ZGMF-X666S レジェンドガンダム(Legend Gundam)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 分類:試作型モビルスーツ
- 型式番号:ZGMF-X666S
- 全高:18.66m
- 重量:86.02t
- 装甲材質:ヴァリアブルフェイズシフト装甲
- 動力:ハイパーデュートリオンエンジン
- 開発:ザフト
- 所属:ザフト
- 主なパイロット:レイ・ザ・バレル
デスティニーガンダムと同時開発された、ザフトの最新鋭モビルスーツ。
レジェンドは「伝説」の意。プロヴィデンスガンダムの活躍を継承する機体という意味で命名されたらしいが、前大戦の戦争犯罪者であるラウ・ル・クルーゼの乗った機体との差別化を図るためとも言われている。
機体概要
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルが主導した計画でデスティニーと同様、「ハイパーデュートリオンエンジン」を実装した機体として完成させた。
本機は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で実戦投入されたプロヴィデンスガンダムの後継機に当たり、基本的機能はほぼ同じで、背部ユニットに装備されたドラグーン・システムにより、オールレンジ攻撃を可能としている。
本機のドラグーン・システムはカオスの機動兵装ポッドを経て量子インターフェイスに改良が加えられ、従来のものよりも比較的、容易に運用可能な第2世代型となっている。背部のドラグーン・プラットフォームは大型化されており、その大推力で重力下でも飛行可能。重力下では分離してのドラグーンの使用は不可能だが、本体に接続したままでも可動砲台として使えるため、火力はかなり高い。
系列機だからか、それとも開発者の意図なのか、機体の意匠やカラーリングはプロヴィデンスと酷似している。
劇中での活躍
本来はアスラン・ザラに与えられる予定の機体であったが、アスランが脱走したために、レイ・ザ・バレルが搭乗し、そのまま乗機とした。
ヘブンズベース戦ではデストロイを撃墜し、ザフトの勝利に大きく貢献した。
その後のオーブ戦ではデスティニーとの連携でキラのストライクフリーダムと交戦し、追い詰めるが、∞ジャスティスの参戦で撃破できず、その後のストライクフリーダムとの一騎討ちでも決着はつかずに撤退を余儀なくされる。
レクイエム攻略戦ではウィンダムやザムザザー、デストロイを撃墜し、さらにジブリールの乗るガーティ・ルーを撃沈するという戦果を挙げる。だが、レクイエム・メサイア攻防戦でキラのストライクフリーダムと交戦。最後にはドラグーンの多くを撃ち落とされ、その直後にドラグーン・フルバーストの直撃を受け、大破。
その後の行方は不明だが、恐らくはメサイアに向かった後に乗り捨てられ、メサイアの爆発に呑まれて消失したと思われる。
登場作品と操縦者
レイが自軍の敵対勢力に参加する事が多く、ボスユニットとして登場する。MAP兵器と長射程を持つ強敵となり立ちはだかる。
しかし、たいていのシリーズにおいてフラグを満たす事によって、レイ共々自軍に加わる。自軍に加わった場合は、リアル系最高クラスの能力を持ち、敵味方識別式で広範囲MAP兵器ドラグーンシステムによって、資金稼ぎユニットとして活躍する。ただし、ドラグーンシステムは宇宙でしか使用できないため、地上で使用する場合は何かしらの補強が必要である。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- デスティニーガンダムと同時加入する所は原作と一緒。ドラグーン・システムは地形適応が悪いので、S-アダプターなどで補おう。敵に回って、ルートによってはそのまま使えなくなるが、条件を満たすことで復帰する。なお、以前の搭乗機であるブレイズザクファントムが弾数制に対し、こちらはEN制になるので、育成に注意。ちなみに、改造はブレイズザクファントムから引き継ぐ。なお、原作とは違いデュランダル議長から直接レイに手渡されている。なお、この作品のみなぜかドラグーンが地上で使える(ストライクフリーダムやアカツキも同様)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- Zシリーズとしては初代以来の登場。単独ユニットではなく、デスティニーの武装『ザフトレッド・コンビネーションII』の召喚ユニット扱い。機体グラフィックは刷新されている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 原作に似たシチュエーションでアスラン脱走を追いかけた所が初登場で、原作シナリオの最後で撃墜すると原作通り、使用不可となるため、使用したいならフリーモードをプレイするしかない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 敵として登場する。ドラグーンが厄介なのは相変わらず。条件を満たすと味方として使えるようになる。MAP兵器やハイパーデュートリオンを搭載し、デスティニーの改造を引き継ぐため、結構使える。今回、ドラグーンは地上では使えないので、使いたければランドモジュールやフライトモジュールをつける必要がある。逆に言えば補正さえすれば地上でもドラグーンが使える唯一のユニットである。
ただし参入は最終分岐の30話と非常に遅く、ファフナーフラグとも背反するのでどちらを選ぶかはプレイヤー次第。 - スーパーロボット大戦L
- 中盤から使用可能。アスランとデュランダルが互いを疑っていたためか最初からレイが受領している。コンボ武器の威力が低く、シングルには不向き(そもそもLはシステム的にシングルに向くユニットがごく僅か)。また、本機のメイン兵装「ドラグーンシステム」は今回も宇宙でしか使用できないが、突撃ビーム機動砲が威力・射程ともにドラグーンシステムに迫る性能を持つので、ドラグーンシステムが使えなくても対単体の火力としてはさほど痛手ではない。ドラグーンシステムの使える宇宙ではもちろん、ハイパーデュートリオンの恩恵もあり、敵味方識別式で広範囲の射程を誇る強力なMAP兵器版ドラグーンシステム(範囲6・全方位・識別有り)による大活躍が期待できる本作の冥王ポジションでもある。
- 今作でも地形適応をつけてやれば宇宙以外の地形でもドラグーンシステムを使う事が出来る。ただし地形適応ボーナスの「空」と「陸」を併せ持つユニットが存在しないため、大気圏内では地上か空中のどちらか片方にしか攻撃出来ない。最終分岐終了前は大気圏内での戦闘が殆どであり、レジェンドを意識したのかは不明だが敵PUの構成が空移動+陸移動というものも散見するため、真価を発揮出来るのは宇宙・月面ステージが頻発する32話からとなる。月面では空中が宇宙扱いであるため、地形適応:陸を持つユニットと組ませてやれば全域カバー出来る。
- 終盤一時的に敵になるが再加入の条件は緩く、条件を満たせばわずか1シナリオでレイごと出戻ってくるため、積極的に使用&改造していける。33話では敵として戦うことになるが、その場合も味方同様の範囲を誇るMAP版ドラグーン・システムを撃たせないようにしたい。
装備・機能
武装・必殺武器
- MMI-GAU26 17.5mmCIWS
- 頭部に内蔵された機関砲。デスティニーの物と共通。
- MA-BAR78F 高エネルギービームライフル
- プロヴィデンスのユーディキウムを改良したビームライフル。通常のビームライフルより高出力を保ちつつ、連射性能の向上や若干の小型化を実現した。不使用時はバックパックにマウントされる。
- MA-M80S デファイアント改ビームジャベリン
- 両脚側面に収納されている近接戦闘用のビームサーベル系武装。名称からブラストインパルスのデファイアントの発展型と思われるが、詳細は不明。「アンビデクストラス・ハルバード」モードにもなり、本来はこちらが標準の運用方法のようである。なお、「ジャベリン」とは「投げ槍」の事なのだが、そのような運用方法は確認されておらず、なぜ、「ジャベリン」という名称になっているのかは不明である。
- ドラグーン・システム
- 本機の主兵装。カオスの機動兵装ポッドを経て量子インターフェイスに改良が加えられた第2世代ドラグーンであり、第1世代のものより容易に運用できる。ドラグーン・プラットフォームは背部に装着されている。
- ちなみに「Z」のみ重力下でも使用可能になっているが、さすがに地形適応はBに抑えられている。
- GDU-X7 突撃ビーム機動砲
- 背部プラットフォームの最上端に2基装備されている大型ドラグーン。1基につき5門のビーム砲が内蔵されている他、ビームスパイクとしても運用できる。
- GDU-X5 突撃ビーム機動砲
- プラットフォームの側面と腰部に合計8基が装備されている小型ドラグーン。2門のビーム砲を内蔵している。本体との連結時は可動砲台として使える。この運用方法はドラグーンを分離させられない重力下での戦闘で行われる事が多い。
- MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
- 両手甲部に装備されている光学防御兵器。大出力ビーム砲の直撃も防ぎきる。ビームの出力を調整する事でシールド形状を変更して機体全体を保護したり、ビームガンやビームサーベルとして使うことも出来る。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- VPS装甲
- ハイパーデュートリオン
- Kで実装され、毎ターンPP開始時に、ENが最大値の25%回復する。
移動タイプ
サイズ
- M
機体ボーナス
- 無改造:装甲値+100 射撃武器+100 地形適応:宇A
ハーフ改造:装甲値+150 射撃武器+200 地形適応:宇A
フル改造:装甲値+200 射撃武器+300 地形適応:宇S - Lでのもの。L全体でみると10機にも届かない貴重な宇宙適応ボーナス持ちで、しかも遠距離型。エヴァ初号機辺りと組ませたプレイヤーも居るのではないだろうか。
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