イネス・フレサンジュ

イネス・フレサンジュ / アイちゃんは『機動戦艦ナデシコ』の登場人物。

イネス・フレサンジュ
外国語表記 Ines Fressange
登場作品
声優 松井菜桜子
川上とも子(アイちゃん)
デザイン 後藤圭二
初登場SRW スーパーロボット大戦A
SRWでの分類 サポーター
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プロフィール
別名 アイちゃん
種族 地球人
性別
年齢 29歳(TV版)
6歳(アイちゃん)
34歳(劇場版)
出身 火星ユートピアコロニー
身長 172172 cm <br /> cm
体重 5454 kg <br /> kg
スリーサイズ B85・W60・H86
髪色 金髪
所属 ネルガル重工
火星レインボー小学員1年5組17番(アイちゃん)
嫌いな物 タバコの煙
好きな食べ物 火星丼
スパゲティ(アイちゃん)
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概要

ナデシコの科学・医療クルー。劇中では何かと説明台詞が多く、「ひょっとして説明が趣味なの?」と言われたり、「説明おばさん」と呼ばれたりしている。

機動戦艦ナデシコ

ネルガル重工の科学および医療分野を担当する金髪の白衣美人。特に科学を専攻しており、事あるごとに説明する「説明おばさん」こと『なぜなにナデシコ』の説明者。木星蜥蜴に占拠された火星ナデシコと接触するが、共に生き残った人々はナデシコのディストーションフィールド展開に巻き込まれて全員死亡。イネスのみ助け出され、その後はナデシコのクルーとなる。

その後、最終局面で彼女単独で火星のボソンジャンプの演算装置にボソンジャンプ。そこでアイちゃんと出会い、そして分かれてしまった。そこにアイちゃんがいると駆けつけたテンカワ・アキトであったが、一歩及ばず…と思われていたが、実はアイちゃんはその場に残っていた…。

アイちゃん

火星が木星蜥蜴の襲撃を受けた際にシェルター内でテンカワ・アキトが出会った女の子。友達となった直後に木星蜥蜴に襲われて死亡したと思われ、アキトにとってトラウマとなる。

しかし実際はボソンジャンプに巻き込まれた影響で、過去の火星に飛ばされて生存していた。彼女は火星のボソンジャンプを作った古代の人々からプレートを渡されて、現代の火星のボソンジャンプの演算ユニットに戻される。そこでイネス・フレサンジュと出会う。イネスからいつかアキトと出会えると約束されて、再びボソンジャンプ。今度は約23年前の火星に飛ばされるが記憶を失ってしまう。ネルガル重工に救出されたアイちゃんは科学者の道へと進む。

記憶を失ったまま科学者として成長したアイちゃんこそ、「8歳くらいまでの記憶がない」と劇中語っていたイネス・フレサンジュその人であった。物語の中で木連の兵器によるハッキング攻撃の余波で記憶を取り戻した彼女は、アキトと感動の再会をする。アイちゃんとは、イネスのファーストネームのイニシャル「I」である。

劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-

物語の冒頭で死亡した…と思われていたが、火星の後継者A級ジャンパー誘拐事件を欺くため、ネルガル重工に死亡扱いで匿われていた。イネス自身もA級ジャンパーであり、マキビ・ハリナデシコCボソンジャンプのイメージングも担当した。

登場作品と役柄

原作での役割もあってか、スパロボでも解説役としての出番が非常に多い。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
NPCだが音声収録されており、『なぜなにナデシコ』のテーマと共に中断メッセージにも登場。また、アイちゃんは第3部「演算ユニットを奪え」で登場。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦APORTABLE
初登場作品。原作と同様の流れでナデシコに乗艦、以後はロンド・ベル隊の解説役として度々「説明しましょう」の台詞を枕にしてボソンジャンプや平行世界等の各種様々な用語の解説をしてくれるので、嫌でも目立つ。
特に接点は無かったはずなのだが、シュバルツもイネスのことを知っており、ランタオ島でのデビルガンダムのコア破壊イベントでは「細かい事は、後でイネス先生にでも聞くのだな……」と言っている。
なお本作では、アイちゃん関係の事象には触れられない。
スーパーロボット大戦R
『A』から顔グラフィックが変更された。破嵐万丈と共に主人公達が未来から来たことに気付く数少ない人物。
この作品では記憶を失わなかったらしく、アキトと初対面の時点で「お兄ちゃん」だと気付いた。冒頭では火星に辿り着いた直後、黒幕の攻撃を受けてブロックごと爆死してしまう(別ルートではブライト・ノアが黒幕に直接殺害されている)。そして追撃を受けてナデシコCが轟沈したことにより、主人公たちは過去(TV版ナデシコの時代)に飛ばされる。
そして、中盤のとあるイベントにてボソンジャンプの危険性を説明する為にアキトに対して「お兄ちゃん」と呼びかけ、自分の正体を明かしている。本作は原作から設定を簡略化している箇所が多々あり、イネスも古代人には会わずに直接20年前に飛ばされたことになっている。
スーパーロボット大戦J
『A』と同様、アイちゃん関係の設定が省略されている。
一方でアキトの両親の死亡時期が変更されたことを受けて、イネスもアキトの両親を知っており、しかもネルガルに謀殺されたことに気づいているような描写がある。
スーパーロボット大戦W
今作では第2部に火星の後継者の壊滅後にアキトに正体を明かす。復讐を終えた直後に大切な人々を守れなかったことを悔やむアキトの前にアイちゃんが転移し、彼の心を氷解させた。本作では彼女の持っていたプレートにはソール11遊星主の情報が入っていた。
スーパーロボット大戦BX
概ね原作通りの扱い。今回はボイスなし。アイちゃんとの関係もほぼ原作通りの流れで明かされる。アイちゃんの所持していたプレートには守護点の情報が入っており、そこから最後の守護点の位置が判明した。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
劇場版設定。ボソンジャンプの事故で宇宙世紀世界アクシズに飛ばされるが、ラプラスに救助され以降もアクシズに滞在する。そのため、西暦世界でナデシコCをボソンジャンプさせるのはユリカが代わりに行った。
スーパーロボット大戦T
劇場版設定。プロスペクターとセットでサポーターにも登録される。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
スーパーロボット大戦Card Chronicle

ステータス

サポーターコマンド

コマンド名 作品 名義 S-SP 使用時 パッシブ
口八丁手八丁 T プロスペクター&イネス 30 最も現在HPが高い敵ユニットの気力を-20する。 -

人間関係

テンカワ・アキト
TV版の終盤にて、彼に自分がアイちゃんだったことを明かしている。
ミスマル・ユリカ
V』ではイネス自身が宇宙世紀世界に転移しているため、ナデシコCをボソンジャンプさせる役割は彼女が担った。
アカツキ・ナガレ
劇場版にて、火星の後継者を欺くため、死亡扱いにしてイネスを保護していた。
古代火星人
過去の火星に飛ばされた際、プレートを渡されて現代に戻される。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ルー・ルカ
中の人が同じ。本編でもスパロボでも特に絡みは無いがドラマCDでは彼女の声真似をしていた。
ブライト・ノア
IMPACT』終盤で彼の指揮の下アクシズ内部へ潜入し、破壊工作に従事する。
トロワ・バートン
W』にてイネスが行う『なぜなにナデシコ』を気に入っており、「なぜなにナデシコはやらないのか?」と訊ねる一幕もある。
ナナイ・ミゲル
V』では彼女に保護され、共にラプラスを立ち上げる。
バナージ・リンクス
『V』では彼にコロニー落としの際に、コロニーをコロニーレーザーで破壊しつつ皆が脱出できる方法を伝える。

スーパー系

デューク・フリード
『IMPACT』では植物惑星突入を前に、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」と呟いた彼の言葉を耳にして、異星人であるデュークが地球の諺を知っていることに感心する。
三条レイカ / ビューティフル・タチバナ
『IMPACT』終盤で彼女達と共にアクシズ破壊工作を行う。
ロッド・ドリル
彼に、上述のデュークが発した諺の意味を説明する。イネス先生曰く「ハイリスクハイリターンの精神ね」。

リアル系

真田志郎
『V』では半日かかると覚悟していたボソンジャンプの説明を彼のおかげで数分ですませることができた。

バンプレストオリジナル

ラウル・グレーデンフィオナ・グレーデン)、ラージ・モントーヤミズホ・サイキ
R』では、彼(彼女)らが未来から来た人間である事実に気付いていた。
デュミナス
『R』の過去世界では、彼(彼女?)によって殺されてしまう。

名(迷)台詞

「説明しましょう」
最も多用する台詞。
「こんにちは、イネス・フレサンジュです」
なぜなにナデシコ』開演時の挨拶。
キミの心、解説してあげようか? 『少しばかり戦いに勝って、カワイイ女の子とデートして、オレは何でも出来る』」
メグミ「もしかして、説明が好きなの?」
「若いってだけで、何でも出来ると思ったら大間違いよ! 誰でも英雄になれるワケじゃ…」
第6話「『運命の選択』みたいな」より。木星蜥蜴の恐ろしさを知らない地球から火星にやって来たナデシコクルーに対して。
ちなみに、イネスから自分の深層心理を見事に解説されたアキトは、少したじろいでいた。
「火星にチューリップが落ちてきた時、あたし達の運命は決まっていたのかもしれない。フィールドを張っていなくても、この砲撃…」
「いずれにせよ、あなた達は英雄にはなれなかったというワケ…」
同話。木星蜥蜴による地面への集中砲火によって、火星の地下シェルターに避難していたコロニーの人々の命は助からなかった。イネスが先に述べた通り、ナデシコが来ても来なくても彼等の運命は変わらなかったのだ…。
なお、そんな非情な現実を見せつけられたユリカは大きな衝撃を受け、嘔吐した模様。
「あたし、8歳以前の記憶が無いのよ…。『8歳』って言うのも、『それぐらい』ってことでね。あたし、火星の砂漠で拾われたらしいの」
第7話「いつかお前が『歌う詩』」より。艦内放送『なぜなにナデシコ』を製作するイネスがユリカ達に語った自らの生い立ち。
なお、この時のイネス自身の回想シーンの中で、「砂漠の上で独り泣いているツインテールの少女」が映っている。
「何か、不思議…。何だかアンタの顔を見ていると、すごく懐かしい気がする」
同話。『なぜなにナデシコ』の放送終了後、アキトとの会話の中で。ちなみに、この時イネスから顔を近づけられたアキトは、顔を赤らめている。
先述の「8歳以前の記憶が無い」発言と合わせて、実に意味深長な発言である。
「一体、何を食べたの!? すぐに医務室に運んで。その鍋は焼却してちょうだい! 木星人の新しい攻撃なのかしら?」
ホウメイ「ま、『恋の劇薬』ってトコかなぁ」
第10話「『女らしく』がアブナイ」より。片想いしているユリカが作った不味い料理を食べて失神したジュンの姿を目の当たりにした際のイネスとホウメイの対応。
ユリカが作った料理の凄まじいまでの不味さを見事に表現した台詞である。
「!…説…明」
第15話「遠い星からきた『彼氏』」より。エリナがユリカに対して説明しようとした時、無関係の場所からその気配を感じ取り、さらにはその場に駆け付けた。
「ようやく会えたね、お兄ちゃん…」
最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。アキトに「アイちゃん」として再会した際の一言。
「あんたたち、キスしなさい」
同話。アキトユリカに対して、ボソンジャンプの条件を提示した際に。これのおかげでユリカが怒り、一騒動が起こる羽目に。
『J』ではオルファンを止めるために同様の台詞を言い、やはり一騒動起きる。

スパロボシリーズの名台詞

「そりゃもう…山のようにね」
IMPACT』第2部宇宙激震篇第16話「悪夢、再来」より。ヒカルからガンダムタイプの機体数について訊ねられたことに対する返答。至言である。
「詳しくやさしくコンパクトに説明すると…世界は常に分岐の可能性を持っているという事ね」
「私達の存在する世界とは別の平行した世界…それがパラレルワールドと呼ばれるものなの」
「おわかり?」
AA PORTABLE)』28話「それぞれの戦う意味」/「ネオ・ジオン動乱」での平行世界の解説。『A』はスパロボで初めて平行世界をテーマとして扱ったので、詳しく知らないプレイヤーへの解説でもある。それでもわからないもいたので、アムロがもう少し砕いた解説もした。
「残念、不正解。もっといいものよ」
『A(AP)』のエンディングより。火星古代文明の独占失敗やスキャンダルの発覚に揺れるネルガル重工本社にて、ひとり「見つかった」とつぶやき、火星極冠遺跡の演算ユニットが見つかったのかと問うエリナに対して。
ちなみに「もっといいもの」とは、行方不明になっていたアクセルorラミアのことである。本作では最後まで利己的なアカツキやエリナと異なり、火星極冠遺跡の技術よりも仲間の生存を第一に喜ぶあたり、イネスの人情が伺える。
「ええ。でもそれでよくこの艦に乗る決心したものね」
アキト「…それってどういうことすか。なんで俺がこの艦に乗ってちゃいけないんすか」
「いけないなんていってない。ただこの艦は…」
J』第4話「さよならの赤い星」にて、アキトがテンカワ夫妻の息子だと知って。
「ごめんなさいね。さすがに今日はシリアスで行かせてもらうわ」
W』第52話「歪んだ太陽」よりトロワから「なぜなにナデシコはやらないのか?」と訊ねられた際の返答。
「お帰りなさい、お兄ちゃん…」
『W』第53話「朝をよぶ者達」より。ソール11遊星主イバリューダーとの決戦に駆けつけたアキトに対して。
「二人とも、固いわね。こういうのは、照れとか恥じらいがあっちゃ駄目よ」
V』第36話「星を継ぐ者」にて、衣装無しで「なぜなにナデシコ」をやらされる羽目になったユリカとルリに対して。
T』では第29話「それぞれの誇り」にて、ユリカがまだ不在であることから代わりにウェンディがやらされており ほぼ同様の台詞を言われ、更にガン×ソードさんネタを振られる。
ウサギ役であれば正に適役というキャラがいたのだが…
「いい筋しているわね、メガネのお嬢さん。あなた…将来はきっと私と似たポジションになるわよ」
『T』同話より。「では、リクエストにお応えして、ここまでの状況のまとめをしましょう」と彼女が突然切り出し、が「誰かリクエストした?」と疑問の一言を発したことからが「駄目ですよ、光さん。その人の仕事…言い換えれば存在する意味を奪うような事を言っては」と窘めたことに対して。これに風は「あ、ありがとうございます…」と戸惑いを隠せない様子ながらも返答している。