ソーラ・レイ(Solar Lei)
『機動戦士ガンダム』に登場した、ジオン軍が極秘裏に開発したコロニーレーザー。
サイド3のスペースコロニーマハルを改装、急ごしらえで完成した。しかし実験は行わず、電力を供給する太陽光システムも各コロニーからの転用、レーザーの集光における冷却や充電の問題から一発しか発射できない状態である。
地球連邦軍が星一号作戦開始直後に建設し、ソロモンを落とした時点でほぼ完成。後は連邦軍の主力艦隊に向けて発射するだけの状態まで漕ぎ着けた。しかし、デギン・ソド・ザビを謀殺するためギレン・ザビが急遽使用することとなり、連邦主力艦隊に向けて発射し、デギンやレビル将軍など主力艦隊に大打撃を与えることに成功した。発射が急を要したため、ホワイトベース隊はソーラ・レイの直撃は回避できた。この一撃をそのニュータイプの能力で感知したアムロ・レイが、その砲撃を「憎しみの光」と評したのは余りにも有名であり、本システムの本質をよく表している。
しかし、それでも連邦軍の勢いを崩すことはできずに、直後のア・バオア・クーでおける総力戦に敗退している。
以後のガンダムシリーズでもこれに似た戦略兵器が登場していて、隠元されている事実ということで共通している。
スパロボシリーズにおける登場作品
- スーパーロボット大戦F完結編
- DC側の決戦兵器としてザビ家が運用。シナリオ「光、断つ刃」ではダミーコロニーが用意されており、全軍で一つずつ調べるか3部隊に分けて調べるかを選択する。15ターン以内に本物のソーラ・レイを発見出来なければゲームオーバーとなる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 直接の登場はないが、シナリオ「メメントモリ攻略戦」においてアムロがリボンズに「人の命が溶けていく憎しみの光」としてこれのことを話すシーンがある。リボンズが「大衆は脳量子波を持ってない(=憎しみの光など感じなかった)」と言い放ったことで両者の対立が決定的となった。