デボネア
デボネア | |
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外国語表記 | Debonair |
登場作品 | 魔法騎士レイアース |
声優 | 高畑淳子 |
デザイン |
CLAMP(原案) 石田敦子(アニメ版) 山根理宏(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦T |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 不明 |
性別 | 女 |
所属 | デボネア一派 |
概要
第二章から登場。ノヴァを操り、裏側からセフィーロを混乱させる謎の女。
その正体は柱が消えたことでセフィーロの人々が抱いた恐怖や絶望といった負の感情が具現化した存在。セフィーロは心が全てを決める世界であるためにこのような現象が発生した。
負の感情が元になっているため、その望みもセフィーロを負に染め、闇の世界に落とすことである。
最終決戦ではノヴァが光に吸収されたことで操縦者のいなくなった魔神レガリアに封じられていた本体と融合し、魔法騎士たちの前に立ちはだかるが、セフィーロの人々の願いにより発現した閃光の剣を突き立てられ、消滅した。
登場作品と役柄
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 初登場作品。担当声優の高畑淳子氏は本作でスパロボ初参加、津嘉山正種氏、上川隆也氏に続いての大物俳優参加となった。なお公式ラジオにおいて、事前に収録を行ったことを寺田プロデューサーが明言していた。
- 本作ではショット・ウェポンが協力するなど、『ダンバイン』勢からも仇敵扱いとなっており特殊戦闘台詞も存在する。
- また、セフィーロの民のみならず地球の人々の恐怖心からも影響を受けるなどズール皇帝を思わせる程に強大化し、デビルガンダム事件やゾンダー襲来の遠因ともなっているなど、ワイズマンと並んで本作の戦乱の元凶の片割れとなっており、扱いは非常に大きい。
- なお戦闘前会話では「年増」だの「オバサン」だのと言ってくるメンバーがやたらと多い。また、魔法騎士への特殊台詞が何故かランティス相手にも発生する。
- 敵ユニットとしては第49話で交戦することになる。HPを60%以下まで削るとイベントが発生して弱体化する。ある程度削った後一気に十数万ダメージを与えれば撃墜可能で、イベント後は復活するので[1]二回分の資金やTacPを獲得できる。
- エキスパンション・シナリオでは光と影の反転した宇宙に存在する「闇のザ・パワー」と呼ぶべき力によって復活を遂げ、同シナリオの戦いを引き起こした最大の元凶として立ち回る。同質の存在と呼ぶ魔獣エンデを『T』世界に召喚し復活させ、彼と彼が呼び寄せたネバンリンナと共に暗躍し、この世界の人々の希望となったT3に加え地球艦隊・天駆やエクスクロスの打倒を企てるが、セフィーロでの決戦にて再び敗北し消滅した。
- 戦闘ではExpn第11話で交戦することになり、ある程度削るとイベントが発生するが、本編と異なりイベント後も弱体化はしない。こちらでも強化次第では撃墜可能でイベント後に復活するので、やはり二回分の資金とTacPを獲得できる。
- エキスパンション・シナリオにおいては自軍と敵対するキャラクターが殆んどがバンプレストオリジナルのキャラクターである中、数少ない復活を遂げた版権作品の悪役キャラとなっており、尚且つ『T』本編のラスボスに代わり過去作のオリジナルラスボスと肩を並べる存在として扱われるなど、総じて本編での扱いも併せて本作において最も破格の扱いを受けた版権作品の悪役キャラクターといえる。
単独作品
装備・機能
イベント前のHP基本値は24万で、難易度ノーマルの激闘ルートという条件下ではラスボスであるダイガイアン1号2号よりHPが多い。イベントが発生すると半分以下になる他装甲値も大幅に低下するので、早々に条件を満たそう。イベント後には武器の射程が10から11に強化されている点に注意。攻略本では射程が10のままと誤記されている[2][3]。
エキスパンション・シナリオでは数値こそ42万以上となっているが、イベントで一度全回復するうえにこの手のイベントのお約束たるイベント戦闘でHPが減るという事もない為、実質68万以上となる。
武装・必殺武器
- 暗黒の力
- 体中から暗黒のエネルギーを放つ。MAP兵器版もあり。デボネアは射撃より格闘の方が28も高いのだが、どう言うわけか射撃武器である為、折角の高い格闘値があまり生かされていない。
- 通常版には行動不能の特殊効果があるが、イベント後にはなくなる。
特殊能力
サイズ
- 2L
カスタムボーナス
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
エースボーナス
人間関係
他作品との人間関係
- ショット・ウェポン
- 『T』での協力者。最終的に自らを取り込ませる形で融合する。
- ラバーン・ザラマンド
- 『T』において利用し、彼の憎しみを増大させた。
- デビルガンダム(アルティメットガンダム)
- 『T』においては彼(?)が「悪魔」へと変貌する元凶となる。
- 魔獣エンデ
- 『T』のエキスパンション・シナリオでは彼の魂を呼び寄せて復活させ、協力者となった。
- ネバンリンナ
- 『T』のエキスパンション・シナリオではエンデが呼び寄せた彼女とも協力関係となる。
- アムロ・レイ、シャア・アズナブル
- 『30』では彼らが見せた人の心の光によって誕生した。
- クリストバル・ハスロ・ジャロウデク
- 『30』では彼を利用してジャロウデク軍を動かす。
- エヴァ・フォルツォイク、ノイバー・フォルツォイク
- 『30』ではフォルツォイク親子の憎しみを増幅し、自身の力に変えていた。なお、エヴァとは「母親を名乗りながら子供と呼ぶ者を操り人形にする」という共通点がある。
スパロボ シリーズの名台詞
戦闘台詞
スパロボ シリーズの迷台詞
- 「諦めろ…! 諦めろ、諦めろ、諦めろ! 世界は終わりを迎える!」
「何だと…!? それは何だ!?」 - アムロ・レイとの戦闘前台詞。自身が力の根源を大幅に失った状態でもあるためか、放つ一言に焦りの色が滲み出ている点が目立つ。逆に彼から「お前がどれだけ絶望を振りまこうとも俺とベルトーチカには希望がある!」と反論され、驚いた表情でその内容を問い質すが直後に「お前のような奴に教えられるか!」と一蹴されてしまう。
- 「お前は世界の崩壊をこの程度と言うのか!?」
- サイゾウ・トキトウとの戦闘前台詞。デボネアに気押しされ気味なラミィへ対してサイゾウが「業績不振やプロジェクト頓挫の危機を乗り越えて来たことに比べればこの程度の危機は恐れるに足らずだ」と諭すように語りかけたため、驚きと呆れが混じった表情を見せる形でツッコミに近い一言を思わず発してしまう。この後、彼からは「サラリーマンとはそういうものだ」とにべもなく返されてしまった。
- 「私の存在を無視するつもりか!?」
- エキスパンション・シナリオの第11話「光と影の向こうに」における地球艦隊・天駆勢との戦闘前台詞。自信満々に「お前達の死と絶望をネバンリンナに捧げてくれる!」と発言するものの、肝心の総司・千歳・ナインはネバンリンナの逆恨みと相変わらずな独善振りに辟易しており、その意識もデボネアよりはネバンリンナへ向きがちだった(千歳自身「こうなったら直接文句を言いにいく」とまで言い出すほど)。
- だが、この様子を見ていてかデボネアは『自分を差し置いて勝手に盛り上がるな』と言わんばかりに上述の台詞を発してしまう。
対決・名場面
- 勝利への道!信じる心が開く明日!
- セフィーロを闇に包まんとデボネアは魔神レガリアと融合し、魔法騎士との最終決戦が幕を開けた。人間抱くの恐怖の感情を糧としているデボネアの力は圧倒的であり、合体魔神レイアースをも圧倒した。だが、これまでにセフィーロのために戦ってきた魔法騎士がセフィーロの民達の勇気となり、オートザム、チゼータ、ファーレンの他国の者も魔法騎士の勝利を信じた時、レイアースにみんなの想いが溢れセフィーロの柱の証が形を変え、光の下に剣の形となって現れる。
- それはデボネアの源である恐怖や不安をも貫き、みんなの信じる心が明日を開いた瞬間でもあった。
関連機体
- 魔神レガリア
- ノヴァに与えた魔神。その鎧の下に本体を隠していた。
余談
- 名前の由来は三菱自動車工業が製造していた「デボネア」から。
- 原作には登場しないアニメオリジナルキャラクターであるが、後にCLAMPが手掛けた漫画『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』にて、デボネアをモデルとしたキャラ・秘妖(キイシム)が登場するなど、変わった形で逆輸入された。なお、同作のアニメ版ではデボネア名義となっているが、『レイアース』の時のような残虐性は影を潜め、冷徹さと慈悲深さが合わさった性格となっている。