ライトナンバーズ

2022年10月27日 (木) 09:28時点における拙者ァー (トーク | 投稿記録)による版 (→‎余談)

ライトナンバーズとは、『ロックマン』に登場するロボット。

概要

Dr.ライトことトーマス・ライト(SRW未登場)が製作した人型ロボット群。型式番号は「Dr.ライトナンバーズ」の略称で「DRN.」から始まっている。

ロボットの平和利用に尽力したDr.ライトの方針そのものが表れた作業用ロボット達。試作機のブルース、家庭用のロックおよびロールを経て、DRN.003以降はいずれも局所的な作業を担当する。

すれ違いによりブルースが失踪した後、Dr.ワイリーことアルバート・W・ワイリーがライトナンバーズを奪い違法改造。各所でライトナンバーズが暴れ出してしまい、事態の対処のためにやむなくDr.ライトはロックを戦闘用に改造。こうしてスーパーロボットロックマンが生まれ、ワイリーの野望はロックマンによって砕かれたのであった。

『ロックマン11』時点で、ライトナンバーズとして扱われている機体は19機登場している。うち初代『ロックマン』に登場した6機は、ブルース・ロック・ロールの後に続いた連番。

『ロックマン9』の8大ボスもライトナンバーズに該当するDr.ライト作のロボットだったが、作中登場時点では使用期限が過ぎて廃棄処分の段階であった。形式番号はワイリーナンバーズの欠番を埋める「DRN.065~DRN.072」だったが、設定上ワイリーナンバーズとは無関係に製作されている筈である。リメイク作『ロックマンロックマン』に登場した追加機体2機はそもそも正式な形式番号が不明であり、ライトナンバーズの規模も同様に不明である。

なお、結局『9』のライトナンバーズも全機ワイリーに改造されており、戦闘用になったことがないのはロールだけ[1][2]である。

SRWに登場したライトナンバーズ

DRN.000 ブルース
ライトナンバーズの試作機。抱えていた欠陥に関連するすれ違いから出奔していたが、ワイリーに改造され戦闘用ロボットとなる。
DRN.001 ロック / ロックマン
正式ナンバー初の機体で、家庭用ロボット。各地のライトナンバーズが暴走する事件を機に改造され、戦闘用ロボットになったが、平常時は家庭用ロボットとして過ごしている。
DRN.002 ロール
ロック同様の家庭用ロボット。判明している正式ナンバーの機体で唯一、別機体と同一の目的で製作されている。

関連機体

ワイリーナンバーズ
ワイリーの世界征服に利用されたロボット群。ライトナンバーズと相互に欠番を埋め合う関係であり、ブルースや初代『ロックマン』のライトナンバーズ各機を参考に製作された。
Dr.ライトの製作した機体であっても、ワイリーとの共同製作だった『3』の8大ボスはワイリーナンバーズとして扱われている。

余談

  • 海外版ではDr.ライトのスペルが変更されているためか、形式番号も同様に変化し、「DLN.」となっている。
  • 『1』の6大ボスはロックマンと同じDr.ライト作のロボットであるためか、その後の作品ではロックマンの味方として登場する作品も多い。
  • 有賀ヒトシ氏の漫画版でも、『1』の6大ボスは『2』に該当するエピソード以降もほぼレギュラー格として登場し、ロックマンの心強い味方として活躍する。
    • Dr.ライトが直接開発したのはブルースとロックとロール、『1』に登場したライトナンバーズの計9体のみで、『9』の8体は設計のみを行い、実際に組み立てて運用していたのは民間企業や団体であると設定されている。また『9』のサウンドトラックに有賀氏が寄稿した『誰が為に』では、「反乱を起こした『9』のナンバーズを止めるべく立ち向かう『1』のナンバーズ」という、ライトナンバーズ同士の対決がダイジェスト的に描かれている。

脚注

  1. SRW以外のクロスオーバー作品や、リメイク作『ロックマンロックマン』の隠し要素などではロールも戦闘に参加しているが、客演用の補正やおまけ要素に留まる。
  2. Dr.ライトの遺作であるため最後のライトナンバーズと疑われている『ロックマンX』シリーズの主役機エックスは、最初から純然たる戦闘用ロボット。また、Dr.ライトの助手ロボットであるライトットは研究所に居ながらライトナンバーズには計上されていない(両者ともにSRW未登場)。