アル・アジフ

2013年3月9日 (土) 14:41時点における124.41.71.244 (トーク)による版

アル・アジフ(Al Azif)

  • 登場作品機神咆吼デモンベイン
  • 声優:神田理江(全年齢対象作品) / 朝宮咲(『斬魔大聖』)
  • 種族:精霊
  • 性別:女
  • 年齢:1000歳以上(外見年齢12歳程度)
  • 所属:大十字探偵事務所
  • キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明

『機神咆吼デモンベイン』のヒロイン
見た目は幼い少女だが、その実態は狂えるアラブ詩人アブドゥル・アルハザードによって西暦730年に書かれた魔導書「ネクロノミコン」の原典、「キタブ・アル・アジフ」の精霊。

遥か昔から数多の「主」と共に邪神やその下僕と戦い続けており、本編冒頭にてマスターテリオンとの戦いに敗れてアーカムシティに落下。その身を狙う秘密結社ブラックロッジに襲われるが、偶然出会った九郎の才能を見出し、強引に契約を結ぶ。

性格は傲慢不遜で尊大そのものだが、正義感は強い。魔導書として戦いに明け暮れてきたため年齢の割に世間知らずな一面もあり、内面は外見通り子供っぽい。一人称は「妾」、二人称は主に「汝(なれ)」。

魔術師を消耗品、自らを武器と割り切ることで長い間戦い続けてきたが、かつての「主」達とは違い、自分のことを魔導書ではなくどこまでも「人間」として扱い接してくる九郎に対して当初は戸惑いながらも次第に好意を抱いていく。しかし、同時に今まで死なせていった「主」達に対する強い後悔の念にも苛まれていくようになり、そのことが彼女の行動を大きく変化させていくこととなる。

マスターテリオンとの戦闘でのダメージにより、魔導書としての記述の一部が「断片」としてアーカムシティ内に散逸してしまっており、作中ではブラックロッジとの戦いに並行してその回収も行うことになる。

九郎を「マギウス・スタイル」に変身させた際は2頭身程度にデフォルメされた姿になる(デモンベイン搭乗時も九郎はマギウス・スタイルになるが、アルは本来の姿のまま)。

なお、彼女は「『アル・アジフ』という魔導書」なので「アル」がファーストネームというわけではないのだが、九郎などは勝手にそう呼んでいる。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

特殊技能(特殊スキル)

パイロットBGM

人間関係

大十字九郎
契約で結ばれた者。魔術師としての素質と相性の良さを見抜き、施しを行う。
覇道瑠璃
犬猿の仲。当初は本気で対立していたのもあったが、関係が改善された後もそりが合わず度々口喧嘩に発展する。
マスターテリオン
宿敵。

他作品との人間関係

名台詞

「我が名はアル・アジフ! アブドゥル・アルハザードによって記された、世界最強の魔導書なり!」
九郎との契約時の台詞。彼女の尊大さを象徴する台詞と言える(事実最高位の魔導書なので、それほど過大な発言でもないが)。
「識を伝え式を編む我。魔物の咆吼たる我。
死を超ゆる、あらゆる写本(子)の原本(母)たる我、『アル・アジフ』の名に於いて問う。
鋼鉄(はがね)を鎧い刃金を纏う神。人の造りし神。鬼械の神よ。汝は何者ぞ」
デモンベインを初起動した時の台詞。原作では格納庫内で搭乗する直前の台詞だが、アニメではこの台詞と共に地上に招喚した。また、アニメでは何やら奇怪な動きをしながら述べる。

迷台詞

「好きに生きろ」
瑠璃によって女装させられそうになっている九郎への反応、全く興味を示さなかった。
「フン、何を今さら」
九郎の人でなし発言に対して。全く持ってそのとおり。
「フ……上等だ……妾も一つ言っておくことがある。第一話にメタトロンのシルエットが映った気がしていたが別にそんなキャラはいなかったぞ」
全年齢向けWindows用格闘ゲームソフト「ニトロロワイヤル」のアルEDにて。このEDはアニメ版の出来を『ギャグマンガ日和』の人気エピソード「ソードマスターヤマト・完結編」風に解説したものである。

スパロボシリーズの名台詞

搭乗・関連機体

デモンベイン
制御系のオペレーターを担当。
アイオーン
本来保有する鬼械神。原作冒頭で破壊される。

余談

  • 魔導書ネクロノミコン、およびその原典であるキタブ・アル・アジフはクトゥルフ神話に連なる物語において元々存在する書物の名前で、本作オリジナルの設定というわけではない(作中に登場する他の魔導書も概ね同様)。
  • クトゥルフ神話でネクロノミコンを読んだ人物は大抵ロクな目に遭わない。むしろネクロノミコンを読んだせいで状況が悪化する事も多い。

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