兜シロー

2019年8月7日 (水) 15:16時点におけるエンドラン (トーク | 投稿記録)による版

兜シローは「マジンガーシリーズ」の登場人物。

兜シロー
読み かぶと シロー
外国語表記 Shiroh Kabuto
登場作品

マジンガーシリーズ

声優
TV版
沢田和子(現:沢田和猫
OVA版
相田さやか
真マジンガー
藤村歩
INFINITY
花江夏樹
デザイン
初登場SRW
旧作版
第3次スーパーロボット大戦
OVA版
スーパーロボット大戦J
真マジンガー
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
INFINITY
スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
年齢 11歳(Z、カイザー、真マ)
21歳(INFINITY)
職業 小学生(Z、カイザー、真マ)
所属 光子力研究所科学要塞研究所統合軍
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概要

兜甲児の弟で、東城学園初等部に通う小学5年生。

明るく快活な性格の持ち主だが、一方で兄の甲児に対し甲斐甲斐しく世話を焼いたり、時には意見する事も有るなど、しっかり物としての側面も垣間見せる。劇中では子供らしい好奇心の強さが仇となり、窮地に陥るケースが目立った。また、物語後半から反抗期に突入した様子で、初期の天真爛漫さからは想像もつかないナーバスな言動や態度をとる事が多くなる。

原作漫画版では小学生なのにホバーパイルダーを操縦することができる。甲児の出先に届けに行く役回りもあった。

続編グレートマジンガー』では甲児の海外留学や父・兜剣造との邂逅など、周囲の環境が劇的に変化した事もあり、前作後半から引きずっていたナーバスな側面が更に深刻化するが、剣造との蟠りが氷解した事もあって、最終的には以前のような明るさを取り戻す。物語中盤からロボットJr.に乗り、戦闘に参加するようになった。

劇場版マジンガーシリーズと共通の時間軸で描かれた後日談であるデジタルコミック『ダイナミックヒーローズ』(作:越智一裕)では、アメリカに留学しており国際電話で甲児と会話をしている。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY』では成長した姿で登場。マジンガーで人類を守った甲児の背を追い、統合軍第3番隊小隊長を務めている。

真マジンガー』では漫画版『マジンガーZ』に近い性格であり、かなりやんちゃな一面を見せている。ただしパイルダーには乗らなかった。

真マジンガーZERO』ではミネルバXによると、幾多の世界において彼が生きている可能性は3割以下とのこと。

登場作品と役柄

旧作版設定

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。ゲームオーバー時に台詞あり。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ゲーム本編で初登場。
スーパーロボット大戦α外伝
今作エンディングでと正式に再会する事になる。
第2次スーパーロボット大戦α
αナンバーズがピンチに陥った時にグッドサンダーを通じて応援する。
第3次スーパーロボット大戦α
非戦闘キャラ。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
スーパーロボット大戦R
スーパーロボット大戦D
初めてパイロット登録される。防御用の精神コマンドが何もないので防御が不安。長射程のボロットホームランで射程外から攻撃を心がけるか…。

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
初の『INFINITY』版。担当声優の花江氏は本作でSRW初参加となる。第1話でスポット参戦し、地上ルート第13話で正式参戦。
10年の月日は伊達ではなくパイロット能力・精神コマンド・エースボーナスはどれも悪くないのだが、悲しいかなイチナナ式の性能がかなり厳しく、乗り換えたいところだが今回は原作再現でマジンガー勢の機体が全く足りないのでそのまま留守番になりやすい。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
さやかボスの会話のみに登場。甲児が宇宙科学研究所に出向している間、マジンガーZ用のパイロットスーツを毎日念入りに磨いていたらしい。
スーパーロボット大戦X-Ω
マジンガーZのユニットクエストなどに登場。

マジンカイザー版設定

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
OVA版。非戦闘キャラだが、ボロットホームランがボスボロット単体の武装になったので、その都度ロボットJr.で呼び出される。
スーパーロボット大戦W

真マジンガー版設定

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
真マジンガー設定での初登場。NPC。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ローレライとの絡みがスパロボでは(旧作版含めて)初めて描かれた他、真マジンガーの原作再現が後半に入ることもありNPCながら出番は多め。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
中断メッセージで声付きで登場。キャストの藤村氏は今作が版権スパロボ初出演となる(本作ではMIXオードリーの2人も担当)。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
時獄篇に続いてボイスも新録されており、ローレライとのDVEもある。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
NPC。原作再現が終盤からであることもあり出番は少ないが、困難ルートEDでは実父との再会が叶う。

その他

スーパーロボット大戦Card Chronicle
OVA版と真マジンガー版のシローが登場しており、模擬戦の際には互いの兄の機体を自慢し合っているシーンがある。

パイロットステータス

能力値

格闘防御以外は低い。

精神コマンド

D
偵察根性幸運必中熱血脱力
Lv一桁の頃から「幸運」を覚えるため序盤の資金稼ぎに嬉しい。
「不屈」「鉄壁」「ひらめき」のいずれも覚えないため、終盤になるとマジンガーに乗せても敵の攻撃が痛い。
T
根性不屈必中加速気合熱血
実兄兄貴分には劣るものの、最低限の特機乗りに必要な物が揃っている。

特殊技能(特殊スキル)

D
底力援護攻撃援護防御コンボ
最初から「援護防御」を覚えており、「援護攻撃」の習得も非常に早い。
そのため、序盤~中盤にかけてはマジンガーZグレートマジンガーのパイロットとしてある意味兜甲児剣鉄也を上回る。
T
底力L5、見切りL1、ガードL1、闘争心L1
技能自体は豊富だが、Lvが低いというのは彼の未熟さを表現した物だろうか。

エースボーナス

出撃時に気力+10、ExC+1、熱血の消費SPが30になる。
T』で採用。
無難な底上げ型であり、内容は悪くない。それだけに、愛機のイチナナ式の貧弱さが余計残念なことになってしまっている。

サポートアビリティ

兄思い
UC。HP1/3以下で装甲アップ。

人間関係

兜甲児
兄。概ね東映版では「お兄ちゃん」、原作漫画版および『真マジンガー』では「アニキ」と呼んで接するが、東映版でも機嫌の悪い時などには「アニキ」呼ばわりする事が有る。東映版の後日談である『INFINITY』でも「アニキ」呼びになっている。
兜剣造
父。再会した『グレート』においては当初は父という事を知らず、先生と呼んで慕っていた。26話で実の父親である事を知った際は今までの寂しさからこれまで姿を見せず父と名乗らなかった剣造に反発したが、同話で和解する。
兜十蔵
祖父。
錦織つばさ
『真マジンガー』版での母。当初はそれが判明するまでの経緯もあってか折り合いは悪かった。
剣鉄也
実兄の甲児と同様に仲がよい。
炎ジュン
鉄也と同様に仲が良く、姉弟同然の関係。
ボス
『Z』、『グレート』通じて共に行動する事が多く、もう一人の兄貴分とも言える存在。
ヌケムチャ
ボスと同じく兄貴分とも言える存在。
暗黒寺闇太郎イタチの安
『真マジンガー』では彼らと仲が良く、何かとつるんで行動する。
ローレライ
偶然出会い、友達になるが……。
白鳥ハルナ
SRW未登場。『グレート』でのガールフレンド。
森山優子
SRW未登場。『グレート』50話に登場した担任の先生で、母親のように感じていた。

他作品との人間関係

金田正太郎
第2次Z再世篇』で、Vコンを通じてローレライを説得した。
明石ナミダ
第2次Z再世篇』以降は同年代の友人として共にくろがね屋にいる場合が多い。
イグニス
D』における仇敵。

名台詞

「バカ! お父さんのバカ! お父さんはサイボーグだからそんな冷たい事が言えるんだろ!」
50話で担任の森山先生が戦闘獣マリゲラの中に閉じ込められた際、攻撃を躊躇した鉄也に攻撃を命じた剣造への反発。この時のシローはかなり感情的になっており、その後の剣造との関係から見ても心からそう言っている訳ではないが、剣造自身はかなりのショックを受ける事になる。
「甲児兄ちゃんの兄貴は鉄也お兄ちゃんじゃないか、僕達みんな兄弟みたいなもんじゃないか。ねえ、何をそんなに怒ってんだよ!」
55話で甲児がピンチになった際、甲児へのわだかまりからただ険しい顔で沈黙を続ける鉄也への怒り。このシローの言葉と剣造の言葉が鉄也の心を動かす事になる。
「ははは、このピストル信じないから撃ってみせたのさ」
「見てみてプラモデルとラジコンこんなに持ってきた」
桜多吾作版『グレートマジンガー』より。科学要塞研究所を破壊されてゲリラ活動中に、完全に私欲で強盗行為を行ったジュンに便乗して、自身もおもちゃ屋を襲った際の台詞。末恐ろしい。
「なんだこいつ、顔がおかしいぞ」
真マジンガー』より、あしゅら男爵を見た感想。当然ながらあしゅらのコンプレックスを思いっきり刺激してしまったため、激怒されることに(しかもよりによって、あしゅらにとっては憎きゼウスを思い起こさせるマジンガーZの中で言ってしまった)。
「馬鹿野郎…マジンガー!なんでお前は負けねぇんだよ…」
『真マジンガー』より、マジンガーZとドナウα1との一騎打ちの果てに、ドナウが倒された事での慟哭。原作漫画版のドナウα1での台詞を使っているが、そちらは叫びだった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

αシリーズ

「アニキ…俺、待ってるよ。アニキが帰ってくるのを」
「そして、次にアニキに会う時には俺もアニキや鉄也さんみたいな一人前の男になってみせるよ」
第3次α』EDでテスラ・ライヒ研究所へ留学する事になった甲児へ、淋しさを堪えながら「男の約束」を誓う。

Zシリーズ

「ありがとうよ、ソレスタル何とか!ま…一番活躍したのはマジンガーだけどな!」
第2次Z破界篇』序盤の熱海戦で、マジンガーを援護してくれたアレルヤティエリアへ謝意を送る。
「わかる、わかる!ちょっとキツい感じだけど、そこがゾクゾクしていいよねえ!」
『第2次Z破界篇』第6話『目覚める力』より女将を評して。
「兄貴の特訓が始まったんだね!鉄球を受け止めたり、崖から突き落とされたりするのかい!?」
くろがね屋」を舞台に始まった甲児の特訓内容について、目を輝かせながら安へと訊ねる。
なお、「鉄球」及び「崖」云々の元ネタは強敵に敗れた仮面ライダーV3&スカイライダーの両名が、パワーアップの為に行なった特訓メニュー。

VXT三部作

シロー「デートね…。出来る男は、こういう時でもプライベートを忘れないな」
甲児「何だよ、シロー? デートしたい相手でもいるのか?」
シロー「俺の事は、どうでもいいの。問題は兄貴の方だよ」
甲児「俺が? この前まで研究で忙しかった俺にそんな隙があるかよ」
シロー(駄目だ、こりゃ…。さやかさんがやきもきするのも無理ないぜ)
『T』第14話『最凶の降臨』にて部隊合流時のミーティングに参加した際に。とのデートのために不在な事に目の前にいる兄を皮肉って。

搭乗機体

ロボットJr.
グレートマジンガー』や『死闘!暗黒大将軍』での搭乗機体。
GMFA1
グレートマジンガー (桜多吾作版)』での搭乗機体。
イチナナ式
劇場版 マジンガーZ / INFINITY』での搭乗機体。

余談

  • 上述のように兜甲児の弟として登場しているが、Zマジンガーでは弓さやかの弟として『弓シロー』として登場し、マジン・サーガでも『シロー・フランソワ』として(後に兜性に改姓している)登場しており甲児の実の弟では無い設定だった。
    • ちなみに、Zマジンガーの兜甲児は弟の代わりに姉と妹がいる母子家庭という設定、マジン・サーガでは父子家庭で一人っ子という設定だった。