概要
ハガネの副長で、現在は正式な艦長。DC戦争の開始当時から上官であるダイテツ・ミナセの右腕として活躍する。性格は至って真面目で軍務に忠実であり、極度の下戸。DC戦争終結後にダイテツから酒を振る舞われた際は倒れてしまった程。
リー・リンジュンとは士官学校時代からの同期であるが、彼には”ナンバー2の男”として見下されており、自身も成績優秀なヒリュウ改の艦長であるレフィーナ・エンフィールドを前に謙遜する場面もあった。しかし、DC戦争、L5戦役とダイテツの下で実戦経験を積み、同L5戦役においては自ら活路を開く作戦を立案するなど、しっかりと実力をつけていった。
インスペクター事件ではインスペクターによる反抗作戦オペレーション・プランタジネットにおいて、ハガネが大破し、ダイテツが戦死した後は、周囲の推薦もあり、ダイテツを立てて自らは艦長代理となってクロガネの指揮を執る。そして宿敵であるリーを倒し、ダイテツの無念を果たす。エンディング後は修復されたハガネの正式な艦長となった。
ちなみに、童顔なのでそうは見えないが、実はゼンガー・ゾンボルトと同い年、ランド・トラビスよりも年上である。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- ダイテツの乗る艦のサブパイロット扱い。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 序盤は前作同様サブパイロット扱いだが、中盤からクロガネのメインパイロットになり、精神コマンドはエイタに引き継がれる。ただし、エースボーナスがダイテツと比べると僅かに弱体化している。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- サブパイロット期間でも養成が出来るようになった。OG2.5ではハガネ隊の指揮を執っていた。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 隊全体の総指揮を執る。今回は特に目立つ存在ではないが、終始ハガネの艦長のため、総合的に使いやすい。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ジ・インスペクターの設定が逆輸入され、カットインでは軍帽を着用している。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 封印戦争時にアルテウル(ユーゼス)の策略だったとは言え、前大統領を死に至らしめたことの懲罰人事によりハガネの副長へと戻っている。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- ダイテツがメインのストーリーなので、彼は目立たない。第26話は必見。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- クロガネ艦長代理就任後は、ダイテツの遺品となった軍帽をつけている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
- ロボットアニメ上、艦長職は目立たない。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
射撃と防御が高い傾向があり、逆に格闘が低い。クロガネ乗艦時には最強武器が「ドリル」なので、微妙に使いにくい。なお、技量が若干低い以外はダイテツを上回る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 援護攻撃L3 援護防御L3
- 養成の幅が広い。レフィーナが援護支援系なら、テツヤは遠距離攻撃系。直撃を持つので命中ダウン系の特殊弾「チャフグレネード」が最も生かせる。ベストの特殊技能は「ヒット&アウェイ」。
エースボーナス
- 「マップ兵器および射程1の武器以外からの最終ダメージ-10%」
- 唯一ダイテツに劣る点がこれ。ダイテツは受ける最終ダメージ-10%だったのに対し、テツヤは近接攻撃に対して隙がある。また、シュウ・シラカワのエースボーナスの下位互換でもある(発動条件が全く同じ)。
パイロットBGM
- 「鋼の方舟」
- ハガネのメインテーマ。
- 「鋼の方舟(Ver.M)」
- OGSにおけるハガネのメインテーマで、ダイテツ艦長時は此方。
人間関係
- ダイテツ・ミナセ
- 上官。お互いに強い信頼関係で結ばれており、彼の死後もその生き様は愛用していた軍帽と共にテツヤにしっかりと受け継がれた。
- エイタ・ナダカ
- 同艦のオペレーター。テツヤとは気心の知れたコンビのような仲。ダイテツ亡き後、かつてダイテツが座っていた席に座る事を躊躇うテツヤをエイタが後押しする(OGS版。GBA版ではあくまで副長席に立つテツヤに理解を示す)一幕もある。ちなみにエイタをハガネのオペレーターに推薦したのはテツヤ。
- アヅキ・サワ
- アニメ「ジ・インスペクター」に登場した女性オペレーター。
- レフィーナ・エンフィールド
- お互いを意識しあっているが、二人の真面目な性格上あまり進展していない。また、ディバイン・ウォーズの第26話彼女のバニー姿を見て噴いた。
- リー・リンジュン
- 同期。後に敵対する。ちなみに、それまではリーが一方的に敵視しており、テツヤは彼に対して罪悪感と歩み寄りの感情を併せ持っていた。
- ケネス・ギャレット
- インスペクター事件後は彼の直属に。常に疑いの目を向けられるが、ケネスが戦果を上げたいだけという単純な思考を読みきって、何かと上手く乗せて働いている。
- ギント・キタウミ
- マイルズ・ブースロイド
名(迷)台詞
共通
- 「何っ!?」
- 突発的な事が起こった際の口癖。エイタのお気に入りの台詞らしい。
OG1
- 「奴ごとホワイトスターを…! あの白き魔星を撃てぇぇぇぇっ!!」
- OG1シナリオ「白き魔星を撃て」にて。ゲーザ・ハガナーの攻撃でハガネのトロニウム・バスターキャノンをホワイトスターの至近距離でゲーザの機体ごと撃ち抜いた際のセリフ。この作戦を立案、指揮した事でショーンもテツヤを「ダイテツ艦長が見込んだ男」と認めている。ダイテツはオペレーション・プランタジネットの作戦失敗時にテツヤに声を掛けて全てを託している。
OG2
- 「2!1!0!」
「発射ああああっ!!」 - プランタジネットにおける離脱作戦時のイベント戦闘にて。この時初めてテツヤのカットインが入る。
- 「か、艦長……」
「艦長! ダイテツ艦長! 艦長ぉぉぉぉぉ……っ!!」 - 離脱作戦後。甚大な損害を受けながらもどうにか撤退に成功し、以後の命令を求める。だがその時既に、部下達の奮戦を見届けたかのように目を見開いたまま、ダイテツは事切れていた……。
- 「リー! この艦の舳先に何が付いているか、忘れたか!」
- ドリル戦艦、クロガネ相手に無謀にも正面から特攻をかけたリーへの一言。当のリーは彼の力量を認められない余り、クロガネの舳先がドリルであることを完全に失念していた。
- 「お前は道を違えたんだ。シャドウミラー、そして、インスペクターについた時から…何を守り、誰のために戦うのか……それを間違っていたんだ!」」
- 結果的に自滅したリーに対しての台詞。方法の為に目的を忘れ、守るべきものと倒すべき敵を完全に間違えてしまったことを告げている。事実リーはあれほど異星人を恨んでいたにも関わらず、終盤ではシャドウミラーを介して異星人と手を組んでしまっている。
- 「総員に告ぐ!これがアインストとの最終決戦である!ダイテツ中佐や多くの同胞達の死を無駄にしないために、我々は奴らを地球へ行かせてはならない!今もアインストと戦っている者達のために、我々は必ず勝利しなければならない!全機、決して諦めるな!そして、あの魔星を撃て!撃って、我らの活路を切り開くのだ!!」
- OG2シナリオ「荒ぶる星神」、及びOGSのOG2における「『かつて』と『これから』」におけるシュテルン・レジセイア(OGSではシュテルン・ノイレジセイア)を前にしての攻撃命令。ホワイトスター(白き魔星)と融合したアインストの首領ノイ・レジセイアに対し、レフィーナの後押しを受けてテツヤが総員に発した号令。ダイテツ最後の命令である「撃って活路を切り開け」に則った言いまわしとなっている。
- 「ダイテツ艦長…我々は、活路を切り開く事が出来ました……」
- 「ジ・インスペクター」最終話にて、ベーオウルフとの決戦後に。心身共に傷つけられながらもテツヤはダイテツの最期の命令を遂行し、ダイテツの遺品である軍帽に作戦完了を報告する。
- 「多くの人を守るために命をかけて戦う事の、どこが愚かだというのだ!この艦とその信念……そしてそれを託して死んで行った者達を侮辱することは許さん!」
- ユルゲンとの戦闘前会話。テツヤ達を「人類の統一と進化を阻む愚者」と断じたユルゲンに対して怒りもあらわに言い放つ。ハガネを侮辱するということは前艦長のダイテツを、そこに乗った多くの信念を否定するということであり、ゆえにこそ若き艦長は激昂する。
OG2nd
- 「厳となせ」
- 本作で最も艦長が活用した言い回し。戦隊の司令であるレフィーナも多用する。脚本を担当した御仁が構成の際、この手の表現の盛んな軍事小説を参考にしていたのだろう。
- 「ん? アニメじゃ、アヅキはインスペクター事件の頃から第一艦橋にいたんじゃなかったか? しかも、エイタより出番と台詞が多かったような……」
- 中断メッセージにて、「俺にも後輩が出来た」と喜ぶエイタに対してのメタ全開ツッコミ。中佐、それは言わないお約束……。