概要
限界を超越しようとするドゥバンの意志に呼応し、「アレス・ガイスト」が強引に自らを変貌させた姿。大きくなるだけでなく形状も、蝙蝠のような翼が生えるなど禍々しい姿へと進化し、ますます鬼か悪魔かと思わせるフォルムに仕上がっている。
アリエイル・オーグ達と死闘を繰り広げた末、月面からのビッグ・ライト最大出力で彼女らを消し去ろうとしたが、フリッケライの特攻と転移装置の機動で、爆発の中ギアナ高地へ転移、墜落して機能を停止した。
OGシリーズでは『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』に登場。『リアルロボットレジメント』と比較すると胸部のコアやゲミュートを思わせるパーツなど、全体的にアインスト寄りに変貌している。
「エントリヒ」とは「最後の」を意味するドイツ語。訳すれば「最後の亡霊」、ガイスト・シリーズの最終形態という意味だろう。
登場作品と操縦者
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- イェッツトの影響を受けたのか、原作の姿にアインストの要素を加えたような姿になっている。
- パイロットは「???」名義だが、顔アイコンは機体の物になっている。イベント用の逃げボスであり、撤退HPが高いため基本的に倒すことは出来ない。逆恨みを彷彿させるエースボーナスがあり、難易度NORMALの最終話でも習得する。
- ドゥバン共々仲間にする条件はアリエイル・オーグがフリッケライ・ガイスト搭乗前提で戦闘を行い、第34話で3ターン以内で3回、最終話で10ターン以内で2回行う。この時にフリッケライ・ガイストのファウ・ケルンの鼓動による演出がフラグの1回目となる。
- 条件を満たすとドゥバンがエントリヒを制御して自軍に加入する。アビリティフルブロックもあり、一見は強力なユニットだが、無改造のためXN-Lに瞬殺される(または3回行動+覚醒による集中攻撃)こともあり得る。味方版グラフィックは左右反転のため、ヒュージ・レフトは武装名とは違って右手の攻撃にしか見えない。
関連作品
- リアルロボットレジメント
- 本作のライバル機にしてラストボスだが、ステージ1のラストで全情報を開示して戦闘になる。そこまでの敵とはケタが違う強敵なので同じ感覚だとまず負ける。出撃しているゲッタードラゴン、コン・バトラー、ダンクーガの必殺武器を確実に当てればHPの大半を削りきれるので、気を抜かないように。
- いかにも鈍重で力自慢の外見をしており、その通りに鈍重で力自慢の機体。機動力で攻撃をかわすのではなく、防御力とHPにものを言わせて正面から受け止め、力で叩き潰しに来る大味な戦闘スタイルが特徴。ただ基本的に接近戦特化なので、遠くから撃ちまくっていれば比較的安全。それでもビッグ・ライトによる射撃攻撃が強力なので、離れているからと油断しているとあっという間に落とされる。
- ラストステージでは強化形態となって登場。遠距離攻撃の手段が増えている上にボディプレスで間合いを詰めに来るので離れていても安心できない。
装備・機能
武装・必殺武器
- レッド・ホーン
- 頭部の角で相手を突き刺す。
- ヒュージ・レフト
- 左腕で殴りつけてレッド・ホーンで串刺しにする。コンボ武器なので迂闊に固まるとまとめて吹っ飛ばされる。
- ビッグ・ライトニング
- 大きく翼を広げ、右腕から砲口が開き、高出力エネルギーを放つ。
- U.U.A / Uncanny Ultimatum Arms
- OGMDでのエントリヒの最強技。長く伸びた尾で敵を捕獲しつつビッグ・ライトニングで捕獲し、ビームで吹き飛ばしたところに本体からの一撃で追撃。トドメにクライシス・レイを叩き込んで粉砕する。
なお、クライシス・レイの元ネタはアレス、フリッケライの同型武装と同じくタイトー製の縦STG『レイクライシス』から。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「うつろな魂」
- 専用曲。本来はRRRのボス戦の曲。
関連機体
- アレス・ガイスト
- フリッケライ・ガイスト
- 機体コンセプトは異なるが、接近戦主体の機体。