大河新次郎

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大河新次郎『サクラ大戦』シリーズの『V』の主人公

大河新次郎
読み たいが しんじろう
外国語表記 Shinjiro taiga
登場作品 サクラ大戦
声優 菅沼久義
デザイン 藤島康介(原案)
松原秀典
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
生年月日 1908年年8月20日
年齢 19歳
出身 日本・栃木県
身長 165 cm
体重 59 kg
髪色 黒色
瞳の色 黒色
血液型 A型
所属 帝国海軍(V以前)
紐育華撃団
役職 紐育華撃団・星組隊員
紐育華撃団・星組隊長代理
紐育華撃団・星組隊長
軍階級 少尉
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概要

大神一郎の姉、大河双葉の息子。

幼い頃から大神を目標として学問や剣術に励み、1928年春に江田島海軍士官学校を首席で卒業する。その後、霊能力者としての素質もあったため大神から紐育華撃団・星組への配属を命じられ紐育へ赴くが、実は紐育華撃団が帝撃に配属を要求していたのは大河ではなく大神の方だった。自らが必要とされていない事実に落胆する大河だったが、異国の地で自分が出来ることをまっとうしようと奮闘、初陣の際に星組隊長のラチェット・アルタイルにサムシング・エルスの輝きを見出され、星組隊長代理に抜擢される。そして、織田信長の一味との戦いの中で隊員達にもその実力を認められ、後に正式に星組隊長となる。

性格は大神と同じく実直で真面目。若く経験不足なためまだ至らない所もあるが、持ち前の誠実さと惜しまぬ努力で未熟な面をカバーしている。大神が強いリーダーシップでチームを率先してまとめ上げたのに対し、大河は仲間と一緒に苦しみそして支えあうことでチームをまとめるタイプの隊長である。

戦いでは大神とは異なり、2本の大太刀と1本の小太刀を用いた変則的な二天一流の剣術を得意とする。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦30
DLC第1弾として追加参戦。担当声優の菅沼久義氏は『スーパーロボット大戦MX』の一般兵役を経て初のネームドキャラ役での出演で、同作より18年ぶりの新録参加にもなる。

人間関係

ジェミニ・サンライズ
部下。互いに紐育華撃団で裏方として苦楽を共にした仲であり、名前だけで気さくに呼び合う。
サジータ・ワインバーグ
部下。出会った当初は「坊や」扱いされていたが、ハーレム地区を巡る騒動で彼女が見失っていた守るべきものを思い出させた。
リカリッタ・アリエス
部下。失敗を極度に恐れるが故に孤独になろうとしていた彼女に共に支えあう仲間の大切さを教えた。
ダイアナ・カプリス
部下。病ゆえに生きる事に絶望していたが、大河によって希望を与えられた。
九条昴
部下。隊長としての実力を疑問視され、決闘した。
ラチェット・アルタイル
上司。隊長としての素質をいち早く見出した恩人であり、大河にとっては大神と同じく目標の1つとなっている。
マイケル・サニーサイド
上司。掴み所のない性格をしており、サニーサイドの真意を図りかねた大河から怒りの鉄拳を食らった事もある。
大神一郎
叔父。大河の憧れの存在であり、大神も大河が幼い頃から何かと気にかけていた。
大河双葉
母。手紙では典型的な大和撫子を装っているが、実は重度の親バカ。
加山雄一
帝国華撃団・星組隊長。お目付け役として大河に助言を与える。

名(迷)台詞

「ぼくはでっかい男になるんだ!!」
『V』第1話にて。同作における大河の象徴的な台詞。
「わひゃあっ!?」
驚いた時やトラブルに巻き込まれた際に発する台詞。
大神の「いいっ!?」に相当するが、使用頻度はそこまで多くない。
「理想の紐育のために、ぼくは、なにもできない……なにも……」
『V』にて、紐育華撃団が望んでいたのが自分ではなく大神だった事を知り、更に結果を出すためのチャンスの場も与えられなかった際の台詞。
翌日になっても気持ちの整理がつかなかった大河だが、偶然出会ったダイアナに「あなたには、未来という可能性がある」と励まされ、出来る事を精一杯やろうと奮起する。
「その命令には……従えません!ひとりだろうと、100人だろうと関係ない!!」
「目の前にある命を見捨てるなんて、ぼくにはできません!!」
『V』にて、敵の攻撃で重症を負ったラチェットが、「自分の事はいいから早く戦場に戻れ」と救護に駆け付けた大河に命令した際の彼の返答。
必要とされていない事を知らされながらも腐らなかった姿勢。公演前に起こったトラブルの責任を負い事態解決に導いた資質。大河にサムシング・エルスを感じ彼の出撃を許可したラチェットは、その諦めない心の強さをまざまざと見せつけられる。戦線離脱に伴い、自身の霊力低下に期する所があったラチェットは大河に星組の指揮権を委譲する。

搭乗機体

フジヤマスター

余談

  • 『3』の時点で大神は死亡し別の主人公が登場する構想があり[1]、原作者の広井王子氏はその人物こそ『V』で主人公を務める大河だったとしている。ただし、脚本を手掛けたあかほりさとる氏は「ある程度は大河に引き継がれたが、大河とはちょっと違う」と語っている[2]

脚注

  1. ソフトバンククリエイティブ『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 原画&設定資料集』P124より。
  2. エンターブレイン『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P131より。