シェルディア・ルージュ | |
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外国語表記 | Sherudia Rouge |
登場作品 | |
種族 | ベザード人 |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
出身 | 惑星ベザード |
髪色 | 紫 |
概要
惑星ベザードに漂着したミストを救った褐色肌の少女。17歳という年齢とは裏腹に見た目がかなりの幼児体型で髪型がショートヘアであるためか、外見が結構ボーイッシュな容姿をしている。
早くに両親を失ってから幼い妹を1人で育ててきたという境遇からか、負けん気が非常に強い。また、後述にある通り、歯に衣着せぬ発言や場の空気を読まない発言が多く、周囲を凍りつかせる事が多い。事実、女好きのディックですら「ああいうタイプは苦手」と語っていた程である。
だがその一方で、ミストに対しては母性的で包容力のある優しさを見せる一面も持ち合わせている。料理がかなり得意らしい。ルートによっては食生活が偏っていたミストのために料理を朝昼晩3食を作ると宣言していた。
イディクスの襲来を危惧したミストにより、改修したセリウスIIの操縦訓練を受け、パイロットになる。ミスト曰くあわて者だが反射神経が物凄く、操縦センスは自分達以上にあるらしい。その後、ミストと共にベザードを守るため戦ったが、善戦空しくベザードは滅ぼされてしまい、以後行方不明となる。しかし、ミスト達と同様に地球(ダリウス界)に漂着しながらも生存しており、本編の序盤でミスト達と再会を果たす。
生まれ故郷であった惑星ベザードについて、シェルディア自身はほとんど戦争が無く平和な星と語っていたが、妹のレムが命にかかわるほどの迫害や差別を受けていたことを考えると、戦争以外の問題は普通にあったと思われる。実際、ミストはそれを知ってかなりショックを受けていた。なお、ベザード人はある程度髪が伸びると、一定の部分から色が変わるという特徴を持っている。尤も、シェルディアはこれがアトリーム人との身体的な違いと認識してからは気に入っておらず、定期的に髪の色が濃い部分を切るようにしている。
その負けん気の強さのためか、ミストやアンジェリカと口論になる場合が多々ある。アンジェリカルートでは、優柔不断EDを迎えた場合にレムと共にミストの家の隣に引っ越してくる。
一人称が「ボク」(ただし、レムに対しては「私」)。リアルロボット戦線のムジカや無限のフロンティアのアシェン(DTDモード)と並ぶボク少女キャラである。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 登場自体は序盤の最後。機体性能が限りなく補助に近いので無理な戦闘は禁物。メインヒロインとなった場合は後継機に乗り換える。
パイロットBGM
- 「Spring Breeze」
- 前半の戦闘BGM。
- 「Summer Drive」
- 後半の戦闘BGM。
人間関係
- ミスト・レックス
- ベザードに住んでいた頃は居候。展開によっては恋人同士となる。
- アンジェリカ・シャルティール
- 仲間でもあるが、それ以上にミストを巡るライバルでもある。
- レム・ルージュ
- 妹。のちに意外な形でシェルディア達と再会する。
- エルリック・シャルティール
- シェルディアルートではガズムに憑依された彼の命を救うが、優柔不断ENDではその彼に恩をあだで返す仕打ちをされてしまう。
- イスペイル
- ミストの因縁の仇敵。
- ヴェリニー
- 故郷であるベザードを滅ぼした仇敵。ルートによっては、シェルディアを「ヒステリー娘」と罵ってしまう。
- ガズム
- 展開によっては妹のレムの肉体に憑依する、仇敵の一人。
- ル=コボル
- 展開によっては妹のレムの肉体に憑依する、最大の敵。
版権作品との人間関係
スーパー系
- サスページ
- ベザードが滅ぼされた後、ダリウス界に漂着していたところを拾われ、彼の部下として働くが、敵の中にミストがいた事で、ダリウス軍としてのデビュー戦にて、いきなり彼を裏切る。
- 草薙剣児、ボス
- 一応の恩人であるダリウス軍を悪びれなく裏切り、そのまま自軍部隊に同行しようとする姿勢を、彼らから痛烈に非難される。
- ディック・アルカイン
- 女好きの彼から唯一「苦手なタイプ」と評される。また、Kの序盤で地球人同士の戦争に絶望していたミストを軽蔑した彼に激怒し、激しい敵意を向けた。
- ウェンディ・ギャレット
- 彼女に比べるとシェルディアの方が年齢は上なのだが、周囲からは同年齢程度に見られてしまう。また、彼女からは「(空気を読まないという意味で)ジョシュア以上に強力かもしれない」と評される。
リアル系
名台詞
共通
- 「ちょっと! この子って何さ! ボクはもう17歳なんだからね!」
「どう見たってそっちの方が子供じゃないか!」 - 第10話「黒き炎の将軍」より。4つ年下のウェンディから同い年くらいに思われてしまい、腹を立てていた。
- 「やめろよ! ミストを混乱させるような事を言うな!」
「ミスト! あんな奴の言う事なんか気にする事ないからね!」 - 第14話直前の分岐より。前者は序盤で人間同士の殺し合いに絶望していたミストを軽蔑し、「生き残る為なら誰が相手だろうと、たとえ肉親が相手だろうと、自分の命を脅かす者は殺す」と言い放ったディックに対して彼を罵倒した台詞で、後者はディックに軽蔑されたミストに対しての台詞。シェルディアとしては生き残る為なら自身を脅かす他者を手にかける事も辞さないと言うディックの思想に嫌悪感を持ったのかもしれないが、だとすると以前にシェルディアが「自分やミストを守る為なら他者を殺せる」と発言している事を考えると、どうにも説得力が感じられない。どちらかと言うと、単にミストを軽蔑されたことで腹を立てただけなのかもしれない(似たような例として、Dではエンジェル・ハイロゥ攻防戦にてアムロがシャアとゼクスの過去の所業を非難した際、クェスがシャアやゼクスの過去云々以前に単にシャアを非難された事にカッとなって感情的にアムロを非難してしまう場面があった)。
- 「レムが生まれた頃はもっと酷かったんだよ…」
「そいつを捨てろ、『神の石』に近づけるな、不吉な赤子は殺せ、って嫌がらせを受けて…」 - 第15話(竜宮島行きルート)「悲しみの飛翔・後編」より。レムがベザードで迫害を受けていたことをミストに話したときの台詞。それを知ったミストはかなりのショックを受けていた。
シェルディアルート
- 「でもね、ミスト。認めなきゃ…」
「地球人の心がどうだとかじゃなくて、今回の事が自分の身勝手だって事実をさ…」
「聞いたよ? 自分の理想を無理矢理押し付けるのは独善なんでしょ…? 」
「もし、未来でも地球人が今のまま戦争を続けてて、もっともっとどうしようもなくなってたら…。きっと、この艦を降りた後のミストは地球人を滅ぼそうとか思っちゃうよ。ボクにはわかる」
「それって、最近のミストが一番嫌いだった人と一緒なんだよ? わかってる?」 - 第20話「裏切りと出会いと」冒頭、地球人への悪意を爆発させ、地球を守る価値のない星と断じたミストを諌め、諭した台詞。ミストの持つ精神的な危うさに言及すると共に、彼の思想の歪みと誤りを冷静に、はっきりと指摘している。
- 「…ねえ、ミスト。いつでもボクが抱きしめてあげるから…」
「泣きたくなったら、今度はボクの胸に飛び込んできてね…」 - 同じく第20話。同じ星で生まれた者同士憎み合う地球人に絶望して嘆いていたミストをシェルディアが抱きしめて慰めてあげた際の台詞。彼女の意外な母性的一面がミストを立ち直らせた。
ちなみにその時のミストは、アンジェリカ曰く「まるでお母さんに甘えてるみたい…」というぐらいシェルディアに甘えていた。 - 「バカ! 死んだっていいなんて言うな!」
「ミストが死んだら、ボクも死ぬからね!」 - 第21話「決戦の時は来たれり・後編」より。命を捨ててまでイスペイルを倒しに行こうとするミストを叱咤した。
- 「ミストは絶対ボクが守るんだ! そのためなら死んだっていい!」
- 上の場面で「死んだっていい」と言ったミストに対して、上述の台詞で彼を叱咤しておきながら、いざミストがイスペイルに殺されそうになったときには、シェルディアも同じ台詞を言ってしまうとは何とも皮肉な話である。
- 「ミスト。さっき、死ぬ覚悟したって言ったけど、あれは嘘だからね」
「ボクはこれから先もずーっと一緒だからね!」
「ミストとレムと3人で幸せに暮らすんだ! だからル=コボルをやっつけよっ!」 - 最終話「心からの… 」より。レムの肉体から離れたル=コボルを倒す直前に言った台詞。
- 「わかってるってば。誰もレムの事を忘れてやしないよ。あんたも一緒!」
「でもね、ボクとミストの邪魔はしないでよ」
「そんな事したら、妹でも承知しないからね!」 - エンディングにて。ミストとシェルディアに一生くっついていくと宣言したレムに対して、釘を刺していた。
- 「聞こえたよ!親子でグルになってボクとミストを引き離そうとしてるんだ!」
「ひどいや、この極悪親子っ!ボクは負けないからね!」
「ミストは絶対に渡さないんだから!」 - 優柔不断EDにて。親子で共謀して自分とミストを引き離そうとするシャルティール親子に激怒して。
アンジェリカルート
迷台詞
- 「でも、隊長さんもミストを待機させてひとりで特攻するなんて…」
「それでも敵を倒せなかったなんて悲しいよね…」 - 第10話「黒き炎の将軍」より。彼女が仲間になった直後の台詞。エルリックが消息不明になった真相(ミストがアンジェリカに隠していた事)をあっさりとアンジェリカに話してしまい、その直後に一変して修羅場と化してしまう。まぁ、ミストが隠していた事を知らないのでこの時点では仕方ないで済まされるが…。
- 「どうしたんだろ、あのふたり…」
- 上記の発言の後、そのことに激怒したアンジェリカがミストに平手打ちと罵声を浴びせている様子を見て、思わず口にした一言。つばきからは「あなたって、全然空気が読めないのね…」と突っ込まれる始末。
- 「う~ん…それじゃあ、ボクが代わりにコンビを組むよ!」
- 第11話「ガイキング絶体絶命!!・前編」より。前述の理由でギクシャクしていたミストとアンジェリカが話し合っていた様子を盗み聞きしていたカルメン99が名コンビだと思っていた2人の行く末を語った際に、シェルディアが返した台詞。