ヴァリアブルフェイズシフト装甲(Variable Phase Shift Armor)とは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する特殊装甲。
概要
PS装甲へのエネルギー供給をコントロールする事で、消耗を抑えたもの。消費度合いにより色が複数のバージョンに変化する機種も有る。元はオーブによって開発されていた技術を拠り所としていたが、それが流出した事でザフト、地球連合軍の双方にその技術がもたらされた。
スパロボシリーズにおいて
『Zシリーズ』と『UX』、『V』では特殊装甲、『K』『L』ではバリアという扱いになっている。「ビーム属性の無いバリア貫通武器では無効化できない」点が特長である。
『Z』ではPS装甲と同じ効果だが、『K』と『L』ではダメージの軽減量が500多く、ちゃんと上位仕様になっている。ただし、こちらも「PS装甲無効」の隠しステータスを持つ武器の影響を受ける。
『DD』ではPS装甲と同じくビーム属性と特殊属性以外の攻撃を軽減するが、PS装甲と違いバリア扱いになっているのでバリア貫通が有効になっており、実質的に下位仕様である。
作品 | 軽減量 | 消費EN | 無効 |
---|---|---|---|
Z 第2次Z 第3次Z |
2000 | 10 | |
K | 1500 | 10 | あり |
L | 2000 | 10 | あり |
UX | 2000 | 10 | |
V | 2000 | 15 |
『UX』で特筆すべきは「特殊装甲扱いの為にバリア貫通武器を持っているフェストゥムの攻撃を無効化=同化を無効化できる」事であり、ゲーム上の仕様が「MSが対フェストゥム用に開発された」という本作独自の設定の根拠になるという珍しい事態に。逆にファフナー系が持つバリアのノルンシステムやイージス装備は、フェストゥムのバリア貫通武器を防ぐ事が出来ない。
ただし、スフィンクス型のワーム・スフィアーには「VPS装甲無効」の効果が付いている為にVPS装甲が有効ではなく、そもそも装甲が薄いMSではダメージをカットし切れない可能性も高い。実質的に一番数が多い雑魚ユニットのグレンデル型対策の機能であると言える。それでもなお、他の機体と比べて思い切って前に出る事ができる強みが有る。
ヴァリアブルフェイズシフト装甲を用いた兵器
- インパルスガンダム
- フォースインパルス、ソードインパルス、ブラストインパルスの換装形態も参照。
- セイバーガンダム
- ガイアガンダム
- アビスガンダム
- カオスガンダム
- デスティニーガンダム
- レジェンドガンダム
- デストロイガンダム
- 本編の描写から確認できない。なお、トランスフェイズ装甲とする資料もある。
- ストライクフリーダムガンダム
- インフィニットジャスティスガンダム
- ストライクノワールガンダム
関連項目
- フェイズシフト装甲
- 元となった技術。
- トランスフェイズ装甲
- 地球連合による別方向の発展技術。