ハンゲルグ・エヴィン | |
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外国語表記 | Hangerg Ewin |
登場作品 | |
声優 | 堀内賢雄 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 40歳以上 |
所属 | リガ・ミリティア |
概要
初期のリガ・ミリティアの構成員の一人で、ウッソ・エヴィンの父親。
TV版
「ジン・ジャハナム」の一人。彼自身の名はリガ・ミリティア内でも良く知られているが、先読みする行動力で、その所在を知るものはいないほど。
地球連邦軍などとの組織間のパイプ作りに専念しており、最終的にムバラク・スターン大将率いる「ジャンヌダルク艦隊」と協力関係まで扱ぎ付けて表舞台に現れる。
リーンホースJr.と合流の際に息子ウッソ・エヴィンと再会するが、その会話は何かギクシャクしていて、コミュニケーションが成り立っていない。だが、妻ミューラ・ミゲルが死亡した際には涙を浮かべるなど、本当は家族愛を大切にしたい思いを秘めていた。
MSを駆って眼前で戦うウッソの望外の成長に驚きながら、軍隊という中では己の個を捨て、終始客観論者に徹していたが、ムバラクからはもう少し父親らしい姿をするべきと苦言を呈されたこともあった。
ジャンヌ・ダルクが特攻の際に艦内から姿を消し、それ以降彼を見た者はいない。これについては様々な諸説が出ているが、ムバラク曰く「噂通りはしっこい男だ…次に何をやろうというのか」と発言しているからして、彼にとってはリガ・ミリティアとしての役割を終えて、何かの活動への布石を考えていたと思われる。
漫画版
漫画版でも個としての自分を捨てて「ジン・ジャハナム」に徹しようとするが、ウッソの危機に思わずジャンヌ・ダルクを盾にする行動を取っている。結果としてそのお陰でウッソと和解出来たのでアニメよりも救われているが、最後はクロノクルに艦ごと真っ二つにされて戦死。ようやく和解した父の死にウッソは号泣しながらクロノクルに立ち向かう。
ちなみにアニメと漫画でかなり容姿が異なり、漫画版の方が若々しい。
登場作品と役柄
作品主人公の父親にして闘争組織の謎多き大幹部、という格好のポジションながら、スパロボ独特のクロスオーバーなど拡張的演出は僅かに留まる。『Vガンダム』自体が参戦してある程度原作を追っても、ついに登場しなかった例(『第2次G』)さえある。謎が災いして、奥底の人間像・思想・理念など、明かされずじまいの要素が大きすぎた故であろう。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 終盤のエンジェル・ハイロゥ攻略戦前に登場するが、その後は姿を見せていない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 今作ではエンジェル・ハイロゥ攻略戦において、トレーズから提供されたOZの宇宙戦艦でアドラステアへ特攻しMIAとなっている。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編のラスト近くで登場。V2ガンダムのアサルトパーツかバスターパーツの残り片方を送ってよこす。
人間関係
- ウッソ・エヴィン
- 彼にとって父母を愛されたかったが、父は息子の気持ちに応えられなかった。
- 漫画版では和解するが、そのすぐ後にハンゲルグ自身が死亡してしまう。
- ミューラ・ミゲル
- 妻であるが、正式な結婚はしてないので姓は変わらない。彼が妻を愛していたかは涙を浮かべるからして相当なもの。
- シャクティ・カリン
- お隣の近所付き合いで、「小父さん」と呼んでいた。ハンゲルグがエンジェル・ハイロゥを破壊すると言われたとき、シャクティは酷く動揺していた。
- マンデラ・スーン
- 宇宙引越し公社の上司。彼を推して「戦士」と呼べるほどその働き振りを評価していた。ハンゲルグは後にウッソがここを訪れることを読んでいるようで、宇宙行きのチケットを確保していた。
- ムバラク・スターン
- 地球連邦軍の大将「ジャンヌダルク艦隊」の指揮官。地球連邦が対ザンスカールにほとんど戦力を動かさない中、折衝により彼の艦隊に協力を取り付けることに成功する。ムバラクの特別待遇により将官クラス扱いされていて、ムバラクの横のシートに座って戦況を見守っていた。彼の特攻の際に声を掛けられるが、すでにハンゲルグはブリッジから姿を消していた。
- 漫画版ではハンゲルグの良き人生の先輩として彼を諭し、ハンゲルグが「父親」としての行動を取った際もその気持ちを強く理解していたが、ハンゲルグと共にクロノクルに真っ二つにされてしまう。SRW未登場。
- カーティス・ロスコ
- 漫画「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」(SRW未参戦)では、彼と通信を交わし、木星圏の事情について知ることになる。
他作品との人間関係
名台詞
- 「く、すみません将軍…やはり私も一人の父親でしたか…」
- 『コミックボンボン』連載の漫画版より。ザンネックの攻撃からV2ガンダムを庇うため、ジャンヌ・ダルクを動かした事をムバラクに詫びた際のセリフ。
- 組織の指導者としては立派な公私混同ではあるのだが、ムバラクは「それで良いのではないですかな」と微笑んで見せた。