概要
元声優のナデシコ通信士。実家は農家で、両親ともに健在である。
サツキミドリ2号の人々の突然の死にショックを受けていたところ、同じくダイゴウジ・ガイの突然すぎる死に落ち込んでいたテンカワ・アキトと共感し、彼を好きになる。 普段はおとなしいが、アキトのことになると積極的なところを見せる。
元来、戦争やその関係者を「自分とは違う世界」と見ており、それは火星を脱出した後も変わらなかった。 それ故に、当初こそ互いに傷を舐め合うような形で接近していたものの、次第に「戦争被害者」だったアキトとは温度差を生じていく。
そのすれ違いが決定的となったのは木星蜥蜴の正体が木連人と発覚した時であり、ハルカ・ミナトと共に白鳥九十九から木連視点での説明を聞かされた彼女は彼らを「百年前に地球から追放された被害者」として理解し擁護するが、対するアキトは自身や火星の人々、イツキ・カザマ、久美といった木連の犠牲者たちを目の当たりにしてきた結果、彼らに対する憎悪を抑えることはできず、最終的にはメグミがそんなアキトに耐え切れないとして決別、彼を巡るヒロインレース最初の脱落者となった。
戦後は声優に復帰し、アイドルに転身する。劇場版では、国民的アイドルとして火星の後継者のメンバーにも知られていた。ちなみに、顔のソバカスがなくなっている。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- TV版設定。ナデシコのサブパイロットとして精神コマンドが使える。
原作と同じ理由で木連を擁護し、「木連の人間は異星人ではない」という理由で戦いを拒否するが、それまでの間異星人ではないネオ・ジオンとはずっと戦闘していたという矛盾点があるため、彼女の言動が詭弁にしか聞こえなかったプレイヤーもいたであろう。ひょっとして、ティターンズ並の地球至上主義者なのだろうか。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初登場作品。TV版設定。
- スーパーロボット大戦R
- TV版と劇場版が混在。Aに比べると印象が薄い。
- スーパーロボット大戦J
- TV版設定。ナデシコのサブパイロットとして精神コマンドが使える。努力と幸運を覚えるのでマップ兵器での稼ぎに役立つ。熱血、直撃など戦闘向きのコマンドも負担する。
- スーパーロボット大戦W
- 第一部はTV版設定、第二部では劇場版設定。ハルカ・ミナトやアオイ・ジュンと共に、ナデシコのサブパイロットから外されてしまった。今回、ネルガルが大人しいため、アキトと共に艦を降りるイベントがなく、ユリカと張り合うこともほとんどないのでかなり影が薄い。
- スーパーロボット大戦BX
- TV版設定。サブパイロットに復帰した他、多くの原作再現に加えてミナトと共にヴェイガンのコロニー・セカンドムーンへと連れ去られるなど印象は強め。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 劇場版設定。原作どおり、アカツキらと共に「火星の後継者」の虚を突く形で登場し、彼らの鎮圧に貢献した。
- スーパーロボット大戦V
- 劇場版設定。原作での出番がカットされた結果、困難ルートEDでの登場のみと扱いが悪い。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
人間関係
他作品との人間関係
名台詞
- 「独りじゃないですよ。ウフフ…。ううん。誰だって、甘えちゃいたい時あるもん」
- 第4話「水色宇宙に『ときめき』」より。ガイの死をあまり悲しんでいないナデシコクルーへの憤懣およびパイロットとしての苦悩をぶちまけるアキト。
- そんなアキトの心情に気付いたのは、サツキミドリ2号コロニーの居住民の死を悲しんでいたメグミであった。彼女の言葉に励まされたアキトは0G戦フレーム出撃して、複数のバッタに取りつかれたデビルエステバリスの破壊に成功するのであった。
- 「おめでとう、アキトさん! やったね、アキトさん頑張ったもん!」
- 同上。戦いを終えてナデシコに帰還したアキトの元へ駆け付けて。ガイの死を悲しんでいたアキトとメグミの仲は急接近し、二人は遂に口づけを交わす。
- ちなみに、その光景をユリカは偶然目撃してしまっていた…。
- 「あたしじゃダメですか? あたしを守るんじゃダメですか? みんな楽しそう。でものんきに見えます? みんな必死なんです。みんな自分たちの場所で、幸せを守るために一生懸命戦ってるんです。戦争してるから偉いんじゃない。一人の女の子を守って生きるのも、地球を守って生きるのも、同じ戦いでしょう?」
- ネルガル重工から放逐され、戦闘から離れたところで気もそぞろなアキトに対して。平穏な人生の尊さを訴えるが、アキトの心を翻すことはできなかった。
- 「地球を守る人の方が、戦う人の方が偉いんですか!? やっぱりおかしいよ、こんなのちっともアキトさんらしくないです! 戦争しなくてもいいじゃないですか! 家で二人で、『ゲキガンガー』見ててもいいじゃないですか! その方が、アキトさんらしい! アキトさんらしい…アキトさんらしいです…!」
- 第16話「『僕達の戦争』が始まる」より。木連に対して執拗な攻撃を続け、白鳥九十九との決闘にまで乗り出したアキトに対して諌める。
- しかし、直後に「俺は『ゲキガンガー』を見ている大人じゃなく、ゲキガンガーになれると思ってた…」と返される等、メグミの考えは結局アキトに受け入れられる事はなかった。こうして、二人は破局を迎えたのであった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「『予告無き広域攻撃は遠慮願う』…だそうです」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇第14話「温めの『冷たい方程式』」より。周囲にロンド・ベル隊が居ることを確認せずにグラビティブラストをブッ放したユリカへ、ブライトからのクレームを読み上げる。
- 「…ロンド・ベルの人たちって、ナデシコに馴染み易そうですよね…」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。ナデシコに温泉が完備されていることを知り、よからぬことを企む甲児&ボスを目の当たりにしての感想。
- 「地球圏統一国家はそんなことを望んでないはずです!」
- 『R』第6話ナデシコルート「GEAR戦士電童」に於けるアキトvs元一朗の戦闘前会話より。あくまで木連と戦おうとするアキトを諌めようとして。アキトは「完全平和主義を唱えている地球圏統一国家だって、軍隊を持っているじゃないか!」と反論している。…原作では未だに戦争を「過去の事」と認識しているメグミを際立たせる場面だったが、この流れだと逆にメグミが正しく、アキトが間違っているような描写になっている。意図的だろうか?
- メグミ「私たちのおかげで助かったくせに、なんかあの人やな感じぃ」
さやか「メグミさん、聞こえるわよ」
メグミ「だって聞こえるように言ったんだもん」 - 『J」第7話「崩壊の大地 後編」より。当のナタルはグゥの音も出せなかった。
余談
- メインライターの會川昇氏は、看護師資格を持つ声優という設定やその名前などは、林原めぐみ氏(SRWでは綾波レイやクリスチーナ・マッケンジー等を演じている)をモデルにしたことを正式に認めている。