ユミ・フランソワ

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ユミ・フランソワは『宇宙の騎士テッカマンブレードII』の主人公

ユミ・フランソワ
登場作品 宇宙の騎士テッカマンブレードII
声優 國府田マリ子
デザイン 佐野浩敏
初登場SRW スーパーロボット大戦W
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プロフィール
種族 地球人テッカマン
性別
年齢 16歳
所属 スペースナイツ
テッカマン テッカマンイーベル
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概要

新生スペースナイツの一員で、テッカマンイーベルにテックセットする。天真爛漫でドジな部分から「大ボケユーミ」と呼ばれることも。

幼い頃、両親をラダム獣に殺され、その際に自分を助けてくれたテッカマンブレードに憧れ、スペースナイツのテッカマン候補に志願。適正検査は散々で本田の元で整備班として日常を過ごしていたが、如月アキの独断(実はDボゥイの御指名)で3人目の地球製テッカマンとなった。

Dボゥイが彼女をテッカマンに指名した理由は、小説版において明かされている。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
初登場作品。第1部では東京でのラダム樹の早咲きに巻き込まれるイベントで先行登場し、参戦自体は第2部から。変身するテッカマンイーベルの持つリアクターボルテッカの性能の良さのお陰で、後半部からの登場かつ能力的にはテッカマン組でも最下層であるにも関わらず、トップエースを狙える。
人間的には、全体的に仲間の輪を作るムードメーカーとして良い形でキャラクター性を昇華している。原作でのアキへの嫉妬などの描写がほぼ無くなり、ブレードに対しても好意を寄せていたが、自ら身を引いた。また、戦闘関連のイベントにおいても、原作では初使用時ただただ暴走させるだけだったリアクターを、チーフの叱咤を受け初回で何とか制御にまでこぎつけるなど全体的にスパロボ補正が働き、原作に比べてかなり印象がよくなっている。

人間関係

Dボゥイ
憧れの人。彼に指名されて、ユミもまたテッカマンになった。
如月アキ
上司だが、それ以上に恋のライバルでもある。
ナターシャ・パブロチワ
チームメイト。当初はかなり険悪であったが、テッカマンとして責任感を持つと共に打ち解けていく。が、その後もユミの性格に振り回される事も。
ダービット・クリューゲル
チームメイト。たびたびユミにアドバイスを送る。なお、彼も片思いの相手が恋人を持つ事に悩むという共通点を持つ。
ハヤト・カワカミ
イーベルの支援機ブルーアース号γのパイロット。ハヤトはユミに好意を寄せているが、ユミは気づいていない。
本田
整備班としての上司であり、親代わり。「大ボケユーミ」も彼の言だが、ユミ自身は、この呼び名を嫌っている様子もなく受け入れている。
デッド・エンド
当初は敵対していたが、『ブレードII』の最終話以降は頼もしい仲間に。
ジュエル
II本編の後日談である小説『水晶宮の少女』(川崎ヒロユキ・著、メディアワークス・刊)に登場する異星人。ファルス人という結晶の身体で構成されており、ラダムの襲来に対し戦う術を持たないため地球に来訪、スペースナイツに救いを求める。ユミとは星々を越えた友人同士となる。
ミユキ
ドラマCD、『若草色の少女ミユキ』に登場するユミが幼い頃からの友人。前作で亡くなっている相羽ミユキと容姿から性格まで酷似しているだけでなく様々な共通点があるが、素性は謎に包まれている。判明しているのは、人間ではないということのみである。

他作品との人間関係

相羽ミユキ
W』本編では彼女と会話するシーンこそないが、彼女を援護攻撃した時の特殊援護台詞はしっかりと用意されていたりする。
フォン・リー
『W』では相羽邸の庭で生身のまま出会う。その際、ユミ自身の恋心は一目で看破されていた。
光竜闇竜
『W』では落ち込んでいた時に彼女達と出会い、親しくなった。
真道トモル
『W』ではトモルがノイ・ヴェルターに加わる前から知り合いだった。
ホシノ・ルリ
『W』ではEDで彼女が上司に。
ゲイツ
『W』本編戦闘前会話にて、何故か気に入られてしまう。ナンパ(?)を受けるが、全力でお断りしている。

名(迷)台詞

「きゃあああっ!!わかんなぁぁぁいっ!!」
第1話、初めてリアクターボルテッカを放つ際に。スペースナイツの危機を救おうとユミはテッカマンイーベルにテックセット、無我夢中でラダムの異星テッカマンに向けて放つが、偶然ながらも施されたリアクターボルテッカは戦いに慣れていない彼女にとって制御できるような代物ではなかった。
「そ…そんな…!私はただ、みんなを助けようと…!」
第1話ラストより。リアクターボルテッカは拡散、復興したオービタルリングの一部を破壊してしまう。事の重大さが呑み込めないユミはこの台詞で反論するが、憤慨したナターシャに頬を打たれてしまうのだった。
「チーフは…どうしてあんなに冷たく戦えるの…?」
第2話、テックセットしかつて『白い魔人』とまで呼ばれたテッカマンブレードのごとく、異星テッカマンを葬り去るアキの姿を見て。この時、ユミを含めた地球製テッカマン達は同胞の亡骸に慟哭する異星テッカマンの姿を見て敵にも感情がある事を知ってしまい、彼らと戦う事を躊躇ってしまっていた。
「もしかして、DさんのDって…ドリームのDですか?」
第3話より。諸般の事情で基地の地下に隠れていたDボゥイと出会い、彼のニックネームの由来を聞く。もちろん、第1次ラダム戦役の記憶も知らないユミの勝手な思い込みに過ぎないが、当のDボゥイはあまり悪い気はしないらしい。
「ラダムを倒せば良いんですか……チーフみたいに強くなってラダムを倒せば……あの人は私を認めてくれるんですか?」
第3話、アキが憧れのDボゥイの恋人である事を知って、嫉妬の炎を燃やす。さらには衝動的に命令を無視し、ハヤトを巻き添えにしてラダムを倒そうと勝手に飛び出す。余談になるがこの台詞の際の表情はかなり恐ろしく、今で言うヤンデレの様相を為していた。
(や…やられちゃうのかな…私も…地球も…)
(みんな…私のせい…そんなの…やだ…)
(嫌だよぉーーーーッ!!)
第3話にて、異星人テッカマンの反撃に遭い死を覚悟した際の台詞。だが、この後新生スペースナイツの危機の前に、ユミの憧れである白い魔人が現れる。
「そうだチーフ!やっぱり私、あの人の事を諦めません!いずれチーフから奪っちゃいますから……よろしく!」
ラダム艦隊を撃退した後、アキに対して勝手に宣戦布告をする。当のアキは大人の余裕であっさりと受けて立った。
「なんでちゃんとしないんですか!?そんな人、私嫌いですっっ!!」
第6話。デッドの救援に行こうとする素体テッカマンたちが自分たちの制止を受けないのに対し、こう激怒してリアクターボルテッカをぶちかます。相当激怒して、さらに緊張していたのか、事が済んで、ナスターシャから「もういいわ」と告げられたとき、思わずへたれこんでしまっていた。

スパロボシリーズの名台詞

「すごいですね、Dさん!ブラスターテッカマンって向かう所、敵なしですね!」
「あたしもフリーマン司令に頼んでブラスター化させてもらおうかな!」
Dボゥイ「…君は誰だ?」
第43話「記憶の底から」より。ブレードがブラスター化を果たし、その圧倒的な強さに惚れ惚れし軽口を叩いていた。しかし、当のユミは彼から完全に忘れ去られてしまっており、ブラスター化の代償に初めて直面することになった…。
なお、偶然か否か、実際の仕様としてブラスター化が追加された後はDボゥイからユミたちへの信頼補正が本当に消滅している
「…じゃあ、あたし…お邪魔みたいですから留守番を…」
第50話月ルート「静止した時の二人」より。ラダム樹のサンプル採取にアキだけでなくDボゥイも同行し、行きたい場所があると発言した際に。発言はともかくとして、自ら空気を読んで身を引こうとしているが、Dボゥイの方から「お前にも見せたいものがある」と引き留められ、ユミも「時の止まった家」に同行する。
「…強くて優しいDさんのあんな姿…あたし、見たくなかった…」
「やっぱり、Dさん…戦うのが…死んじゃうのが怖いのかな…」
同上。実際赴いた相羽邸、まるで自ら己の傷を抉っていくようなDボゥイの姿に耐えきれず、その場を飛び出してしまった後、庭で一人。原作でユミの見ることのなかった、あまりにも痛ましい憧れの人の姿に衝撃を受けての発言。直後に現れた意外な来客は、その言葉を聞いていたのか、ユミの心の内を悟っている。
「Dさん…今、あたしわかりました。DさんのDはデンジャラスじゃなくドリームのDだって…」
「あたし…頑張ります…! Dさんがあたし達に託した夢のために…!」
「あたし…ブルーアース号、取ってきますね!」
「それまでチーフとDさんはごゆっくり!」
同上。己の死期が近づくDボゥイに「俺はお前達の心の中で生きる」とかけられた言葉を己の夢を託されたと解釈。恋の相手ではなく、宿命に縛られず宿命に負けない次代のテッカマンとして彼の言葉を受け止めての台詞。
原作の迷台詞が元ネタだが、そのシチュエーションも相まって、『W』におけるユミを象徴する名台詞となっている。
「Dさんにはチーフがいる!だから、あたし…もうちゃんと吹っ切ったもん!」
「だけど、Dさんの夢は忘れない!だから、あたしは絶対に負けないんだから!」
同上。テッカマンソードとの戦闘前会話より。原作とは打って変わった前向きな発言である。
「みんな!顔を上げようよ!まだ何も終わってないんだから!」
「Dさんが言ってたじゃない!Dさんは思い出の中で生きるって!」
「でも、人類が滅んじゃったらDさんの思い出も消えちゃうんだよ!」
第51話「燃え尽きる命」より。ラダムとの決着直後の会話シーン。Dボゥイの結末に一同が衝撃を受け、また悲しむ中で、「前に進まないと何の意味もない」と、落ち込むメンバーを鼓舞する。Dボゥイがそうであったように、ユミもまた仮面の下の涙を拭う戦士になったのであった。
「もうあたしも子供じゃないんですからこれからは憧れじゃなくて本当の恋を探します!」
エンディングより。