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== アーム・スレイブ(Arm Slave) ==
 
== アーム・スレイブ(Arm Slave) ==
『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する人型兵器。「'''armored mobile master-slave system'''」の略称。「[[AS]]」と略される事も多い。操縦方法は、人が一人入れる立型のコクピットで、操縦者の動きをトレースするタイプ。また、「バイラテラル角」というものを定めることで、中の人間の動きを増幅して動かすことができる。これにより、操縦者が少し足を出すだけで、アーム・スレイブは歩くことになる。また、主人公達が使用するASは[[AI]]も高性能で、射撃管制などは音声認識で行う、戦況などの考察を行う、などの行動を行える。
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『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する人型兵器。「'''armored mobile master-slave system'''」の略称。「[[AS]]」と略される事も多い。操縦方法は、人が一人入れる立型のコクピットで、操縦者の動きをトレースするタイプ。また、「バイラテラル角」というものを定めることで、中の人間の動きを増幅して動かすことができる。これにより、操縦者が少し足を出すだけで、アーム・スレイブは歩くことになる。また、主人公達が使用するASは[[AI]]も高性能で、射撃管制などは音声認識で行う、戦況などの考察を行う、などの行動を行える。また、駆動には「マッスル・パッケージ」と呼ばれる電磁収縮筋を使用している。
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作中では第一世代から第三世代まで設定(『フルメタル・パニック! アナザー』では第四世代が開発中となっている)されているが、第一世代はアーム・スレイブ黎明期に開発されたものであり本編にも登場しない。
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第二世代の特徴として
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*ガスタービンエンジン(初期はディーゼルエンジンの場合も)を動力とし、マッスル・パッケージと油圧両方にて駆動する(初期のマッスル・パッケージでは十分な出力が出ないため)。
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*その駆動方式のため騒音が大きく、静粛性に欠ける。また、質量が大きくがっしりとした体型を持つ。
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*コストが(第三世代と比較して)安価かつ取り扱い易いことから幅広い勢力で使用されている。
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第三世代の特徴として
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*パラジウムリアクターによる常温核融合を動力とし、マッスル・パッケージのみで駆動する。
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*そのため、第二世代よりもスリムな体型を持つ。にもかかわらず、マッスル・パッケージ自身の防弾機能により防御力も上昇している。
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*「これ以上上げても人間がついていけなくなるレベル」と言われるほどの瞬発性や運動性を持ち、第二世代よりも圧倒的な機体性能を誇る。
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*軽量化のため第二世代よりも多くの装備を搭載することができ、「ECS」や「ECS不可視モード」も搭載することができる(詳細は次項参照)。
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*反面、コストが非常に高く、メンテナンスの難しさや取り扱いにくさもあり、一部の勢力でしか使用されていない。将来的には米軍などで使用される予定であるが、作中では運用実験段階である(『フルメタル・パニック! アナザー』では各国で開発・運用されている)。
    
原作者の賀東招二氏のこだわりにより、操作方法の全てが完全に設定されており、現行の技術でも操縦機器は全て再現可能である。
 
原作者の賀東招二氏のこだわりにより、操作方法の全てが完全に設定されており、現行の技術でも操縦機器は全て再現可能である。
    
== 装備 ==
 
== 装備 ==
[[ECS]]と呼ばれる電磁迷彩システムを装備している(M9シリーズ、[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]、コダールシリーズ、ベリアル(SRW未登場)、エリゴール(SRW未登場)のみ)。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの[[ミラージュコロイド]]のように、機体を不可視の状態にするシステム。弱点としては、独特のオゾン臭がすることで、慣れた人間には「近くにいる」ことがばれてしまう。また雨天時、海中などにおいては、全身から電気が迸ってしまい、隠れるどころの話ではない。<br />
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マニピュレータの規格は第二、第三世代共通のようで、単分子カッターやライフル、散弾砲などの手持ち武装は共通で使用することができる。一部の機体は『[[ガンダム]]』の如く頭部に機関砲を搭載する。<br />
(※原作において、「ECS」は'''センサー探知に対する迷彩システム'''であり、'''不可視になる(光学的な迷彩)システム'''を指す言葉ではない。「ECS」は第2世代以降のAS、「ECS不可視モード」は第3世代以降(上記のASは第3世代以降のASである)のASに搭載されている。なお、[[ARX-7 アーバレスト]]の後継機である「ARX-8 レーバテイン」には諸事情により搭載が見送られている)
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動力源はパラジウムリアクターによる常温核融合。電磁収縮筋による完全電気駆動。瞬発性や運動性は「これ以上上げても人間がついていけなくなるレベル」である。<br />
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第二世代の後期から[[ECS]]と呼ばれる電磁迷彩システムを装備している。また、それを発展させた、「不可視モード実装型ECS」が第三世代の一部の機体に装備されている(M9シリーズ、[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]、コダールシリーズ、ベリアル(SRW未登場)、エリゴール(SRW未登場)のみ)。これは文字通り『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの[[ミラージュコロイド]]のように、機体を不可視の状態にするシステムである。弱点としては、独特のオゾン臭がすることで、慣れた人間には「近くにいる」ことがばれてしまう。また雨天時、海中などにおいては、全身から電気が迸ってしまい、隠れるどころの話ではない。なお、[[ARX-7 アーバレスト]]の後継機である「ARX-8 レーバテイン」には諸事情により搭載が見送られている<br />
(※これも第3世代以降の設定である。第2世代の[[M6 ブッシュネル]]等はタービンエンジン等が動力源であったりする)
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(※原作において、「ECS」は'''センサー探知に対する迷彩システム'''であり、'''不可視になる(光学的な迷彩)システム'''を指す言葉ではない)
    
一部の機体は[[ラムダ・ドライバ]]を装備している。
 
一部の機体は[[ラムダ・ドライバ]]を装備している。
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;[[Rk-92 サベージ]]
 
;[[Rk-92 サベージ]]
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:以上3機は第二世代アーム・スレイブ。
 
;[[Zy-98 シャドウ]]
 
;[[Zy-98 シャドウ]]
 
:一般機以外にも、[[ザイード]]機([[Zy-98 シャドウ・ザイード]])が登場。
 
:一般機以外にも、[[ザイード]]機([[Zy-98 シャドウ・ザイード]])が登場。
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