私立スパロボ学園(Super Robot Academy)とは、『スパロボ学園』の舞台となる教育機関。
概要
正式名称は「スーパーロボット学園」。
パイロットを束ねる指揮官の養成目的で軍によって設立された付属機関であるが、形式上は「私立」となっている。
詳細な沿革については公式サイトの学園案内を参照。
教育制度・校風
指揮官養成目的で軍が開発したシミュレーター「BASE」を用いて行うスパロボバトルが教育に取り入れられており、通常の教育科目・作戦立案等の軍事系講義科目以上に重要視されている。
その校風は「スパロボバトル第一主義」且つ「勝利第一主義」。人格に多少問題があろうが、ペーパー試験の成績が多少悪かろうが、スパロボバトルの実力さえ高ければ概ね問題にはならない(多少のお叱りはある)。また、倫理的に多少問題のある行為であっても、スパロボバトルに勝利して得た権利である限りは不問に付される(勿論程度問題であり、何をやっても許されるというわけではないだろうが、教育機関としては異例と言うべきであろう。作中、半ば恐喝紛いの物品譲り受けや、列への割り込み等をバトルの勝利で帳消しにしている)。
制服はないようで、各人が私服を着用。また部活や購買、学内恋愛等の風景を見る限り、一般の学園以上に自由な校風が窺える。
逆に言えば、士官学校等に本来あるべき緊張感や統一感は欠片も見られず、前述の設定がなければおよそ軍直下の教育機関とは思われない。また前述の「勝利第一主義」は、軍規への服従・組織行動の徹底が最重要視されるべき軍教育に真っ向から対立する考え方であり、スタンドプレーにおいて実力を発揮する傭兵的独立戦力を育てたいならともかく、目的と校風に明らかな矛盾を抱えている。
この辺りはある人物が指摘している通り、平和ボケした役人や政治家による制度改革が多分に加わった結果(恐らく「生徒に対する人権的配慮」等の名目と推測される)だと思われる。またその一方、設定ではスパロボバトルが実際に指揮官養成に多大な実績をあげたことになっており、スパロボバトル重視という路線を突き進めた結果として生じた歪みである可能性もある。
いずれにせよ、軍関係の教育施設としては非常に平和で長閑であることは間違いない。
施設
学園は大きく3つのゾーンに分かれている。ゲーム開始当初は限られた場所のみ行動可能だが、次第に行ける場所が増える。
校舎エリア
- 校門
- 学園長室
- 二年生の教室
- 三年生の教室
- なぜか一年生の教室には入れない。
- 生徒会室
- 保健室
- スパロボバトルで敗北、気絶に至った者はここに運ばれる。
- 屋上
- 開かずの間
- 音声入力でのみドアの開閉が可能な部屋。その正体は吹雪の武器庫である。
- 購買部
- 中庭
- 体育館
- 体育館裏
- 今回の事件の発端となった祠が存在する。
グラウンドエリア
- グラウンド
- 通信センター
- 獲得コインによるユニット購入、及びWi-Fi通信を行うための施設。このゲームにおいて最も重要な箇所。
裏山エリア
- 旧校舎前
- 一見木造の、いかにも旧校舎然とした校舎。本当の意味での旧校舎(以前にこの校舎を使っていた)とは考えにくいが、恐らくこの学校が廃校となって余っていた土地に、スパロボ学園が新設されたのであろうと思われる。
- 裏山入口
- 裏山頂上へと通じる道がある。
- 裏山
- あるイベントの発生後に行けるようになる。軍事的にも霊的にもいろいろと秘密のある、終盤の舞台。
部活等
作中で存在が確認されているのは下記の通り。
- 生徒会関係
-
- 生徒会
- 清掃委員
- 保健委員
- 警備部
- 購買部
- イベント開催委員
- 文化部系
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- 武器同好会
- オカルト同好会
- 新聞部
- 放送部
- 運動部系
-
- 野球部
- サッカー部
- 陸上部
- テニス部
- バスケットボール部
- 剣道部
- 柔道部
- チアリーディング部
- 水泳部
人物
その他サブイベントで登場するキャラクター類についてはサブキャラクターリスト/学園を参照。
余談
- 学園には複数箇所の「願い事スポット」が存在。そこで願った願い事はかなり高い確率で叶うと言われている。
- 関西にも本学園の類似校があるらしく、そこの不良を母体とした「スパロボ学連」なる不良グループが存在する。また、月面にも姉妹校が存在するようである。
- 『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』ドラマCD第二話にて名前だけ登場。メキボスによって制圧された模様。