ソルグラヴィオンは『超重神グラヴィオン』『超重神グラヴィオンZwei』の登場メカ。
ソルグラヴィオン | |
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登場作品 |
超重神グラヴィオン 超重神グラヴィオンZwei |
デザイン | 大河原邦男(ベースデザイン) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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異名 | 紅ノ牙、太陽神 |
分類 | 対ゼラバイア専用戦闘ロボット |
所属 | グランナイツ |
パイロット |
概要
クライン・サンドマンがゴッドグラヴィオンの後継機として開発したロボット。
グランカイザーをベースに、グランディーヴァの後継機「ソルグランディーヴァ」が各部を構成。天空侍斗牙と紅エイジの「炎皇合神」という掛け声で合神する。重力子エネルギーを解放できる他、合神中のエルゴフィールドによって人の心の思いを力に還元する能力を秘める。
さらにゴッドΣグラヴィオンとの最凶合神により「アルティメットグラヴィオン」となる。
ちなみに、グランΣをコアにソルグランディーヴァが合体した形態は「ソルΣグラヴィオン」と呼称され、劇中ではソルグラヴィオンの初登場時に一度だけ登場。惑星一つを滅ぼしかねないグランΣと、グランディーヴァの上位機であるソルグランディーヴァの合体形態である為、その戦闘力はグランカイザーをコアにしたソルグラヴィオンよりも遥かに凌ぐ。実際、エィナ一人が操縦していただけでも、大量のゼラバイアを瞬時に殲滅し、ゴッドグラヴィオンのダメージを修復。更にエイジがメイン操縦を担当した事で、合体技である「真・超重斬」を発動させている。
本機が実際に登場したのは第2期第9話(二期通して全25話中22話)とかなり遅いのだが、第1期から使用されている合体用挿入歌「合神!ゴッドグラヴィオン」の歌詞に名前だけ出ていたため、存在自体は早い段階で判明していた。また、第2期のOPにも第1話から(シルエットだが)出続けていたため、視聴者はかなり長い時間待ち焦がれることとなった。
構成機体
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。第44話「舞い降りる太陽」で参入。全ての武装がゴッドグラヴィオンより性能アップしており、射程面の死角もない万能機体。全武器が最大射程2以上あるため、射程を伸ばすことによる恩恵が非常に大きい。最大の強みは6人分の精神コマンドが使える点。斗牙がLv62で覚醒を使えるようになると、更に爆発力が増す。
- 超重炎皇斬は第55話前半でゴーマを撃墜した後に追加される。破壊力が高い分燃費は決してよくはないので、ソーラーパネルのほか斗牙にはEセーブが欲しい。敵単体への火力を伸ばすなら、斗牙には再攻撃や援護攻撃を覚えさせることになる。全体攻撃が3種類もあり、ザコ一掃能力でも高いポテンシャルを秘めるが、全てP属性がないのでヒット&アウェイを覚えさせるのも手。
- なお、ソルグラヴィオンは初期のゴッドグラヴィオンと違い最初から合神済みで出撃する仕様で重力子臨界もない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 中盤より参戦。本作ではZEUTH側の機体は機能不全に陥って最強武器が封印された主役機は多いが、本機はその中でも数少ない完調状態と言える機体である。使えなくなったのは合体攻撃の超重炎皇斬(=相方のゴッドΣグラヴィオンが不在のため)なので、ソルグラヴィオン単体の武装は全て使える。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 本作でも多人数乗りスーパーロボットという位置付けは変わらず、非常に使い勝手がいい。本作から超重炎皇斬(再攻撃から超重剣が使える)を再び使用できるが、合体攻撃を使わなくても十分強い。序盤から参入の上に合体攻撃を除けばフルスペックで使用できるため、息切れせずに終盤まで活躍させられる。
- 本作でOPムービー初登場(『破界篇』ではゴッドグラヴィオンが登場していた)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 登場していないが、Z-BLUEに参加していない旧ZEUTH・ZEXISのメンバーと共に、翠の地球でサイデリアルと戦っている設定となっている。
装備・機能
武装・必殺武器
超重剣以外全ての武器に「ソルグラヴィトン」とつくため、スパロボ登場メカの中でも武器名がトップクラスに長いのが特徴。
- ソルグラヴィトンミサイル
- Geoキャリバー及びGeoスティンガー脚部からミサイルを発射する。原作では未使用で、小説版で使用している。
- 『Z』ではトライチャージ専用武器になっており、Geoキャリバーのみから発射している。
- ソルグラヴィトンキャノン
- Geoミラージュに搭載している2門のエネルギーキャノン。
- ソルグラヴィトンクラッシャーパンチ
- 両腕を構成するGeoジャベリンの右腕部を発射。
- 『Z』ではPLA武器で、小隊攻撃対応。原作と違い左腕部を発射している。なぜかゴッドグラヴィオンのグラヴィトンプレッシャーパンチより攻撃力が低下している。
- ソルグラヴィトンブリンガー
- 左腕のGeoジャベリンのドリルに琉菜の「フレイムアップ」の掛け声で炎を纏い、正面から相手を粉砕する。
- 『Z』では、ゴッドグラヴィオンのグラヴィトンソードの後継武器的なスペック。「フレイムアップ」は斗牙が叫ぶ事も。
- ちなみに掛け声や炎を纏う様など一連の流れは、大張監督も参加している「勇者シリーズ」二作目『太陽の勇者ファイバード』の武装ファイバードの必殺技「フレイムソード・チャージアップ」のオマージュ。
- ソルグラヴィトンスパイラルクラッシャーパンチ
- 両腕のGeoジャベリンを握り締めて放ち、さらに回転させる。あるロボットと同じ技である。
- 『Z』ではバリア貫通効果を持つ。ロボットアニメ史上でもトップクラスに名前が長い。
- ソルグラヴィトンノヴァ
- ソルグラヴィトンキャノンと胸部に備えられた超重剣の宝玉から放ったエネルギー(ソルグラヴィトンアーク)を正面に形成したレンズで集束し、発射する。
- 『Z』では全体攻撃。
- Gグラディウスアタック
- 各ソルグランディーヴァが合体して大型戦闘機Gグラディウスとなり、その上にグランカイザーが乗って敵に突撃する。
- 『Z』では、グラヴィティクレッセントの性能を引き継いでいる。原作では突撃しただけだが、『Z』ではミサイル等で攻撃を行い、最後はグランカイザーが跳び蹴りを浴びせるというとどめ演出も用意されている。
- 超重剣
- 胸部のシンボルを分離・展開して出現するソルグラヴィオン単機での最強武器。ゴッドグラヴィオンの武器だった「グラヴィトンソード」の原型で、当然のごとく原理は同じ。別名「しろがねの牙」。
- 超重剣から重力子エネルギーの渦「エルゴストーム」を放ち、敵を拘束して上空に飛び上がって対象を空間ごと切り裂く技が「超重斬」である。ゴッドグラヴィオンの時と違い、最後に敵を突き刺して再び「エルゴストーム」を放ち対象をバラバラにする。決め台詞は斗牙の「エルゴ・エンド」。ソルグラヴィオンの単体攻撃では最強で、Zでは再攻撃や援護攻撃を多用するスタイルでは超重炎皇斬以上の爆発力を秘める。まったくの余談だが、ゴーマに対して使うとトドメの突きがちょうどコアを直撃する。
- ゴッドグラヴィオンが使用していた時は月面に封印されていたソルΣから展開状態で召喚されていたが、出力が大きすぎて一撃で重力子臨界を迎える諸刃の剣だった。
合体攻撃
- 超重炎皇斬
- 本来はアルティメットグラヴィオンの技。ソルグラヴィオンがゴッドΣグラヴィオンと最凶合神してアルティメットグラヴィオンとなった後、グラヴィゴラスから重力子エネルギーをチャージし、金色に輝く火の鳥となってゴーマを一刀両断した。
- スパロボではゴッドΣグラヴィオンとの合体攻撃に組み込まれており、全体攻撃となっている。P属性がないので、積極的に使うなら射程を伸ばした上でヒット&アウェイが欲しい。『再世篇』では単体攻撃。演出の都合上グラヴィゴラスの協力を受けず、自力で放つ。使用時に挿入されるグランナイツのカットインは、原作では下記の真・超重斬使用時に挿入された。更に『再世篇』ではアースガルツのメイドも加わっている。
- イベントのみ
特殊能力
- 剣装備
- 左腕のドリルで切り払いを行う。
移動タイプ
サイズ
- L
カスタムボーナス
機体BGM
- 「紅ノ牙」
- 『超重神グラヴィオンZwei』OPテーマ。デフォルトBGM。
- 「嘆きのロザリオ」
- ゴッドグラヴィオン時のデフォルトBGMで、ソルグラヴィオンでも超重炎皇斬の使用時に必ずこの曲が流れる。
関連機体
- ゴッドΣグラヴィオン
- サンドマン駆るグランΣとグランディーヴァの合体機。この機体とさらに合体することで「アルティメットグラヴィオン」となる。
- ソルΣグラヴィオン
- 初登場時はこの状態。グランΣがコアとなっている。
- ソルグラビリオン
- 『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』に登場したリオンシリーズ。無論設定上はまったく関係ないが、名前やカラーリング、一部武装やパイロットが本機のパロディとなっている。ちなみにこのネーミングは大張監督がつけたもの。
対決・名場面
- 紅ノ牙、太陽の神
- ヒューギ・ゼラバイアの幻影と共に現れた巨大ゼラバイア。グランナイツはそれを迎え撃つも歯が立たないが、突如サンジェルマン城が揺れ始めた。そう、サンジェルマン城の真の姿は巨大戦艦だった。そして、グランカイザーとソルグランディーヴァは『炎皇合神』し、「紅ノ牙」ソルグラヴィオンが姿を現した。必殺技、ソルグラヴィオンノヴァでゼラバイア諸共ヒューギの幻影をも消し去ったのであった。
- 対ゼラヴィオン
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