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− | [[ラ・ギアス]]に存在する宗教団体。その名のとおり破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス|サーヴァ=ヴォルクルス]]を神と崇め、その復活およびそれに伴う現世の破壊、新たな世界秩序の構成を目的として活動する。三位一体の邪神を信仰しているため『'''3'''』にまつわる概念を神聖視している。 | + | == ヴォルクルス教団 == |
| + | [[魔装機神シリーズ]]に登場する、[[ラ・ギアス]]の宗教団体。その名のとおり破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス|サーヴァ=ヴォルクルス]]を神と崇め、その復活およびそれに伴う現世の破壊、新たな世界秩序の構成を目的として活動する。三位一体の邪神を信仰しているため『'''3'''』にまつわる概念を神聖視している。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | その教義の強い反社会性により、ラ・ギアスにおいては邪教・禁教として扱われる。信者はテロリスト同様の処罰を受けるため、信仰を隠したり、表向き別の職業を装ったりしていることが多く、中には他の宗教団体のトップとしての顔を持つものすら存在する。信者数は明らかになっていないが、[[シュウ・シラカワ]]が把握しているだけでも500万人を数えるという。余りの危険性に基本的に教団以外の全てが敵といって過言ではなく、過去には一般市民達が団結して自警行動に乗り出したことなどもあったのだが、本編開始の30年程前より教団が汎用機を使い始めたために容易に手を出せなくなっている。
| + | その教義の強い反社会性により、ラ・ギアスにおいては邪教・禁教として扱われる。信者は[[テロリスト]]同様の処罰を受けるため、信仰を隠したり、表向き別の職業を装ったりしていることが多く、中には他の宗教団体のトップとしての顔を持つものすら存在する。信者数は明らかになっていないが、[[シュウ・シラカワ]]が把握しているだけでも500万人を数えるという。余りの危険性に基本的に教団以外の全てが敵といって過言ではなく、過去には一般市民達が団結して自警行動に乗り出したことなどもあったのだが、本編開始の30年程前より教団が汎用機を使い始めたために容易に手を出せなくなっている。 |
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| 教義の危険さに何ら偽りは無く、戦争の誘発や直接的テロ行為など様々な手段で世界に混乱をもたらしている。また、表の世界では倫理的に禁じられている技術を所有しているため技術力も相当なものがある。更に信者の中にはヴォルクルスとの契約を結ぶ事によって破壊行為に躊躇いが無くなっていたり、特異な力を発揮するものさえ存在する(全ての信者が契約を結んでいるのかは不明だが、一度契約を結んだものはヴォルクルスに囚われてしまうため、契約を断ちきることは極めて困難である)。 | | 教義の危険さに何ら偽りは無く、戦争の誘発や直接的テロ行為など様々な手段で世界に混乱をもたらしている。また、表の世界では倫理的に禁じられている技術を所有しているため技術力も相当なものがある。更に信者の中にはヴォルクルスとの契約を結ぶ事によって破壊行為に躊躇いが無くなっていたり、特異な力を発揮するものさえ存在する(全ての信者が契約を結んでいるのかは不明だが、一度契約を結んだものはヴォルクルスに囚われてしまうため、契約を断ちきることは極めて困難である)。 |
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− | 組織としての在り方から、さぞ怪しげな儀式ばかりに興じているのかと思いきや、信者の間で麻雀がはやっていたりするなど、色々な意味で底の知れない集団である。また、中には死者蘇生(実際には成功例は存在せず、シュウの例にしても臨死状態からの蘇生に近い扱い)を求めて教団に入る者も存在するため、必ずしも全員が破滅を志向している一枚岩の組織ではない。
| + | 組織としての在り方から、さぞ怪しげな儀式ばかりに興じているのかと思いきや、信者の間で麻雀がはやっていたりするなど、色々な意味で底の知れない集団である。また、中には死者蘇生(実際には成功例は存在せず、シュウの例にしても臨死状態からの蘇生に近い扱い)を求めて教団に入る者も存在するため、必ずしも全員が破滅を志向している一枚岩の組織ではない。 |
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− | 教団のトップは10名前後存在するとされる大司教。だが、彼らすら統括する謎の人物も確認されている。
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| + | 教団のトップは10名前後存在するとされる大司教。だが、彼らすら統括する謎の人物も確認されている。<br/> |
| 新暦4959年の時点で3名の大司教が戦死。1名が離反している。 | | 新暦4959年の時点で3名の大司教が戦死。1名が離反している。 |
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| === [[OGシリーズ]] === | | === [[OGシリーズ]] === |
| + | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] |
| + | :前半部で『EX』の再現(リメイク)を行っている。ただ「シュウの章」のみが収録されておらず、ルオゾールの行動から教団の目的を窺い知れても、その詳細を把握することは難しい仕組みとなった。「シュウの章」再現は続編へ持ち越される事に。 |
| + | ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] |
| + | :『EX』シュウの章を再現。ガエンがシュウの監視役として活動しており、蘇生後のシュウは教団から完全に信用されていたわけではない模様。 |
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| + | === [[魔装機神シリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] | | ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] |
| :リメイクにあたり、その規模の一端が明かされた(ざっと500万の入信者)。 | | :リメイクにあたり、その規模の一端が明かされた(ざっと500万の入信者)。 |
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| :ヴォルクルス、ラスフィトートに続き創造神グラギオスを復活させるために暗躍する。 | | :ヴォルクルス、ラスフィトートに続き創造神グラギオスを復活させるために暗躍する。 |
| ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]] | | ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]] |
− | :今回も暗躍するものと思われるが、PV1では「'''崩壊する邪教集団'''」のキーワードが… | + | :今回も暗躍するものと思われるが、PV1では「'''崩壊する邪教集団'''」のキーワードが…… |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
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− | :前半部で『EX』の再現(リメイク)を行っている。ただ、「シュウの章」のみが収録されておらず、ルオゾールの行動から教団の目的を窺い知れても、その詳細を把握することは難しい仕組みとなった。そのため、どのように「シュウの章」を再現するのかに期待が集まっていた。
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− | ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
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− | :『EX』シュウの章を再現。ガエンがシュウの監視役として活動しており、蘇生後のシュウは教団から完全に信用されていたわけではない模様。
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| == 教団の戦力 == | | == 教団の戦力 == |
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| また、召喚魔法で呼び出した魔獣などの使役も得意としている。これらの魔獣は暗黒系の魔術で生み出された傀儡であるが、この系統の魔術は調和の結界の掣肘を受けるため、召喚する者に結界の干渉を上回る力量が求められるだけであって、必ずしもヴォルクルスとの契約を必要としてない(例としては[[シュウ・シラカワ|信仰を]][[ガエン|捨てたもの]]が召喚した事例や、戦士の鍛錬のために召喚しているゼノサキス南宗家などが存在する)。 | | また、召喚魔法で呼び出した魔獣などの使役も得意としている。これらの魔獣は暗黒系の魔術で生み出された傀儡であるが、この系統の魔術は調和の結界の掣肘を受けるため、召喚する者に結界の干渉を上回る力量が求められるだけであって、必ずしもヴォルクルスとの契約を必要としてない(例としては[[シュウ・シラカワ|信仰を]][[ガエン|捨てたもの]]が召喚した事例や、戦士の鍛錬のために召喚しているゼノサキス南宗家などが存在する)。 |
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− | また、機体によるが、教団の運用するあるいは開発した機体は、読むのが異様に難しい名前の武器を持っていることがある(ヂーヰンの「殃する異怪(わざわいするあやかし)」・ボーヰンの「兇癲の戯(きょうてんのそばえ)」やペンタルコスの「創世の儺(そうせいのおにやらい)」など)。
| + | また、機体によるが、教団の運用するあるいは開発した機体は、読むのが異様に難しい名前の武器を持っていることがある([[ヂーヱン]]の「殃する異怪(わざわいするあやかし)」・[[ボーヰン]]の「兇癲の戯(きょうてんのそばえ)」や[[ペンタルコス]]の「創世の儺(そうせいのおにやらい)」など)。 |
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| === 靈裝機 === | | === 靈裝機 === |
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| ::30年ほど前にゼツの協力のもと開発された機体。両肩内部と腰回りのスカートにトレードマークである「花の紋様」が施されている。[[ヂーヱン]]の後継機的ポジションだが、精神が弱いものが乗ると10分ほどで魂を食いつくされ邪霊になってしまうという危険極まりない機体である。「多極式」はボーヰンの発展型。 | | ::30年ほど前にゼツの協力のもと開発された機体。両肩内部と腰回りのスカートにトレードマークである「花の紋様」が施されている。[[ヂーヱン]]の後継機的ポジションだが、精神が弱いものが乗ると10分ほどで魂を食いつくされ邪霊になってしまうという危険極まりない機体である。「多極式」はボーヰンの発展型。 |
| ;[[ギュヰリ]] | | ;[[ギュヰリ]] |
− | :セウラントが改良・開発した新型の靈装機。開発者の設計思想から脱出装置が装備されていない(搭乗者が生き延びている場合もあるため、後に搭載された可能性がある)。 | + | :セウラントが改良・開発した新型の靈装機。開発者の設計思想から脱出装置が装備されていない(搭乗者が生き延びている場合もあるため、後に搭載されたとも解釈可能)。 |
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| === 妖装機 === | | === 妖装機 === |
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| :秘匿性のため、多くの教徒がフードを目深に下ろして素顔を隠している。習得する精神コマンドは[[信頼]]と[[突撃]]。特殊スキルは[[援護攻撃]]。 | | :秘匿性のため、多くの教徒がフードを目深に下ろして素顔を隠している。習得する精神コマンドは[[信頼]]と[[突撃]]。特殊スキルは[[援護攻撃]]。 |
| ;??? | | ;??? |
− | :『魔装機神II』第1話および一部のエンディングでのみ登場する謎の女性。ラ・ギアスを覆う黒い影。台詞は文語調・旧字体で表現され、「ぢや(じゃ)」などの老人語を用いる。立場からすれば「教皇位」に位置すると思われるが…。 | + | :『魔装機神II』第1話および一部のエンディングでのみ登場する謎の女性。ラ・ギアスを覆う黒い影。台詞は文語調・旧字体で表現され、「ぢや(じゃ)」などの老人語を用いる。立場からすれば「教皇位」に位置すると思われるが…… |
| :ウェンディルート・プレシアルートでサティルスが今際の際に「ヨーテンナイ様」という名を発するが、同一人物かは不明。少なくとも、大司教であるサティルスが様づけで呼ぶのはまず教皇だろうと思われ、且つ教皇クラスが2人以上いることは考えにくいため、この可能性は高いと言える。なお、発言内容から見た目通りの年齢ではないことがうかがえる。 | | :ウェンディルート・プレシアルートでサティルスが今際の際に「ヨーテンナイ様」という名を発するが、同一人物かは不明。少なくとも、大司教であるサティルスが様づけで呼ぶのはまず教皇だろうと思われ、且つ教皇クラスが2人以上いることは考えにくいため、この可能性は高いと言える。なお、発言内容から見た目通りの年齢ではないことがうかがえる。 |
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