真戦
真戦
Zシリーズにおける、真化を遂げた高次元生命体同士による戦いを示す用語。高次元生命体とバアルによる「神と悪魔の果てしなき闘争」という意味でも使われる。
真化に至るための五階梯である「獣の血」「水の交わり」「風の行き先」「火の文明」「太陽の輝き」を経て、高次元生命体は自ら神を名乗るが、神であるがゆえに他の神の存在を許さず、滅ぼそうとする。それ故、「真化を遂げた神同士の戦い」⇒「真戦」と呼ばれる。
しかし、自らを神と名乗る者達は、総じて「歪んだ真化を遂げた者」であり[1]、「正しい真化を遂げた者」は、真化の真理たる「相互理解」・「共存共栄」を理解した存在であるため、正しい真化を遂げた者同士が争う事はない。
Zシリーズ開始前の1万2000年前(1億2000万年前か?)にも一度真戦が発生しており、この戦いでは「根源的な災厄」たる御使いとバアル、それに立ち向かう次元将をはじめとする並行世界の戦士達が戦った。しかし、次元将や各並行世界の戦士達は、御使いの圧倒的な力やバアルの大物量の前に敗北している。
『第3次Z時獄篇』に高次元生命体達が登場する事で判明した用語である。だが、『時獄篇』に登場した高次元生命体は互いに争い合う事はなく、バアルの本格的な侵攻が始まっていなかったのもあり、この時点では真戦は起こらなかった。
『第3次Z天獄篇』終盤、銀河中心部の宇宙怪獣の巣が新バスターマシン3号によって駆逐された事で、本編でもついに真戦が勃発する。この真戦は、銀河中心部の「天柱」を通じて、御使いの住まうカオス・コスモスに全ての並行世界の神々が集まる事で、御使いや他の神々を打ち倒し、御使いから「世界の管理者としての立場」を奪うために行われた「高次元生命体に真化した神々同士の戦い」であった。
Z-BLUE達の宇宙からは、アサキム・ドーウィン、次元将ヴィルダーク、ハーデス神・ズール皇帝・宇宙魔王の連合軍による「暗黒の軍団」が参戦し、宇宙怪獣殲滅後のZ-BLUEもカオス・コスモスに転移してしまった事でそのまま巻き込まれる羽目になる。
御使いの戦力である真徒達に苦戦を強いられたZ-BLUEだったが、真化融合を果たす事で形勢を逆転。その後は御使いのいる惑星エス・テランに至る道中で次元将ヴィルダーク、他の並行世界から進軍してきた神々を討ち果たした暗黒の軍団を打ち倒し、惑星エス・テランにおいてアサキム、御使いを打倒する。
最終的にはZ-BLUEがアサキムと他の御使い全てを吸収した至高神Zを駆る聖アドヴェントを打倒し、超時空修復を達成する事で、世界を支配する者が存在しない新しい多元世界を誕生させる形で終幕する事となった。
関連人物
詳しくは、真化を遂げた人物を参照。