ジュピトリアン(Jupiterian)とは、『スーパーロボット大戦α』に登場するオリジナルの敵組織。
概要
その名の通り木星に本拠を持つ勢力で、原作ではサイド2が本拠である『機動戦士Vガンダム』のザンスカール帝国をそのまま木星圏に移した形となっている。また、同じ木星繋がりでパプテマス・シロッコはティターンズではなく本組織の幹部として所属し、終盤にはヤザン・ゲーブルやシーマ・ガラハウも属する。
作中ではいち早くエアロゲイターに接触してフォールドシステム(『超時空要塞マクロス』)の技術を入手し、地球への侵攻を可能にしている。
基本的に『Vガンダム』関連のシナリオが多いが、『α』の敵勢力では重要な立ち位置を占める。また女王マリアを擁するジュピトリアンに対してシーブック・アノーが「木星帝国」と評しているが、まさか『第2次α』での『機動戦士クロスボーン・ガンダム』参戦の伏線になるとは彼も思わなかっただろう。ちなみにこの台詞、製作側は別に伏線として用意したわけではなく、ただのネタとして入れたのが結果として伏線化しただけである。もっとも、ジュピトリアン関連ではもう一つクロスボーンネタがあるのだが…。
『第2次スーパーロボット大戦α』では同じ木星の勢力である木星帝国が登場しながらも『Vガンダム』が参戦していないため、あまり関連性が触れられていない。総統クラックス・ドゥガチがジュピトリアンの地球侵攻を理解しつつも、あくまでも地球の支配が目的であるジュピトリアンとは違い、ドゥガチ自身の考えは地球自体の破滅のため、ジュピトリアンには参加しなかった事がわずかに語られている。
所属人物
- フォンセ・カガチ
- 原作『Vガンダム』のザンスカール帝国と同じようにジュピトリアン内部に置ける実力者。
- マリア・ピァ・アーモニア
- タシロ・ヴァゴ
- パプテマス・シロッコ
- ジュピトリアンではカガチと共に実力者で、異星人やティターンズとも通じていた。