クリスタル・ハート
クリスタル・ハート(Crystal Heart)
惑星クルスにおいて、機動兵器に使用されていたと推測される動力。搭乗者の感情エネルギーを動力源としており、搭乗者に感情エネルギーが存在する限り半永久的に動き続ける。
「愛」の感情に最もよく反応し、怒りや憎しみといった感情では暴走するほか、悪意の感情では出力を大幅に低下させる。クリスタル・ハートのパワーを最大効率で発揮させることができるのは「愛」の感情のみであり、これを最大限に高めれば無限大のパワーを発揮することも不可能ではないが、搭乗者には多大な負担がかかり、生命を奪うこととなる。またエルリックが見せたように自己犠牲の精神もそれに近しい為か、強いパワーを引き出していたが、基本的には操者が二名搭乗してその二人の愛によってピークに達すると考えられる。
他に、ツワブキ・ダイヤがテストパイロットとして搭乗した際には彼の「炎」(情熱)に反応したのか、ミスト達が驚く程のレベルで出力が引き出されていた。 が、これはあくまで適性を持たない地球人の中では、という話である。サコン先生曰く、ミスト達の引き出せる出力には遠く及ばず、クリスタル・ハート自体を起動する事は可能でも、実際に機体を動かして戦闘するような事は不可能であるとのこと。
本来、悪意の塊であるル=コボルの欠片を有しているクルス人の末裔には使用する事はできない。しかし劇中でも見られるように、強い欠片を有しているはずのミストやアンジェリカ達が扱えている事は本人達も不思議がっており、その理由は明確には言及されていない(エルリックの推測では「精神訓練の賜物」らしいが、訓練をしていないシェルディアが扱える事の説明にならない)が、単にミスト達の欠片が他の所有者の欠片とは異なる特別な性質だったとするのが妥当だろう(欠片の宿主同士で世代を重ねるうちに強力な欠片が自然に生まれることがありエルリックに宿る欠片も該当する。ル=コボルいわく、クリスタル・ハートに適応した欠片とのこと。)。この特異体質のために貴重なクリスタル・ハートをエルリック班に3基、新人隊員の機体にも取り付けたと考えられる。
惑星クルスの内乱、悪意を動力源とするクリシュナ・ハート搭載のアルケウスを撃破することに成功したが、惑星クルスは滅亡し、クルス人は惑星アトリームや惑星ベザードなどへ移住することとなった。アトリームに移住した人々はその後この技術を封印しており、移住から2000年後にロスト・テクノロジーとして5基が発掘されている。アトリームで発掘された5基のうち、2基がレヴリアスに、1基がセリウスに搭載された。残り2基は保管されていたが、アトリーム滅亡により所在不明となっている。ベザードでは、様々な機械を作動させる「神の石」として1基のみ祀られていたが、のちにセリウスIIに搭載された。
ミストやイスペイルは怒りの感情の作動すると勘違いしていた。怒りの感情で動かすことができなかったイスペイルは精神生命体である自身の一部を消費してクリスタル・ハートに反応する魂の波長へと変換するコンバータを開発してクリスタル・ハートを使用した。最終決戦でこのコンバータはジークフリード・システムを応用して皆の精神を少量ながら使えるものに改造され、本来100%の力を発揮するとパイロット2人が死ぬはずが、負担を軽減することができた。だが総士に負担がかかり、同化現象が急激に進み消えてしまう結末になってしまった。
特殊能力「クリスタルハート」
ゲーム中にも特殊能力として登場する。レヴリアスとセリウスorセリウスIIにイベントで追加され、ソルヴリアス・レックス(ソルヴリアス・レギーナ)及びセルケリウスにはデフォルトで備わっている。
名称に違いは無いが、攻撃力アップと無効化バリアの二種類の能力がある。 双方とも気力120以上で発動し、気力の上昇によって効果も上昇する。
レヴリアス、ソルヴリアス・レックスのクリスタル・ハート効果
効果 | 気力120 | 130 | 140 | 150 | 160 | 170 |
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最終ダメージ補正 | ×1.1 | ×1.15 | ×1.20 | ×1.30 | ×1.40 | ×1.50 |
セリウスorセリウスII、セルケリウス、ソルヴリアス・レギーナのクリスタル・ハート効果
効果 | 気力120 | 130 | 140 | 150 | 160 | 170 |
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無効化バリア | 1500 | 1600 | 1800 | 2000 | 2500 | 3000 |
消費EN | 5 | 6 | 8 | 10 | 12 | 15 |