アマクサ

2019年5月18日 (土) 09:52時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版 (→‎単独作品)

アマクサは「ガンダムシリーズ」の登場メカ

アマクサ
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 長谷川裕一
SRWでの分類 機体
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スペック
別名 ジュピター・ガンダム
分類 モビルスーツ
生産形態 試作機
全長 18 m
所属 木星帝国
主なパイロット バイオ脳
木星帝国兵
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概要

木星帝国の試作型モビルスーツ。鹵獲したクロスボーン・ガンダムX2から得たデータを元に性能を再現するために開発された。別名「ジュピター・ガンダム」。

木星帝国の技術では完全に再現しきれず、全長約18mと当時の機体サイズとしては大型となり、背部のスラスターも元の4本から2本となっているが、代わりに木星製MSの特徴である大腿部へのスラスターの集中が見られている。

大型化したとはいえ反応速度や機動性等はクロスボーン・ガンダム以上のスペックを誇り、その性能の高さから木星帝国が秘密裏に入手した一年戦争時のアムロ・レイの戦闘データを組み込んだバイオ脳[1]を搭載した無人機として使用された。『鋼鉄の7人』ではコルニグスの随伴機として量産された有人機が登場。こちらは実体シールドの代わりにビームシールドを装備している。

なお、頭部の外見こそガンダムだが、これは木星型モノアイの上からツインアイ風のゴーグルを被せた形となっているためで、武装面もガンダムを参考にしたと思われる物がある。ただし、頭部バルカン砲やコアブロック・システムなどは非搭載(後者に似た非常用脱出装置は組み込まれているが、安全面があまり配慮されていない木星仕様)。

原型機のクロスボーン・ガンダムはフェイスオープンによる放熱を頻繁にするが、アマクサにはそのような傾向が見られない。大型化で放熱問題をクリアできたのか、それとも単に限界機動をする場面が無かっただけなのか、真相は不明。(マスク部分の可動ギミックがその名残なのかもしれない。)

登場作品と操縦者

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
初登場作品。パイロットは原作同様バイオ脳
第3話でいきなり敵として登場する。高レベルの強化人間技能も合わさってそのままではかなりの強敵。ただし、自軍にも強烈な指揮効果を保有するヤマトがいる為、しっかり指揮補正を活かせばそれ程苦戦はしない。
ボーナスシナリオ「激戦のバトルフィールド」および第45話ヤマトルート「人の生きる意味」にて本物のアムロとの交戦が実現する他、通常ルート第50話「終わりなき戦い」および困難ルート最終話「過去と未来の狭間で」では有人機が登場するが、『鋼鉄の7人』のビームシールド仕様ではなく、バイオ脳機と同仕様で量産されている。
スーパーロボット大戦T
『V』と同様に有人機もバイオ脳仕様と同じ装備になっている。第47話で大量に登場するも、その内の何機かは「鋼鉄の7人」によって撃破される。更にその内の2機はバイオ脳制御となっており、かつてのエレゴレラのようにベルナデットベラを人質として搭乗させていたが、キンケドゥトビアの手で救出される。
ボーナスシナリオ「彗星の軌跡」ではバイオ脳制御の機体とシャアが交戦する。

装備・機能

武装・必殺武器

ビームライフル
ビームサーベル
シールドクロー
実体シールドの先端部がスパイク付きの二つに分かれたブレードとなっており、相手を挟み潰す。
ハイパーハンマー
シールドの中央部に半球型で収納された質量兵器。使用時に球状となり、相手を叩き潰す。
ビームシールド
有人機用の装備。

特殊能力

盾装備

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

「ハイパー・ハンマー」の攻撃力+300、命中+20。
T』で採用。

対決・名場面

最終兵士

関連機体

クロスボーン・ガンダムX2
本機のデータを基にしている。
コルニグス
『鋼鉄の7人』に登場。アマクサのデータを基にした可変MS。SRW未登場。
ファントム
『ゴースト』に登場。アマクサとレコードブレイカーのデータを掛け合わせた特殊MS「サウザンド・カスタム」の一機。SRW未登場。

余談

  • 単行本掲載の解説によれば、機体名の元ネタはおそらく天草四郎時貞(1621or1623?~1638)。アマクサの製作者により命名されたが、なぜ日本におけるキリスト教(カトリック)の殉教者にして「島原の乱」の指導者の名前を用いたかについては、不明なままである。
    • 一つの仮説として、この天草四郎は史上の天草四郎ではなく、山田風太郎の著『魔界転生』に登場する魔界転生版天草四郎である可能性がある。同作の天草四郎は蘇った死者であり、これがバイオ脳によって蘇ったアムロの意志と話の構造上重なってくるためである。

脚注

  1. 収納位置は胴体部だが、バイオ脳の大きさも大型化の要因にもなっている。