ビッグゴールド

2016年10月1日 (土) 21:40時点におけるXE (トーク | 投稿記録)による版

概要

クトゥルフの指導者サー・バイオレットを操る謎の生命体。

金色の球体に包まれた金色の嬰児の姿をしている。

元々は地球人類の作り出した機械だったが、進化を繰り返すうちに自我を手にいれ、宇宙を彷徨していたクトゥルフと遭遇。長年にわたる旅に精神を疲弊させていたサー・バイオレットの心の闇に取り入って存在を確立。彼女を洗脳して自分の手駒とし、クトゥルフを尖兵として地球征服をもくろむ。

なお、いつの時代の地球人類がビッグゴールドを作り出したのかは不明だが、劇中の台詞では過去とも未来とも取れる形になっている。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
戦え!! イクサー1』のみならず『冒険! イクサー3』も含めたクトゥルフ勢のラスボス。中盤からムーンWILLと手を組み、遥かな年月を生きてきたムーンWILLによって自身の出生の秘密を知らされるというクロスオーバーがある。今作では未来または過去の地球と言うだけに留まらず、ムーンWILLと同じく幾度も宇宙の終焉を乗り越え、平行世界も飛び越え、遥かな太古の異世界の地球で作られたという設定になっている。
ユニットとしてはクトゥルフ&ムーンWILL勢との最終決戦である35話「永遠のソルジャー」で登場。原作ではイクサー1の体当たり一発で爆散するという、ラスボスらしからぬあっけない最後だったが、ゲーム中では12万のHPに高い運動性・サイズSSによる高い回避、サイズ差無視技能に広範囲のマップ兵器まで所持する文句なしの強敵である。さらに出現時にはムーンWILLのオリジナルダンクーガ率いる勢力と挟み撃ちにされる。
…が該当シナリオがビッグゴールド登場まで無限増援で気力に困らない上、増援条件がイクサー2の撃墜のみのため、あらかじめ各増援位置に味方を配置しておけば、必殺武器連発で登場PPにあっさり墜とせる。

装備・機能

武装・必殺武器

エネルギー波
通常兵器とマップ兵器版あり。どちらにもサイズ差無視の追加効果がある。

特殊能力

HP回復L1、EN回復L3

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

SS

パイロットステータス設定の傾向

能力値

版権ボスだけあって全ての能力が高い。高い射撃と命中から繰り出されるエネルギー波は絶対に喰らってはいけない。

特殊技能(特殊スキル)

L
底力L9、指揮L4、気力限界突破サイズ差無視アタックコンボL3、援護攻撃L3
攻撃的な技能が揃っているが、サイズ差無視は武器効果と重複するため死に技能。また、アタックコンボもコンボ武器がないため死に技能。

機体(パイロット)BGM

「イクサーロボ」
劇中BGM
「永遠のイクサー1」
第3話ED。

人間関係

サー・バイオレット
自分の存在を確立させた生みの親というべき存在。立場としては配下。Lでは中盤において用済みと判断し彼女を殺害する。
イクサー1
同じサー・バイオレットの心より生まれた、宿敵であり姉妹でもある存在。イクサー1が良心から生まれた「善」のみの存在であるのに対し、ビッグゴールドは邪心から生まれた「悪」のみの存在。どちらも、自身だけでは正邪併せ持つ「人間の心」としては不十分な存在である。
イクサー2
イクサー1抹殺のために生み出した。
ネオスゴールド
分身。『L』ではさらに端末としても生成する。

他作品との人間関係

ムーンWILL
地球人類抹殺という共通目的のために手を組んでいた。
ムーンWILLは地球人類と言うより有機生命体そのものの抹殺を目論んでいたようだが、「我ら無機生命体」と言う言い方をしていた辺り、ビッグゴールドは自分と同じ側で管理する立場に回るべき存在だと見なしていたようだ。
AL-3 アリス
自身と同様に造られた存在である彼女に対して、憐れみともとれるような発言をする。詳しくは後述。

スパロボシリーズの名台詞

「イクサー1…。我々はひとつの宇宙…サー・バイオレットの心より生まれし分身…」
機械の私に体を与えたのが邪心ならば、人造人間イクサー1の体に心を与えたのはサー・バイオレットの良心。いずれが真の姿か決着をつける時が来た!」
Lの35話にて、イクサー1と対峙した時の台詞。
「フフフ…分身としてならいざ知らず、端末としてのネオスゴールドならば、生み出す事など造作もない」
前述にある通り、一度倒されたネオスゴールドを端末として生成した時の場面。
「愚かな…いくら甲斐甲斐しく世話を焼いてもお前も我のように捨てられる運命よ」
創造主である人間を手助けして共に支え合うパートナーとして存在しているアリスに対して。
自身もかつては人間を支えるために造り出されたが、次第に創造主である人間から恐れられ廃棄されてしまった。それ故にアリスも自身と同じようになると考えていたが、彼女のパートナーである一鷹からはその考えを真っ向から否定されてしまう。
「ダンクーガ…地球が滅んだ時、外宇宙に地球の生物の種を残すため作られた存在…もし、自律戦闘が可能なまま宇宙を彷徨えば、我と同等の存在となったのであろうか…」
「永遠のソルジャー」にて、ダンクーガを見て。