マイクロウェーブ送信施設
マイクロウェーブ送信施設(Microwave Transmission Facilities)
『機動新世紀ガンダムX』に登場する施設。
地球圏に太陽光発電によって得られた電力をスーパーマイクロウェーブに変換し送信、供給する(当時は中継衛星を多数備えていた)民間用の施設としての役割を持っていたが、当時の地球連邦軍が「ファースト・ニュータイプD.O.M.E.」を遺伝子レベルで解体して制御・防衛システムの一部として利用。さらにガンダムエックスの「サテライトシステム」の電力供給に利用。第7次宇宙戦争時から宇宙革命軍が何度も攻撃していたが、その度に防衛システムのD.O.M.E.Gビットにより駆逐された。なお劇中でレーザー回線によるGXへのアクセスを行うのは中継衛星が失われ位置測定を施設単体で行わなければならない為であり、回想シーンでレーザー回線を使っていないのは中継衛星が存在している為である。
その後は施設の管理者であるD.O.M.E.が接近する者に無差別攻撃を加えていた。第8次宇宙戦争では再び新地球連邦へと名を変えた地球連邦と宇宙革命の両軍の最終決戦場となり、D.O.M.E.がニュータイプの真実を知る者へと思いを伝えた。その一方で、フロスト兄弟は施設を占領してサテライトシステムを掌握し、マイクロウェーブを自分達の機体(ヴァサーゴとアシュタロン)へと利用して、サテライトランチャーで両軍の指導者であるフィクス・ブラッドマンとザイデル・ラッソを殺害。しかし、ガロード・ランのガンダムダブルエックスのツインサテライトキャノンとフロスト兄弟のサテライトランチャーのエネルギー衝撃波により施設全体が崩壊・消失した。
なお、外伝作品『機動新世紀ガンダムX外伝 UNDER THE MOONLIGHT』(SRW未参戦)では消滅した送信施設に代わり、第7次宇宙戦争で中破したマイクロウェーブ中継衛星を基に改造した「BATEN(バテン)」という同一の機能を持つ送信施設が建造されている。ただし、出力自体は本家施設の30パーセント程度しか出ていない。
登場作品
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ゲーム終盤において、エアロゲイターへの対抗手段として建設されている旨がリン・マオの口から語られる。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 追加ルートによりイージス計画で登場。バンプレストオリジナルの施設「ムーンクレイドル」に設置されていることになっており、これをティターンズとジュピトリアンから防衛するのが目的。
- スーパーロボット大戦α外伝
- ムーンクレイドルの地表施設でありイージス計画の際に、大規模なバリア発生装置として活用された。送信施設のエネルギーに加えて、スーパーロボット達のスーパーエネルギーをも利用して、ヱクセリヲンが自爆して発生したブラックホールの余波を食い止めるというクロスオーバーが展開される。序盤はこの成功を巡っての争いが繰り広げられ、施設内への侵入を防がないとゲームオーバーとなる。
- 未来世界では出自以外は原作に準ずるものになり、それ以外の要素として、ムーンレィスのための送電施設としての機能を有し、黒歴史封印の地でもあり、量産型ヒュッケバインMk-II、量産型グルンガスト弐式も護衛となっている。マップでは今度はこちらが侵入する側となる。難ルートでは再び現代に戻るため、こちらの防衛が必要となり、最終決戦も施設周辺で行われる。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回は送電施設とD.O.M.E.が分割され、送電施設からダイダロス基地のレクイエムへと電力供給を行っていた。
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇/再世篇)
- 今回の舞台となる、ADWにおいても、多元世界の存在を知っていたイオリア・シュヘンベルグが今回のことを予期して用意していたからことから存在する。この事は直接には語られないが、ティファは事実を察した。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- D.O.M.E.からADWにおいてこの施設が存在した理由について語られた。
- また、中継衛星の設定が活かされており、今作では中継衛星が多数存在するため昼のステージにおいてもサテライトキャノンが使用可能となっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- デュミナス一派に占拠されるが、解放される。なお、占拠の際にはデビルガンダムを利用して施設を掌握した。
関連用語
- 太陽光エネルギー
- 太陽光をエネルギーとして、マイクロウェーブに変換して送信する。
隠し要素
αを除けば、ガンダムエックスとガンダムダブルエックスの「Gビット」入手に関わる。相対的に此方を選んだほうが自軍の強化に繋がる。なおその際の隠し要素を満たさないといけない。
隠し要素については以下リンクを参照。