フリード星(Planet Freed)
『UFOロボ グレンダイザー』に登場する惑星で、主人公デューク・フリード及びグレース・マリア・フリード兄妹の生まれ故郷。 地球から200万光年離れたベガ星雲内に存在し、スペイザーのワープ航法を用いても到着まで1週間は掛かる。
赤道長は地球の2倍、重力は地球の約1.4倍、自転周期は1日およそ36.4時間、1年間の経過日数は484日間である。 衛星として2つの月が存在し、「カオス」と称される太陽の下、ギリシャ辺りの温暖な気候が1年中続く。
星雲内でも屈指の科学技術を有していたが、統治者たるフリード王家が平和主義の下に民を束ねていた事も有り、高度な文明と豊かな自然とが見事に調和した美しき惑星国家としての趨勢を誇っていた。
しかし、ベガ星連合軍の大規模な侵略活動によって王宮都市が蹂躙されてしまい、フリード王と王妃も落命。更には都市中心部に連合軍の決戦兵器である「ベガトロン爆弾」を撃ち込まれ、地表がベガトロン放射能で汚染された事により、フリード星は居住不能な荒涼たる「死の惑星」と化してしまった。
劇中、デュークをはじめとする登場人物の間では「死滅した星」と認識されていたフリード星だったが、第72話にてベガトロン放射能の汚染状況が弱まりつつある事が判明し、最終的には惑星の自然環境が居住可能なレベルまで回復するに至った。
『グレンダイザー』のプレ作品である『宇宙円盤大戦争』にも同様の名義やバックボーンで登場するが、こちらではベガ星連合軍の雛型とも言える「ヤーバン星」によって壊滅させられている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦MX(MX PORTABLE)
- 原作同様の経緯で、フリード星の自然環境が回復傾向にある事が語られている。
関連人物
- フリード王
- 統治者にしてデューク&マリア兄妹の実父。ホワイター少尉配下のベガ兵によって射殺されてしまう。SRW未登場。
- フリード王妃
- デューク&マリア兄妹の実母。ベガ星連合軍襲撃の際、落下してきた瓦礫の下敷きとなって死亡。SRW未登場。
- デューク・フリード
- 王子にして、ベガ星連合軍の襲撃から辛くも逃れた数少ない生存者だが、脱出時に受けた傷の影響で肉体組織がベガトロン放射能に蝕まれてしまう。
- グレース・マリア・フリード
- 幼馴染のケインと遊んでいた最中、ミニフォーの襲撃を受ける。後に侍従の力添えによって、地球へと脱出する。
- ケイン
- マリアの幼馴染。ベガ星連合軍の捕虜となった後、軍人としての教育を施されズリル長官直属の部下に抜擢される。SRW未登場。
- ベガ大王
- フリード星を壊滅へと追い遣った元凶。
- ヤーバン大王
- 『宇宙円盤大戦争』にてフリード星を侵略した元凶。
関連用語
- グレンダイザー(スペイザー)
- フリード星の科学力によって建造されたスーパーロボット。
- ベガトロン放射能
- ベガ星連合軍の兵装全般に、エネルギー源として用いられている或る種の放射性物質。この影響を受け、フリード星は不毛の荒野と化すが…。
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