アストレイ
アストレイ(ASTRAY)
- 作品『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の事。基本的には1番最初のアストレイシリーズの事を言う。他にも『X ASTRAY』『DESTINY ASTRAY』『C.E.73 ⊿ASTRAY』『FRAME ASTRAYS』などがある。
- 上記作品に登場するモビルスーツのこと。
オーブが連合の試作MS(ストライク等)開発を請け負った陰で、その技術を盗用し開発した自国防衛用MS。開発経緯から「道を外れたもの」という意味でこの名が付けられた。3機の試作機(それぞれ、1号機:ゴールドフレーム、2号機:レッドフレーム、3号機:ブルーフレームと呼ばれる。後にこれらに加え4号機(グリーンフレーム)・5号機(ミラージュフレーム)も存在することが判明)が作られたが、SEED本編劇中には登場しない(2号機のみオープニングに登場)。後に量産型が登場した。 - ロウが作成に関与した機体に付けられる名前(Xアストレイなど)。
アストレイシリーズ
プロトシリーズ
- アストレイゴールドフレーム
- アストレイ・プロトシリーズの1号機で、ロンド・ギナ・サハクのMS。ヘリオポリスから持ち出す際のトラブルで右腕を破棄している。
- アストレイゴールドフレーム天 (未完成)
- オーブ沖の戦闘で大破したブリッツガンダムの右腕を移植した物。ミラージュコロイドも展開可能。
- アストレイゴールドフレーム天
- GF天の一応の完成形。ミラージュコロイド技術の応用で相手のENを奪うことが出来る(ただし、未完成)。ギナの死後は、双子の姉であるロンド・ミナ・サハクが乗る。
- アストレイゴールドフレーム天ミナ
- ギナの死後、ミナの専用機としてGF天に更に改良を加えた機体。機体各所の形状の変化や、近接戦闘用の武装が追加装備されている。
- アストレイレッドフレーム
- アストレイ・プロトシリーズの2号機で、ロウ・ギュールのMS。
- アストレイレッドフレーム・サルベージタイプ
- グーンの外装部を改修した簡易潜水装備。SRW未登場。
- アストレイレッドフレームF
- フライトユニット装着版。
- アストレイレッドフレームP
- パワーローダーと合体した状態。
- アストレイレッドフレーム・パワードレッド
- ジャン・キャリーの開発したパワーシリンダーを内蔵した腕部パーツに換装した状態。
- レッドフレームマーズジャケット
- アストレイブルーフレーム
- アストレイ・プロトシリーズの3号機で、叢雲劾のMS。元々はロウが一番最初に乗っていたが彼によって一時的に奪取される。その後は依頼主とのいざこざでロウと共闘。その後、ロウから譲り受けている。
- アストレイブルーフレームFW
- フルウェポン形態。電力消費を抑えた実弾系の武器を中心に装備しており、長時間の戦闘向けの形態になっている。Wではスポットで使用可能。
- アストレイブルーフレームセカンドG
- ソキウス達との戦闘で破損したBFを、以前から考えられていた強化案によって改修した形態。主に射撃戦向け。
- アストレイブルーフレームセカンドL
- セカンドのもう一つの換装形態。元々はロウが開発していたタクティカル・アームズを移植した物。近接戦向けだが中距離射撃も出来る。
- アストレイブルーフレームセカンドL・LL
- ローエングリンランチャー装備版。原作ではNJCが無いのでごく一部地域(もしくは他のNJC搭載機の付近)のみで使用可能だったが、Wでは念願のNJCを装備したため撃ち放題。
- アストレイグリーンフレーム
- アストレイ・プロトシリーズの4号機。元は、オーブ軍所属であった武闘家のバリー・ホーに譲渡されていたが、彼の弟子になったアジア圏のゲリラに所属する青年、トロヤ・ノワレが引き継いで登場する事になる。OSのプログラミングによって、「攻撃」では無く「防御」を主眼に置いた戦闘を得意とする。また、密林での戦闘が中心となっている為、フレームのみならず全身の装甲も緑系統で塗装されている。
- アストレイミラージュフレーム
- アストレイ・プロトシリーズの5号機で、カーボン・ヒューマンとして蘇生したロンド・ギナ・サハクが搭乗する。ライブラリアンの手でパーツが回収され、組み立てられた。フレームは紫である為、本来は「パープルフレーム」と呼ぶべきなのかもしれないが、全身の装甲をVPS装甲に変更し、特殊ミラージュコロイドと併用する事で、自由に機体の形や色を変えられる事から、ミラージュ(英語で「幻影」)フレームという名称で呼ばれるようになった。
パイロットのギナの意向で、サーペント・テールを倒す為の武器として、VPS装甲で作られたガーベラ・ストレートに似た実体剣「アメノハバキリ」が装備されている。また、極端なまでの近接戦闘重視の仕様にする為に独自改造も加えられ、通常形態のコマンダーモードの他に、格闘形態であるグラディエイターモードへの変形機構も備えている。後に「セカンドイシュー」、「サードイシュー」と更なる改修を経るが、同様にギナ自身も肉体の強化改造により魔人めいた禍々しい姿へと変貌する事に。
正式採用型
- M1アストレイ
- ロウのRFをベースに開発された量産MS。ジャン専用M1アストレイといったパーソナルカラー機も存在する。『DESTINY』時には、飛行ユニット「シュライク」を装備している機体も存在。
- M1Aアストレイ
- M1アストレイを宇宙戦用に改修した機体。通常のM1と識別を分ける為に、BFと同様、青系統のカラーリングになっているのが特徴。
- レイスタ
- ヤキン・ドゥーエ戦役後、元オーブの技術者であるユン・セファンとその量子コンピューター達によって、M1アストレイを再設計して生み出された本格的作業用MS。頭部がガンダム同様のツインアイタイプとゴーグルタイプの二種類が存在する。名前はアストレイのアナグラム。バリエーション機として、ユン・セファンの専用機も存在。
- シビリアンアストレイJGカスタム
- レイスタの発展型。作業用MSの最新鋭機で、特殊なカスタマイズによってプロトシリーズと同じ外見に変更が可能。
- シビリアンアストレイDSSDカスタム
- シビリアンアストレイの派生機。DSSDの独自改修において、スターゲイザーに使用されたヴォワチュール・リュミエールの技術が応用されている。カスタマイズ機として、頭部のセンサーを改修されたアームズアストレイも存在する。
非オーブ系のアストレイ
- Xアストレイ
- ドレッドノートガンダムにドラグーンを背負ったVer。ドラグーンの組み立てにロウが加わっていることもあり、Xアストレイと名付けられる。パイロットであるプレア死亡後には改修され、ドレッドノートH(イータ)となる。
- 現時点では唯一のプロトタイプNJC(影響範囲が必要以上に広かったため、正規品ではデチューンされている)搭載のMS。
- アストレイアウトフレーム
- ロウがアッシュ・グレイとの戦いの後、ジェネシスα内に残されていた未完成MS(骨格状態)を在り合わせのパーツで組み上げ完成した作業用MS。ジェネシスαの存在を嗅ぎつけやって来た戦場カメラマンのジェス・リブルに、火星に行く事を拒否した8共々託された。 なお、当時が戦争末期だったとはいえ平凡なナチュラルの民間人でしかないジェスが、量産が確立されて間もないはずのナチュラル用MSを独力でそれなりに乗りこなせているのは些か不自然だが、それに関する補足は今のところ無い。
- 本来戦闘用のところを作業用MSとして改修されたため機体性能の高さとは裏腹に非武装(武器転用できる装備は多いが)であり、様々な戦場で長期間撮影する目的に特化した装備を多数(ガンカメラ、ビームサイン、高感度多機能センサー、作業用サブアーム(隠し腕)、ショットアンカー、簡易迷彩、風呂つき簡易住居、など)有する。
- そんな本機の正体はストライクガンダムを研究する目的でザフトが試作した機体・テスタメントガンダムの予備機に当たるためストライカーパックを使用可能(ただし肩部装甲形状の都合で一部パーツが干渉してしまう物もある)な他、8が設計した特殊コネクタであるマルチパックを装備する事で更にウィザードやシルエットシステムも装備可能になっている。
- アストレイアウトフレームD
- スカウト0984のテスタメントに敗北したアウトフレームを、タイミング良く火星圏から戻ったロウが本来の姿である戦闘用MSとして再改修した姿。 それまでの高性能センサーや万能換装能力などはそのままに、量子コンピュータにハッキングする機能を持ったテスタメントに対し「真実を見る」ために戦う決意をしたジェスが撮影に専念できるよう頭部に目視用サブコクピットを増設(ノーマルな頭部との換装も可能)、ウィルスへの対処は「8」が担当し、操縦をジェスのボディガード役である傭兵カイト・マディガンが行う。 なおジェスの意向で、戦闘はソードストライカー装備で行われた。
- テスタメント戦後は再びジェスと「8」の手に戻り、一方で鹵獲されたテスタメントはMS収集癖のあるカイトが乗ることになった。 後のプロトセイバー+11戦(この時はイライジャ専用ザクのブースターウィザードを借りて装備)では、ベルナデット・ルルーに頭部コクピット役を担当してもらったことも。
- デルタアストレイ
- マーシャン(火星移住者)のコーディネイターであるアグニス・ブラーエが乗る予定のヴォワチュール・リュミエール搭載MS「デルタ」を火星圏に行ったロウが改良・調整したもの。 NJC付き核エンジン搭載機で、ロウが戦闘以外の用途にも使えるようにとアストレイの名を勝手に付け加えた。
- 隠し機能として、もし地球が火星コロニーに害を及ぼす存在と判断された場合には「母艦アキダリアともども動力炉を暴走・自爆させ、以後は地球圏との交流を断つ」というシステムがロウの手を離れてから組み込まれていたため、ストライクEに大破させられた後は(ロウたちジャンク屋組合の手で応急処置こそ施されたものの)戦闘には耐えられない状態となった。
- その後はターンデルタ(こちらはバッテリー駆動)用の外部エネルギー供給装置として彼らを支えていくことになる。