめき、熱血、友情、魂
- α for DC、α外伝
- 自爆、必中、ひらめき、熱血、集中、加速
- 第2次α、第3次α、W
- 鉄壁、狙撃、必中、熱血、直撃、かく乱
- 第2次Z
- 必中、信頼、狙撃、不屈、突撃、熱血
- 第3次Z
- 必中、信頼、不屈、狙撃、熱血
- COMPACT3
- 自爆、必中、鉄壁、集中、根性、突撃
- A(A PORTABLE)
- 自爆、必中、鉄壁、熱血、突撃、信頼
- R、D
- 自爆、必中、鉄壁、熱血、突撃、友情
- L
- 必中、狙撃、鉄壁、かく乱、熱血
- X
- 必中、信頼、不屈、狙撃、友情、熱血
- リンクバトラー
- ひらめき、熱血、みがわり、自爆、隠れ身、魂
- X-Ω
- 閃き、狙撃、友情
- DD
- 狙撃、不屈、直感、奇襲、集中、巧手
特殊技能(特殊スキル)
TV版で参戦していた頃は、切り払いとシールド防御が可能であったが、EW版で参戦する様になってからヘビーアームズカスタムに合わせて習得しなくなってきている。また、援護システムが導入されてからは、援護攻撃Lvの高さと射程の長さにより、援護射撃が得意なキャラとなった。
- F、F完結編、COMPACT、64
- シールド防御L7、切り払いL8
- α(DC版)
- シールド防御L9、切り払いL9
- α外伝
- 援護L2、シールド防御L3、切り払いL3
- 第2次α、第3次α
- 援護攻撃L2、援護防御L2、SPアップL7
- 第2次Z
- 底力L4、援護攻撃L2、連携攻撃
- 第3次Z時獄篇
- 底力L6、援護攻撃L2、サポートアタック
- 第3次Z天獄篇
- 底力L6、援護攻撃L2、サポートアタック、サバイバビリティ
- COMPACT3
- 援護攻撃L2、狙撃L2、得意
- 得意という珍しいスキルを会得している。
- A PORTABLE
- 援護攻撃L2
- R
- 援護攻撃L2、援護防御L2
- D
- シールド防御、斬り払い、撃ち落とし、援護攻撃L2、援護防御L2、コンボL2
- W
- 撃ち落とし、ヒット&アウェイ、援護攻撃L2、援護防御L2、マルチコンボL2
- X
- 底力L5、ガードL1、援護攻撃L2、サポートアタック
- DD
- アタッカー(トロワ)
- 攻撃力が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「熱血」(レベルが上がると「直撃」も追加される)がかかる。
- 気力限界突破(トロワ)
- 照準値が増加する。気力上限が増加する(LV20で追加される)。
- [+]見切り(トロワ)
- 攻撃力・照準値が増加する。気力120、150以上のとき、ステージ中一度だけ「集中」(レベルが上がると「不屈」も追加される)がかかる。
小隊長能力
エースボーナス
パイロットBGM
- 「JUST COMMUNICATION」
- 前期OPテーマ。 初登場の『F』、『64』などで採用。
- 「思春期を殺した少年の翼」
- 劇中BGM。
- 「LAST IMPRESSION」
- 「Endless Waltz」劇場版テーマ。『第2次α』、『COMPACT3』にて採用。
人間関係
- キャスリン・ブルーム
- サーカス団の花形スターで、ナイフ投げが特技。トロワのお姉さん的存在。実姉疑惑もあるが、お互いに確証がない以上、本当のところは永遠の謎である。
- ドクトルS
- 逆立った髪の毛と鼻あてが特徴的なガンダムヘビーアームズの製作者。トロワは元々ガンダムパイロットではないため、他のガンダムパイロットとは違って彼との個人的な関わりはなかった。しかし「名無し」の提案を聞いて、「殆ど関係ないにも関わらず狂った時代を引き受けてくれた」と内心では深く感謝しつつ彼にトロワ・バートンとしてヘビーアームズを任せた。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- ガンダムパイロットの中では特に仲が良く、一緒に演奏したりもする親友と呼べる間柄。それ故カトルがゼロシステムで暴走した際には動揺していたが、命を張って説得した。
- ヒイロ・ユイ
- 自爆した彼をトロワが介抱し、贖罪の旅にも同行した。彼の冗談(?)に爆笑させられたことも。
- デュオ・マックスウェル
- 記憶喪失中、彼に見つけられる。Aにて「貧乏神と疫病神」と言われる。
- 張五飛
- トレーズに敗れ意気消沈した彼を救ったのはトロワ。トロワは、語らずとも彼の心中を察することができる。EWにてマリーメイア軍に潜入するが、五飛に剣を向けられてしまう。
- レディ・アン
- OZが宇宙に進出した際に志願兵として潜入、彼女からMSのパイロットとしての能力を高く評価を受け“良い部下”とまで称された。だが指揮官として対面した後に淑女としての姿を見た時は、流石の彼も驚いていた。
- コミカライズ版では彼女にヒイロとミリアルドの決闘の映像を託しているので、彼女に対して一定の信頼があったのかもしれない。
- デキム・バートン
- 真のトロワ・バートンの父親。マリーメイア軍に潜入した際に見破られてしまった。
- トロワ・バートン
- デキムの息子である「真のトロワ・バートン」。彼の死後、名前を貰う。それより以前、真のオペレーションメテオに唯一反対しなかった(尤も、真のトロワ死亡後に「地球を潰す事に興味はない」と発言したが)整備士時代に、彼から気に入られて彼の姉と姪の写真を見せられていた。
- ミディ・アン
- 10歳頃に出会った少女。レディ・アンと名前が似ているが、関連性は不明。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 『α』でティターンズに潜入していた頃に、彼と交戦した際に、彼の機体の動きや戦闘パターンからシャアと酷似していると看破した。
- ララァ・スン
- 『COMPACT』では、直接言われてはいないがニュータイプ能力による予見から、ヒイロ達と共に「とてもいい子たち」と評されていた。
- カミーユ・ビダン
- 『α』では、任務でティターンズに潜入していた際に、彼のZの初陣で戦う事になる。また、『α外伝』では彼やヒイロ、デュオに自分が本物のトロワ・バートンではない事と、オペレーション・メテオの本当の内容を明かす。
- ブラン・ブルターク
- 『α』では、任務によってティターンズに潜入していた頃の一時的な上司。後に敵対する。
- ジュドー・アーシタ
- 『α外伝』では、わけあってマリーメイア軍の一員となり彼と敵対した際に、迷いながらも手加減せずに戦う覚悟を決めた彼を、静かに賞賛した。
- グレミー・トト
- 『R』では、一時的な上司。
- ラカン・ダカラン
- 『R』では、一時的な仲間。
アナザーガンダムシリーズ
- ロアビィ・ロイ
- 同じ重武装ガンダムのパイロット。『R』のシナリオ「ダブルエックス起動」では「撃ち合いなら負けないぜ」とライバル視される。
- フロスト兄弟(シャギア・フロスト、オルバ・フロスト)
- 『α外伝』では、戦争で世界を変えようとする彼等を兵士として役目を全うすべく止めようとする。また、「私の愛馬は凶暴です」が口癖のシャギアには「馬の能力だけで勝てると思っている騎手は良い騎手ではない」と冷静かつ痛烈な皮肉をお見舞いしている。『R』では、一時的に共同戦線を張る。
- アベル・バウアー
- 『R』では、一時的な仲間。
- カロン・ラット
- 『R』では、一時的な上司。
ガンダムSEEDシリーズ
- オルガ・サブナック
- 同じ重武装ガンダムのパイロット。『第3次α』で彼が戦死した際には手向けの言葉を投げる。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 『第3次α』ではザフトに潜入していた時の上官。
- ミハイル・コースト
- 『W』にて彼を病気扱いし、皮肉を浴びせる場面がある。
- シン・アスカ
- 『L』にて彼と戦うたび(事情があったとはいえ)ロゴスに味方していることを非難されていた。
- ロード・ジブリール
- 『L』にて連合に潜入した際、内心はすっかりうんざりしているものの、それを見せずに彼から信頼されるほどのブルーコスモスの演技で通したらしい。
リアル系
- セイナ
- 『W』では一時的に彼女と行動を共にしていた。
- ガウルン
- 『W』ではハイジャック戦にて共闘。後にダナン内部で収監された彼に撃たれて負傷するも、無事だった。
- 後の『第3次Z時獄篇』でも同様にダナン内部で彼を見張ることになるが、今回は直前に交代したため撃たれることはなかった。
- ル・シャッコ
- 『第3次Z時獄篇』において、共にガウルンの見張りをしている。共に無口と無愛想という共通点で、さしものガウルンも閉口していた模様。
- イネス・フレサンジュ
- 『W』ではなぜか「なぜなにナデシコ」のファンとなる。やってくれない時は「なぜなにナデシコはやらないのか?」と問う場面も。
スーパー系
- 三輪防人
- 『A』ではデュオやカトルと共に彼の不正を暴いた。
- 碇シンジ
- 『第3次α』でレプリ地球にてパレッス粒子に侵された際、カトルとシンジと一緒に音楽の演奏会を開こうとした。
- ギムレット
- 『W』ではトロワの監視を潜り抜け、ガウルンの脱走とかなめ及びテッサの誘拐を成し遂げている。トロワはこの件を相当な負い目に思ったらしく、宗介へのフォローには自責が多分に混ざっていた。
バンプレストオリジナル
- リュウセイ・ダテ
- 『α』でガンダムファイトを挑まれそうになる(『α』に『機動武闘伝Gガンダム』は未参戦)。
- ミオ・サスガ、プレシア・ゼノサキス、セニア・グラニア・ビルセイア
- 『α外伝』では、未来世界に飛ばされた際に、彼女達と行動を共にしていた。
- デスピニス
- 『R』では、一時的な仲間。
- ジョシュア・ラドクリフ
- 『D』ではかつて共にOZと戦った戦友同士。
- セレーナ・レシタール
- 『第3次α』ではザフトに潜入していた頃からの縁。
名台詞
TV版
- 「発見された以上は見逃せない。スペースポートの破壊が目的だったが……すべてを消滅させる」
- 第1話の第一声。重要拠点を攻撃している全身火薬庫ガンダムが発見されないことなどあり得るのだろうか。もっとも五飛が長江の地球圏統一連合海軍基地を襲撃した際も警戒が甘くあっさり接近に成功しているため、単に平和ボケした統一連合軍の手落ちだったのかもしれないが。
- 「戦闘記録001、記録者名、トロワとでも名乗っておこう…」
- 直後、機械的に敵を倒した後の台詞。「トロワ・バートン」を名乗るきっかけは後続作品での描写だが、番組開始時点で元々の名前は無いという設定が出来ていたことを示唆する台詞はこれ以外にも散見される。
- 「敵ではないものに牙は剥かない。獣は素直だ」
- サーカスのライオンに手を差し伸べての台詞。
- 「戦術的に見て、少数を倒すには退路を断ち、集中砲火を浴びせた方が確実な戦果を挙げられる。この場合、包囲・殲滅という敵の司令官の判断は正しい」
「だが…こちらの戦力を把握する前に、行動を起こすべきではなかった」 - 第3話、己の命を賭けてガンダムの戦闘データを得ようとするワーカー率いるOZの兵士に対し、トロワは淡々と状況を語る。単機での制圧能力を重視した、戦艦並みの砲撃力を持つ機体に対する作戦としては下策だと。
- 「早かったな…俺の死も…」
- 第3話にて弾切れになったところをエアリーズに襲われそうになった際のセリフ。もっとも、このセリフの直後助けが来たわけだが。
- 「名前なんか無い。どうしても呼びたければトロワだ。トロワ・バートンとでも呼んでくれ」
- 第5話でカトルの下から旅立つ際に名前を聞かれて。
- 「!? …ふふふ…ははははははっ!!」
- 第12話より、意識を回復したヒイロから「(自爆は)死ぬほど痛いぞ」と言われて。鉄面皮のヒイロが放った傑作な冗談ととったのか、感情が希薄なトロワには珍しく声を周囲に響かせるほどに爆笑した。声をあげて笑うトロワを見て、キャスリンは「トロワが声をあげて笑ってるなんて初めてじゃないかしら?」とこぼしている。
- 「始めるか…俺の自爆ショーを…」
- 第13話より。ヘビーアームズを狙うOZの襲撃を受け、交戦する前の独白。ヒイロの価値観と覚悟を知ったことで(弾薬が尽きたら)自爆すると決意した。
- 「その前に、俺を落とせ。貴様たちの甘さを、精算してくる!」
- 第15話。ヒイロ達をゼクスの元へ送り届けるために捨て駒となったノイン・・・を助けようとして戦場に戻り、まんまと砲火に晒された輸送機パイロットに対して一喝。トロワの語気に「怒り」「苛立ち」が滲んだ稀有な事例である。
- 「ガンダムを見たものは、生かして帰すわけにはいかない。それが任務だ」
- 戦意喪失したアハトに容赦なく攻撃するトロワ。この場面におけるアーミーナイフの攻撃は華麗で、しかし残酷である……。
- 「こんな戦い方をしなければならないとは……」
- 上記の台詞の直後、アハトを惨殺してからの独白。この際、トロワは操縦桿から指を離すことにさえ手間取り、機体からも降り損ねて滑り落ちるという体たらく。冷酷に徹することで、最も傷付いたのはトロワ自身だった。
- 「あまり宇宙の平和など考えたことはなかった。だから自分はOZ向きの人間だと思ったのだが。」
「オレは友好姿勢を取りながら宇宙を支配しようとするOZは気に入った。人は汚い手口と言うだろうが、オレには合っている」
「ずる賢い奴が認められるところだ。それがOZだ」 - OZに潜入するために志願兵として面接を受け、レディ・アンに対してOZのコロニーに対するスタンスを皮肉る。ここでレディに生まれた疑念が、後の彼女の行動とガンダムパイロット達の命運を決めることになる。
- 「俺の、涙か…」
- OZに潜入することは成功するものの、実力の高さから行方不明のガンダムパイロットと疑われた。疑いを晴らすため捕獲されたデスサイズを破壊。センサーでは何の感情も記録されなかったが、宙に浮く水滴を見て自分が無意識に泣いたことに気づく。EWの小説版ではトロワのガンダムに対する愛着のためとされている。
- 「そうだな…俺はここまでだ…!」
「カトル…コロニーとOZは、どんな形にせよ手を組んだ。これはひとつの戦争が終わったことを示している。それと同時にオレ達の任務も終了した。コロニーのために闘ってきた俺たちにとって、コロニーの考え方が変わったことは残念だ。しかしこれが戦争だ。受け入れるしかない。後は残された兵士の問題だな。オレ達の心の中の問題だけだ。なまじオレ達には、兵士として完璧な力が備わりすぎていた。真剣に戦ってきたが故、自分一人でもこの時代を変えられると考えてしまう。カトル、それはお前だけじゃない。みんなそうなんだ。でもその心は、優しい奴ほど追い込んでいく。オレ達の心の中は、オレ達自身が戦い、そして厳しく結論を見出さなくてはならない。今までの戦いが意味のないものになったとしてもだ。」
「認めなくてはならないらしい。オレ達は、この時代に必要のなくなった兵士なんだ。だからカトル、時代を受け容れよう。そして優しいカトルに戻ってくれないか。」
「何かがきっかけになって、カトルを冷静にできればいいのだが。何かがきっかけで……」 - いつもは無口なトロワだが、カトルを必死に説得しようとするシーンは長台詞も披露している。後述の台詞のように心を殺したと言いながらも優しさは忘れていないこと、戦士としてのあり方を確立していることが見える。そしてAC世界では「必要なくなった」はずの彼らだったが、時代は再び彼らを戦士として必要とする。
- 「あまりカトルを苛めるなよ、ヒイロ…」
- ヴァイエイトが撃破され、宇宙漂流になった際に。どこまでも世話焼きである。
- 「女はお前以上に傷つきやすい」
- リリーナの救出に向ったヒイロに対し、(彼独自の価値観から)女性に感化されての行動なのかとヒイロに失望の色を見せた五飛に発した言葉。トロワがキャスリンの心を酷く傷つけた経験からの言葉と思われる。またこれは、かつてトレーズに敗北した五飛の面倒を見たことに対しての含みもあり、ヒイロを非難する五飛をたしなめる言葉でもある。
- 「悲しいな、泣く事の出来ない女は」
- 第49話より、ドロシーに対して。
- 天獄篇では対ハマーンの特殊戦闘台詞として使われている。
- 「俺は戦い続けてきた。その度に俺は心を殺し続けてきた。だから、俺の心はとっくの昔に空っぽになっている。人間として生きている価値などないのかもしれない」
「しかし、生きなくてはならない」
「俺には、帰る場所がある」 - 最終話、トロワはこの台詞と共に、リーブラのコンピューターの配線を少しずつナイフで切りながらドロシーに生き延びることを促す。
EndlessWaltz
- 「バートン財団…あの男まだ諦めていなかったのか…。いや、ひょっとしてレイアの娘か。確かマリーメイアと言ったな…」
- 第1話。サーカスに来ていた不審な男たちを叩きのめし、奪ったIDカードを見て呟く。他の面々より内情に詳しかったとはいえ、この時点でデキムの目的に気づき行動を開始する。
- 「俺はトロワじゃない。物心ついた時から戦場にいる、名前もない兵士だ」
- 第2話、サーペントを駆りデュオの操縦するリーオーを攻撃しながら、トロワは『名無し』だった頃を回想する。
- 「名前などない…どうしても呼びたければ、『名無し』でいい。殺すつもりならそれでも構わないが、少しは抵抗するかも知れん」
- 第2話の回想シーン、ヘビーアームズの整備員として働いていた『名無し』。本物の「トロワ・バートン」を殺害する現場を目撃した彼は、両手を上げながら無抵抗の意思を示す。
- 「俺は名前がなくて少々不便だった。何なら、そいつの名前をもらってもいい」
「この機体は気に入っている…だが、地球を乗っ取る事に興味はない。ここの暮らしも悪くはないが、やはり俺には戦場という舞台が似合っているらしい」 - 殺害された本物のトロワの名をもらう時に。この瞬間、『名無し』は我々が知る『トロワ・バートン』を名乗ることになる。なお、不便だったと言っているが、小説版では内心では「名前がなくて困ったことなどない」と回想している。にも関わらず『名無し』が『トロワ・バートン』を名乗った理由は本物のトロワを殺してしまった技師が罪の意識に苛まれているのを見過ごせなかったためであった。無論、トロワが殺されたことにデキムが気づくのをしばらく誤魔化すためという狙いもあった。
- 「オペレーションメテオ。従来はガンダムの地球降下作戦のことをそう呼んでいたが、本来は全く別のものだった。コロニーの回転を上げてラグランジュポイントの均衡を破壊し、地球に落とす。その後、混乱に陥った地球をガンダムで制圧する。これが本来のオペレーションメテオの内容だ」
- 第2話。ゼクスとデキムのやり取りを補足するように「真のオペレーションメテオ」の詳細を解説する。そして明かされた真のオペレーションメテオとは、歴代ガンダムでも『X』でしか実行されなかった複数同時のコロニー落としであった。
- 「やはりオペレーションメテオはこう在るべきだ」
- ガンダムに乗り込んでから、デュオとカトル相手に呟いた台詞。マリーメイア軍の暴挙を阻止するべく仲間とガンダムだけで地球に降りる。しかし今度も「負ける戦争」。それでも「やはりオペレーションメテオはこう在るべき」だ。
- 「残り250機…一人50機の割り当てだ。MSを始末するだけなら何とかなるだろう」
- 最終話、苦戦するゼクスとノインの加勢に躍り出る時の台詞。トーラスで50機は厳しく感じられるのだが、トロワもノインの凄まじい力量を信用しているのだろう。
- 「こいつらはかつての俺達と同じだ。己の存在意義をデキムの口車に踊らされてるだけなんだ」
- マリーメイア軍と交戦中、旧・OZ兵士達の姿を見て。サーカスとキャスリンという”確たる居場所”を得たからこそ、彼らの姿を自分自身に重ねるように感じたのだろうか。
- デュオ「もう…なんにも残ってねぇ…。自爆装置で半分ぐらいは掃除できるが…どうする?」
- トロワ「いや、自爆するなら誰も巻き込むな。死ぬのは俺達だけで十分だ」
- デュオ「そ、そうだな…」
- とうとう弾薬もエネルギーも尽き、ガンダム3機に残された攻撃材料は自爆装置だけ。窮地に立ってもなお「戦闘によって誰も殺さない」断固たる決意をトロワは見せる。しかしその直後、ロックオンの作動音が聞こえ、上空を見上げるとツインバスターライフルを構えたウイングガンダムゼロの姿があった。
他媒体
- 「騎士同士の決着の時か――」
「ここは二人だけの戦場――― だれも手を出してはならない―――」
「だがこの戦いこそ人々が見なくてはならない戦い――」
「MDの大量破壊などではない 意味のある決闘なのだ――」 - 『コミックボンボン』版♯12「少年の翼は未来へはばたく」より。リーブラで最後の決闘を繰り広げるヒイロとゼクスを静かに見つめながら、その映像をレディ・アンらのいるMO-Vに送信する。
- 「だいじょうぶだ、こいつなら――心の強い男だ。そうでなくては優しく生きられない」
- 「BATTLEFIELD OF PACIFIST」(SRW未参戦)より。P3(パーフェクト・ピース・ピープル)の策略で催眠処置を施され、幻覚に苦しむカトルを見て。
- ラルフ「俺は何のために戦ってきたんだ……!」
「俺はお前がうらやましかったのかもしれない。守るべきものを持っていたお前が。あの時、俺はただ、命令される前に戦っていたにすぎない。あの時の俺には、何もなかったからな」
ラルフ「俺は、お前が迷いのない完璧な兵士だと思っていた……」
「戦うための兵器としてならな。だがそれは、悲しい生き方だったと、今なら思える」
ラルフ「変わったな……トロワ」
「そうだ。失った過去は戻ってこないが、これからの未来は作っていける。ラルフ、お前にはまだ守るものがあるだろう?そのために戦ってきたはずだ」 - ラジオドラマ『BLIND TARGET』にて。コロニーを地球の圧政から救うという理想にために闘ってきたものの、それが黒幕の汚い欲望のためにすぎなかったと知り、戦う目的を見失い、自虐的になったかつての戦友ラルフに、戦うべきものを持ち戦うことができた彼を羨んでいたことを伝え、まだ守るべきものがあると励ますのだった。
- 「……おはよう…」
- カセットコレクションでのモーニングコールで言ったセリフ。余りにも簡素すぎてデュオからは「それだけか!?」と突っ込まれた。結局やり直す事になった。なおキャスリンを起こすと噛まれるらしい。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「ん…なんだ?…俺の…涙か?」
- 『D』撃墜時の台詞。
αシリーズ
- 「俺達が帰るべき場所へ帰る日は…そう遠くないのかも知れない」
- 『第2次α』EDより。『人の心の光』に触れた事で人類間の争いが終わり、自らに課せられた使命からも解放される事を願って発した台詞。
- 「…戦うためだけにその存在を許されていた者だ…。もう眠れ…」
- 『第3次α』第51話「終わらない明日へ」にてオルガ死亡の時に言った台詞。
Zシリーズ
- 「フッ…死ぬほど痛いのだろう? その話は前にも聞いた」
- 『第2次Z再世篇』にて前述の原作では「死ぬほど痛いぞ」が出るシーンにて、ヒイロが原作通り「一つ忠告しておく」と言った際の返答。破界篇ではタクラマカン砂漠にてZEXISを救うために自爆した際に例のやり取りがあるので、それを思い出しているのだろう。
- ……が、言いたいことを先に言われてしまったヒイロは「わかってるなら、いい…」とやや投げやりに返しており、不貞腐れたようである。
- 「特にない」
- 『第2次Z』にて、フィアナを連れて自軍の元を去ろうとするキリコに執心するあまりゴネるココナに対し、「代わりの無口な奴」としてヒイロや藤堂らと共にゴウトに勝手に候補にされるも、速攻でココナに袖にされてしまい、クロウから「フられた感想は?」と聞かれて。また、エスターが千葉の恋愛対象の候補の1人にトロワを挙げ、千葉が即座に否定した事への感想を朝比奈から聞かれたときも同様に答えている。
- 「巨大な不発弾……心臓に向かう折れた針……歴史の裂け目に打ち込まれた楔……そんな言葉が似合う」
- 『第2次Z再世篇』第43話「修羅」IMにて、カレンがキリコの第一印象を全員に尋ねた際に。これらのフレーズは全て「ボトムズ」本編でキリコに対して使用されたもので、総括すると「危険極まりない」というところか。クロウからは「詩人」と評された。
- 「それでは、また奥方との年齢差が目立つな」
- 『第3次Z時獄篇』第31話「切り拓かれる運命」にてイアンと再会した時の一言。言われた本人も「お前に言われるとは思わなかったぞ」と直後に答えている。
- 五飛「パワードスーツの類か。誰が乗っている!?」
トロワ「中の人などいない」
五飛「無人機か!」
トロワ「いや、あれには子供の夢が詰まっている」 - 『第3次Z時獄篇』休暇ルート第42話「女神の来日」でボン太くんを評しての大迷言。いいのかそれで。まあ、放送禁止用語を散々言い放った結果、変質者よりも恐ろしいトラウマとなった前科があるので、こう言った方が良いのかもしれない。ここもサーカス団員として感じるものがあったのかもしれない。
- 「そういう態度だから、良くないあだ名を付けられる」
- 『第3次Z時獄篇』第59話「決戦の銀河」にて、ヒイロと刹那が普段と変わりない態度を見せたために言い放った言葉。直後にデュオが「トロワに言われちゃ終わりだな」と言うが、彼は別の良くない集まりに入っている。
携帯機シリーズ
- 「急所のみを正確に打っている」
- 『A(PORTABLE)』第30話にて、一矢が怒涛の勢いで三輪を殴打している様子を見ての一言。デュオに「感心してる場合か!」と突っ込まれた。
- 「…近寄るなと言われた。全身に火薬を詰めたモビルスーツでは不安らしい」
- 『A(PORTABLE)』小バームルート第35話より。不本意とはいえ戦禍に巻き込んでしまった小バームの復興作業をロンド・ベル隊が手伝っていたのだが、彼のガンダムは復興作業をするには内蔵武器的に不安を与えてしまうようだ。
- ちなみに、ウイングガンダムゼロカスタムは羽が邪魔になり、ガンダムデスサイズヘルカスタムはアクティブクロークを開かねば作業が出来ないため、W勢のガンダムは軒並みあまり復興作業に向いていないように見受けられる(基本的に純戦闘用モビルスーツなので当然だが)。
- 「そうだな…歌ってみるとするか」
- 『D』「響け銀河に オレたちの歌」より。ゲペルニッチとの死闘の中、皆で歌おうと呼びかけるミレーヌに応じて。この後ウッソに「えっ、トロワさんが!?」とつっこまれる。
- 「違うな」
「俺たちの命は、奴らに高く売りつけてやる必要がある」 - 『D』最終話「デザイア」のインターミッションより。「自分の命など安い」というヒイロに対して。帰還が絶望的なミッションに臨む彼の覚悟が伺える。
- 「なぜなにナデシコ…久しぶりだな」
- 『W』第49話終了後の分岐選択より。何故かはわからないが、トロワはなぜなにナデシコがえらく気に入った模様。その後、カトルから「嬉しそうだね、トロワ」と言われるが、五飛には「時々、あいつのことが理解できん」と言われた。
- 「なぜなにナデシコはやらないのか?」
- 『W』第52話「歪んだ太陽」より。ナデシコの例のあれが気に入ったらしい。サーカス団員として何か共通するものを感じたのかもしれない。
単独作品
- トロワ「だが数十年後、一番老けている者は…デュオ…おそらくお前だろうな」
デュオ「は…?」
トロワ「ふ…冗談だ」
デュオ「たっくよ…お前が冗談を言うと雪でも振りそうだぜ」 - 『CC』の期間限定イベントにてデュオ達が自分が歳とった姿を想像できないと言った際の返し。『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』にてコールドスリープをしていたヒイロ以外のガンダムパイロットは歳をとっており、特にデュオは老化が促進される風土病に侵されてしまいガンダムパイロット達の中では一番老けてしまっている。何気にデュオの「雪でも振りそうだぜ」もこのタイトルに掛かっている。
搭乗機体
- ガンダムヘビーアームズ
- 地上でのゲリラ戦を繰り広げた。
- ガンダムヘビーアームズ改(ガンダムヘビーアームズ改(EW版))
- 宇宙用に改修され、終盤は本機にて戦闘を行った。
- ウイングガンダム
- 南極で搭乗してヒイロ達の脱出を援護した。
- ヴァイエイト
- OZ潜入時に使用した機体。カトルのゼロと交戦し、説得を試みるも撃墜される。
- トーラス
- 記憶喪失の際、操縦し戦闘に参加した。
- ウイングガンダムゼロ
- ゼロシステムの見せるイメージとカトルの呼びかけによって、記憶を取り戻す。
- リーオー(アーリータイプ)
- 過去の回想シーンで搭乗。
- サーペント
- マリーメイア軍潜入時に使用。
余談
- 漫画『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire』の2巻にて、名前だけのカメオ出演を果たしており、1コマだけトロワの名前が刻まれている。過去のザフトの軍学校での訓練の成績発表時、1位がレイ・ザ・バレルと表示される中、ご丁寧に3位である。