キナ

2016年12月18日 (日) 22:52時点におけるナイス (トーク | 投稿記録)による版

概要

原作第14話「燃えて走れ姉弟戦士」に登場する、ロム・ストールに挑み敗れた妖兵コマンダー・ジンギ(SRW未登場)の娘。劇中ではロムをはじめとする登場人物達に「子供」扱いされている事から、年齢的にはレイナと同世代と思われる。

父親に似て仁義を重んじる心優しい娘だが、「ジンギはロムのだまし討ちで命を落とした」とディオンドラに騙され、弟のコロンと共に父の仇としてロムをつけ狙う。

ロムを罠に掛ける過程で、彼の人間性に触れた事により自身の中の復讐心が揺らぎ始め、ディオンドラへ今一度真相を問うが、業を煮やした彼女によって催眠術を掛けられ、姉弟で巨大なバッファロー型メカ・ジンギマークIIと合身し、ロムと対決する。最期は催眠術が解けた事で真実を知り、ロムをかばって溶岩の中に弟と落ちていった。

その後、グルジオスの妖術でコロン共々意思を持たぬ生ける屍として蘇り、ロム一行を苦しめる。

登場作品と役柄

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
初登場。2回説得すれば最終話で仲間になる。Bルートを通ると説得できなくなるので、第1部で地上ルートを通る人は注意。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
仲間にして第2部を引き継げば登場。弟のコロンと精神コマンドタイプが常に一緒なので、使う人はうまく調整しよう。
スーパーロボット大戦IMPACT
声が入ったが、弟は声なしの為、戦闘は彼女メイン。味方に引き入れていた場合、隠しシナリオの「逆襲のシャア」ルートでも増援要員として出撃枠に加わる。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

IMPACT
突撃熱血鉄壁必中激励自爆

特殊技能(特殊スキル)

IMPACT
反骨心援護攻撃L3援護防御L3

パイロットBGM

「マシンロボ・炎」
前期OP主題歌。COMPACT2IMPACTで採用。

人間関係

ジンギ
父親。ギャンドラーの面子では珍しく正々堂々とした男だったが、第7話でロムと戦い、敗れた。SRWでは名前のみ登場。
コロン
弟。ゲームではサブパイロット扱い。
ディオンドラ
彼女の口車に乗せられ、コロン共々ギャンドラーの一員となる。
ロム・ストール
父の仇。反撃に転じようとする彼から(アクシデントで)胸を揉まれる形になった際には、歳相応の少女らしい悲鳴を上げている。
ブルー・ジェット
IMPACTでは彼からロムが卑怯な手を使う男ではない事を説かれる。仲間になった後、彼にロムへの態度をからかわれ狼狽する一幕も。
グローバイン
IMPACTでは彼とジェットの一騎討ちに感銘を受けていた様子。

他作品との人間関係

デューク・フリード
IMPACTでは彼からもロムの誠実さを説かれ、自身の復讐心に迷いが生じる。

名台詞

「何故…どうしてなの!?ロムが憎い筈なのに…父の仇で許せない筈なのに…!」
コロンの仕掛けた罠に掛かる寸前のロムを思わず救ってしまった事で、自分でも理解出来ない心情の変化に堪らず叫ぶ。
「でもディオンドラ様!私にはロムがそんな卑怯な事をする人には…どうしても思えません!」
ロムの人柄を直に感じた事で、今一度ディオンドラへジンギへの「騙し討ち」の件について詰め寄るが、業を煮やした彼女から催眠術を掛けられてしまい…。
(本当だったんだわ…ロムは私が見たとおり、本当の武道者だったんだわ…!)
バイカンフーを救った後、ロムの真実の姿を見極めた事に満足しながら、キナの姿は噴火口へと消えていった…。

スパロボシリーズの名台詞

「真の武道家…わかったわ、ロム・ストール。あなたにいつ天の裁きが下るのか…私が見届けてあげる…!」
IMPACTにて憎まれ口で本心を隠しつつも、ロムからの説得を受け入れた瞬間。
「構わないさ。ロムが行くなら…あたしもついて行く」
ジェット曰く、「ヤバい橋を渡る」状況である植物惑星突入に際し、臆する事無く述べた決意…なのだが、直後にジェットから茶化され狼狽する羽目に。
「ディオンドラ…私たち姉弟を騙した罪、ここで償ってもらうよ!」
IMPACTでロム達と共にバードス島へと駆け付け、ディオンドラへの怒りを爆発させる。

余談

  • その悲劇性と可憐さゆえ、ルリィ(SRW未登場)と並んで当時から人気の高いゲストキャラであったが、ロムへの蟠りが解けて散った原点のエピソードを無視し、特撮番組に於ける再生怪人軍団の如き扱いで再登場させたスタッフの判断にファンは首を傾げ、一部ではブーイングも起こった。こうした事もあってか、放送終了後に発売された『マシンロボ クロノスの大逆襲 戦場の記憶』の映像特典『レイナの休日』では再々登場している。
  • SRWの顔グラフィックでは全身像が見えないが、キナの服装はビキニっぽいコスチームである。尤も、作中の人物はみなマシンロボなので、実際は服ではなくボディのデザインである。