マニューバスレイヴとは、『メガゾーン23』並びに各種関連作品に登場するロボット兵器。
概要
人型形態の「マニューバスレイヴ(MS)」と、バイク形態の「マニューバクラフト(MC)」の二形態を持つ機動兵器。巨大移民船団「デザルグ」からの軍事侵攻に対抗すべく、MZ23の軍部に依頼された夢叶重工によって開発が行われた。
全高は僅か4m程となる人型のマニューバスレイヴ形態は、宇宙空間の活動も出来る他、宛ら「搭乗者の全身を覆うかの様な形で人型形態をとっている点」から、パワードスーツに近い側面を持っていると言える。しかし、既存の兵器を大きく上回る性能を持っていたものの、敵対するデザルグの軍事力は圧倒的で、完成型と言えるGR-2ガーランドが完成しても殆ど太刀打ち出来ない状況となっていた。更なる高性能機の開発を目指しても、技術的革新の無いままであった結果、マニューバスレイヴは機体の大型化を余儀無くされる事になっており、この為か『PART II』以降に登場した機体には、マニューバクラフト形態への可変機構をオミットしたタイプも存在している。
マニューバスレイヴという兵器自体、MZ23のコンピュータバハムートのデータから再現された作中500~1000年以上前の兵器であるのだが、MZより破壊力あるビーム兵器、思考システムによる操縦を可能としている。また、本来オリジナルガーランド(未登場)を始めとするマニューバスレイヴに変形機構は無く、変形機構を備える事になったのには「とある理由」があった。デザルグからの軍事侵攻を度々受けていたMZ23の軍部は、バハムートのプロテクト『7G』へのアクセスを何度も試みる形でマニューバスレイヴに関するデータを引き出していたのだが、どうにか引き出す事に成功したオリジナルのガーランドのデータは中途半端だった上に、バイク型兵器のデータまでもが混ざってしまう事になり、これを軍部が「バイク型に変形するロボット兵器」として再設計した結果、「マニューバクラフト形態への変形機構を兼ね揃えたマニューバスレイヴ」へと至ったのである。
該当機体
ガーランド系列
- GR-2ガーランド
- ガーランドの正式量産機。マニューバクラフト形態が、タイヤ走行では無くホバー走行になっているのが特徴。