ジンライ

2013年1月25日 (金) 21:40時点における202.86.123.21 (トーク)による版

ジンライ(Zinlai)

漆黒のボディを持った謎の特機。ビアンの設計したダイナミック・ゼネラル・ガーディアンの3号機であり、忍者を象っている。ダイゼンガー・アウセンザイターと異なり、4号機共々パーツのまま行方不明になっていた。

AI「System-ZLAI」によって制御される無人機であるが、レーツェルに対してそのAIが自ら「ジンライ」と名乗り、「ダブルGを超える者」と称する。柔軟な動きと素早い挙動で敵機を翻弄し、高機動による一撃離脱戦法を得意とする。改良型のABMD(人工骨格筋肉駆動)システムが採用され、その動作はダイゼンガーやアウセンザイター凌ぐ。EA(電子攻撃)とEP(電子防御)機能を有し、劣勢に追い込まれると強力なEAをかけつつ戦闘から離脱する。煙でドロンするその姿はまさに忍者。

ダイゼンガーアウセンザイターを破壊すべくカオルによって送り込まれた存在であり、無数の量産型が存在する。その風貌と量産型の存在から、タスクなど一部は「上忍」と俗称をつけている。ただしロボット大図鑑では当機は「中忍」となっている。

ダブルGを狙って何度も戦隊の前に姿を現したが、最終的に激戦の末破壊され、ハガネに鹵獲される。その後、損壊したジンライはダブルGの予備パーツによって改修を受け、トウマ・カノウの搭乗するダブルG3号機「雷鳳」として生まれ変わることになる。

ダブルGの名を冠し、かつ無人なのは「有人機であるダイゼンガー・アウセンザイターを、無人機であるジンライが駆逐することにより、ビアンよりも自分が優れていると証明できる」という考えによるもの。そのためカオルは、搭乗前提のLIOHには難色を示しており、ミナキの提案を却下している。「ジンライがDGGを超越し、その名を捨ててこそLIOHが真価を発揮する」とされていたが、結果としてこの機体が真価を発揮するのはトウマという搭乗者を得、ZLAIを失ってからだった。

なお、本機のデザインは雷鳳の設定段階でのデザインを流用・アレンジしたもの。

登場作品と操縦者

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
22話「黒き迅雷」で堂々登場。特機らしからぬ回避率と命中率を誇り、徹底的にダイゼンガーとアウセンザイターを狙って来る。いきなり3段階改造されている上、HPは80000超え。名乗りを上げることからプレイヤーから流行ネタで「DGGスレイヤー」といった俗称で呼ばれることも。さすがに見ただけで嘔吐するプレイヤーはいないだろうが……。

装備・機能

武装・必殺武器

RAMマント
身につけている赤いマント。ライズナ・ドロップでは攻撃にも用いる。名称は49話で言及されている。のちに雷鳳の赤いマフラーに流用された。
スモークミサイル
左腕の手甲に内蔵している。
ペインレス・ダガー
クナイを投げつける。全体攻撃。「痛みなし=苦無」というネーミングだが、少々わかりづらいか?
マルチプライ・ブレード
十字手裏剣を投げつけた後、背後に回って手裏剣でZ字切りにする。
ソニック・ヒール
スモークミサイルを撃ち込んで煙で視界を奪い、そこに飛び込んで蹴り飛ばす。トドメに跳び上がり、カカト落としを喰らわせて離脱する。
アンカー・シークレイト・ソード
背中に背負っている忍者刀。鞘の先からアンカーを射出して敵機を引き寄せ、逆手の一閃で斬り捨てる。
ライズナ・ドロップ
「常闇の世界」から追加される最強武器。量産型(下忍?)を呼び出してマルチプライ・ブレードで攻撃させ、しかる後、マントで敵機を捕獲して頭から叩き落す。元ネタは「いずな落とし」。

特殊能力

分身
ニンジャらしく所持。

移動タイプ

同じニンジャでもこいつと違って空は飛べない。しかも外見は量産型の方が似ている。

サイズ

L
特機なので巨大だが速い。

機体BGM

「奔る黒影」
専用曲。大雷鳳の曲である「疾・風・神・雷」のアレンジ。

関連機体

ダイゼンガー / アウセンザイター
同型機。これらを破壊するために作られた。闘う際に名乗りをあげるため、某小説と絡めるプレイヤーも。
雷鳳
生まれ変わった姿。オプション兵装は全て外され、格闘特化になっている。
大雷鳳
雷鳳の強化型。最強技が「神雷(じんらい)」な辺りはニヤリとさせてくれる。
量産型ジンライ
読んで字の如く。ジンライが中忍なら、さしずめこいつらは下忍。これについては色々な人から触れられている。量産型らしく同マップに10体以上出てくる。