差分

63 バイト除去 、 2014年5月10日 (土) 01:48
編集の要約なし
14行目: 14行目:  
*ただし、真の力を発揮することによって覚醒者には反作用として何らかの苦痛や異常が発生する(「偽りの」黒羊を持つアイムは意味のあることが喋れず、「傷だらけの」獅子に同調したランドは肉体的にも精神的にも激痛を伴った)。ただし、基本的に機動兵器に搭乗している時にしか起こらない(セツコは逆で、搭乗していない時に反作用が起きていた)。また、ガドライトや尸空、再世篇のセツコのように真の力を引き出しているにもかかわらず反作用らしきものが確認されていない場合もあるので、この反作用を乗り越えることがスフィアの覚醒の一つの段階であると思われる(おそらくサード・ステージへの移行段階)。
 
*ただし、真の力を発揮することによって覚醒者には反作用として何らかの苦痛や異常が発生する(「偽りの」黒羊を持つアイムは意味のあることが喋れず、「傷だらけの」獅子に同調したランドは肉体的にも精神的にも激痛を伴った)。ただし、基本的に機動兵器に搭乗している時にしか起こらない(セツコは逆で、搭乗していない時に反作用が起きていた)。また、ガドライトや尸空、再世篇のセツコのように真の力を引き出しているにもかかわらず反作用らしきものが確認されていない場合もあるので、この反作用を乗り越えることがスフィアの覚醒の一つの段階であると思われる(おそらくサード・ステージへの移行段階)。
   −
<!--**反作用の正体はスフィアの持つ属性の顕在化。これはサード・ステージに移行することで「スフィア・アクト」として外界に適用可能(「偽りの黒羊」なら「意味のあることが喋れない(嘘か本当かわからない)→真偽の境界の歪曲」、「いがみ合う双子」なら「相反する感情のぶつかり合い→裏に隠れた感情の顕在化」、「沈黙の巨蟹」なら「感情を制する理性→精神運動の凍結」といった具合)。-->
+
**反作用の正体はスフィアの持つ属性の顕在化。これはサード・ステージに移行することで「スフィア・アクト」として外界に適用可能(「偽りの黒羊」なら「意味のあることが喋れない(嘘か本当かわからない)→真偽の境界の歪曲」、「いがみ合う双子」なら「相反する感情のぶつかり合い→裏に隠れた感情の顕在化」、「沈黙の巨蟹」なら「感情を制する理性→精神運動の凍結」といった具合)。
    
*完全に目覚めたスフィアの所持者を機動兵器ごと殺害することにより、殺害した者はそのスフィアを所持することが出来る。ただし「聖戦」とスフィアの性質上、並行世界を行き来できる存在でなければこの条件は達成されない。また殺されずに天命を全うした場合、器の機動兵器ごとその場に残って眠りにつき、次なるリアクターを待ち続ける。
 
*完全に目覚めたスフィアの所持者を機動兵器ごと殺害することにより、殺害した者はそのスフィアを所持することが出来る。ただし「聖戦」とスフィアの性質上、並行世界を行き来できる存在でなければこの条件は達成されない。また殺されずに天命を全うした場合、器の機動兵器ごとその場に残って眠りにつき、次なるリアクターを待ち続ける。
60行目: 60行目:  
:性格分類においては、「深慮」を司る。タロットでは「教皇」と関連付けられる。このカードは「悪魔」と真逆の構図で描かれており、デザインには宗教的聖性や霊的象徴の協調などが暗示され、「救済」の寓意を持つカードである。割り振りは女性。
 
:性格分類においては、「深慮」を司る。タロットでは「教皇」と関連付けられる。このカードは「悪魔」と真逆の構図で描かれており、デザインには宗教的聖性や霊的象徴の協調などが暗示され、「救済」の寓意を持つカードである。割り振りは女性。
 
<!--:ラッキーカラーはブルー、緑、ベージュの3色。-->
 
<!--:ラッキーカラーはブルー、緑、ベージュの3色。-->
;双子座(ジェミニ<!--→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]]-->
+
;双子座(ジェミニ→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]])
<!--:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的にヒビキ・カミシロがガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用を開始している。
+
:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的にヒビキ・カミシロがガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用を開始している。
 
:「相反する二つの意志」によって覚醒・活性化し、同調が進むとリアクターは心のバランスが崩れ、自らの意志とは矛盾する行動を取らざるを得なくなる(ガドライトの場合、しないほうがいい情報提供をしたり、監視するはずなのに自ら出てきて干渉したり、となる)。ガドライトの場合は「母星を失った憤怒と無力に対する諦観」、ヒビキの場合は「運命に屈する絶望と運命を覆す希望」となる。この力は同調率が高まると他者に適用することが出来、ガドライトはこの力で、表面化しているもののさかしまに当たる感情(怒りなら恐れ、喜びなら悲しみなど)を顕在化させることでスペースノイドとアースノイドの対立を煽って開戦に仕向け、Z-BLUEのやる気を無気力へと変換した。ただし、あまりに強い意志の持ち主に対しては完全に意志を交代させることは出来ない。また、スズネのように二面性を持つ人間の場合、隠されていた別の側面が出てくることもある。
 
:「相反する二つの意志」によって覚醒・活性化し、同調が進むとリアクターは心のバランスが崩れ、自らの意志とは矛盾する行動を取らざるを得なくなる(ガドライトの場合、しないほうがいい情報提供をしたり、監視するはずなのに自ら出てきて干渉したり、となる)。ガドライトの場合は「母星を失った憤怒と無力に対する諦観」、ヒビキの場合は「運命に屈する絶望と運命を覆す希望」となる。この力は同調率が高まると他者に適用することが出来、ガドライトはこの力で、表面化しているもののさかしまに当たる感情(怒りなら恐れ、喜びなら悲しみなど)を顕在化させることでスペースノイドとアースノイドの対立を煽って開戦に仕向け、Z-BLUEのやる気を無気力へと変換した。ただし、あまりに強い意志の持ち主に対しては完全に意志を交代させることは出来ない。また、スズネのように二面性を持つ人間の場合、隠されていた別の側面が出てくることもある。
 
:相反する感情を力とするため、それらを意志で制御する「偽りの黒羊」との相性は最悪。心のバランスを崩すという意味では、「知りたがる山羊」とも相性がいいとは言えない。また、このスフィアについては、ヒビキがまだリアクターとなる前の段階から「欠片を持つ者」と呼ばれていたが、詳細は不明。
 
:相反する感情を力とするため、それらを意志で制御する「偽りの黒羊」との相性は最悪。心のバランスを崩すという意味では、「知りたがる山羊」とも相性がいいとは言えない。また、このスフィアについては、ヒビキがまだリアクターとなる前の段階から「欠片を持つ者」と呼ばれていたが、詳細は不明。
:星座のモチーフは、カストールとポリデュークスという双子。このうち、弟のポリデュークスは半人半神の不死身、カストールはただの人間であった。ある日別の双子を巻き込んだ諍いの結果カストールは殺されてしまい、ポリデュークスは大いに悲しんだ。そこで、ゼウスはポリデュークスの神性をカストールに分け与えたという。双子のようにそっくりな外見を持ち、諍いの果てにカストール側の人間(アドヴェント)が死亡してスフィアが移行するという結果から、欠片の話やタロットと合わせて最初からガドライトではなくヒビキが正式所有者として選ばれる運命だったのかもしれない(実際、ガドライトは確かにサードステージの力を行使するのだが、辞典では「自称・サードステージ」という扱いになっている)。-->
+
:星座のモチーフは、カストールとポリデュークスという双子。このうち、弟のポリデュークスは半人半神の不死身、カストールはただの人間であった。ある日別の双子を巻き込んだ諍いの結果カストールは殺されてしまい、ポリデュークスは大いに悲しんだ。そこで、ゼウスはポリデュークスの神性をカストールに分け与えたという。双子のようにそっくりな外見を持ち、諍いの果てにカストール側の人間(アドヴェント)が死亡してスフィアが移行するという結果から、欠片の話やタロットと合わせて最初からガドライトではなくヒビキが正式所有者として選ばれる運命だったのかもしれない(実際、ガドライトは確かにサードステージの力を行使するのだが、辞典では「自称・サードステージ」という扱いになっている)。
:タロットでは「恋人」と関連付けられる。なお、このカードはウェイト版が一組の男女であるのに対し、男性一人に女性二人という構図の違いがあるが、どちらでも中心に天使が描かれる。マルセイユ版の二人の女性は、ある種の権力を有する立場から男性の意識・理性をつなぐ女性と情熱的アプローチで男性の無意識・本能をつなぐ女性とされ、天使は後者の味方であるという説もある。割り振りは男性。寓意は絆・趣味への没頭・試練の克服あるいは不道徳・空虚・結婚生活の破たん。<!-- 実際にガドライトにはアンナロッタというパートナーがおり、ヒビキにも候補はいる(マキとスズネでは意味合いが違うが、ほぼマルセイユ版の示す通りの関係である)。寓意についても、ほぼそのままヒビキ・ガドライトに当てはまる(ガドライトは逆位置の傾向が強いが)。また、ヒビキは「テンシ」を追っており、ガドライトは「テンシ」の関係者である。ちなみに、タロットカードの主人公はあくまで人間であり、天使などはサポート役である。-->
+
:タロットでは「恋人」と関連付けられる。なお、このカードはウェイト版が一組の男女であるのに対し、男性一人に女性二人という構図の違いがあるが、どちらでも中心に天使が描かれる。マルセイユ版の二人の女性は、ある種の権力を有する立場から男性の意識・理性をつなぐ女性と情熱的アプローチで男性の無意識・本能をつなぐ女性とされ、天使は後者の味方であるという説もある。割り振りは男性。寓意は絆・趣味への没頭・試練の克服あるいは不道徳・空虚・結婚生活の破たん。実際にガドライトにはアンナロッタというパートナーがおり、ヒビキにも候補はいる(マキとスズネでは意味合いが違うが、ほぼマルセイユ版の示す通りの関係である)。寓意についても、ほぼそのままヒビキ・ガドライトに当てはまる(ガドライトは逆位置の傾向が強いが)。また、ヒビキは「テンシ」を追っており、ガドライトは「テンシ」の関係者である。ちなみに、タロットカードの主人公はあくまで人間であり、天使などはサポート役である。
 
:性格分類においては、「社交性と神経質さの二面性」を司る。
 
:性格分類においては、「社交性と神経質さの二面性」を司る。
 
<!--:ラッキーカラーは銀、白、モスグリーン。-->
 
<!--:ラッキーカラーは銀、白、モスグリーン。-->
;蟹座(キャンサー<!-- →かに座中心領域「鬼宿」→死者の魂の集う場所→「尸の」「逝く」「天」→[[尸逝天]])
+
;蟹座(キャンサー→かに座中心領域「鬼宿」→死者の魂の集う場所→「尸の」「逝く」「天」→[[尸逝天]])
<!--:『'''沈黙の巨蟹'''』のスフィアとして[[尸空]]が所持。[[尸逝天]]により運用が可能。ちなみに読み方は「ちんもくのきょかい」。
+
:『'''沈黙の巨蟹'''』のスフィアとして[[尸空]]が所持。[[尸逝天]]により運用が可能。ちなみに読み方は「ちんもくのきょかい」。
 
:詳細は不明。尸空の物腰と態度からすると、覚醒条件は「感情を制する理性」だと推測できる。特殊能力「スフィア・アクト」の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからすると、起こす事象は「精神運動の凍結」だと思われる。-->
 
:詳細は不明。尸空の物腰と態度からすると、覚醒条件は「感情を制する理性」だと推測できる。特殊能力「スフィア・アクト」の効果と「沈黙」という名前、宗介のリアクションからすると、起こす事象は「精神運動の凍結」だと思われる。-->
:性格分類においては、「保守的」を司る。タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。割り振りは女性。<!--:ただし、[[尸空]]は男性である。-->
+
:性格分類においては、「保守的」を司る。タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。割り振りは女性。
 +
:ただし、[[尸空]]は男性である。
 
:星座のモチーフは、英雄ヘラクレスによって踏み殺された化け蟹カルキノス。異父兄弟であるヒュドラ退治にやってきたヘラクレスを倒そうとしたがあっさりと踏み潰されてしまった。
 
:星座のモチーフは、英雄ヘラクレスによって踏み殺された化け蟹カルキノス。異父兄弟であるヒュドラ退治にやってきたヘラクレスを倒そうとしたがあっさりと踏み潰されてしまった。
 
<!--:ラッキーカラーはベージュと乳白色の2色。-->
 
<!--:ラッキーカラーはベージュと乳白色の2色。-->
107行目: 108行目:  
:性格分類においては、「感性」を司る。タロットでは「月」と関連付けられる。このカードは双子を示す複数の要素や本能と理性の葛藤を示しているとされる。割り振りは女性。
 
:性格分類においては、「感性」を司る。タロットでは「月」と関連付けられる。このカードは双子を示す複数の要素や本能と理性の葛藤を示しているとされる。割り振りは女性。
 
<!--:ラッキーカラーはシルバー、マリンブルーの2色。-->
 
<!--:ラッキーカラーはシルバー、マリンブルーの2色。-->
<!--
   
;蛇遣い座
 
;蛇遣い座
 
:13番目の黄道上の星座。さそり座・いて座・てんびん座に隣接する。12星座には数えられないが、占いによっては含まれていることもある。この星座をまたぐ形でへび座が存在し、二つで一組とされることもある。
 
:13番目の黄道上の星座。さそり座・いて座・てんびん座に隣接する。12星座には数えられないが、占いによっては含まれていることもある。この星座をまたぐ形でへび座が存在し、二つで一組とされることもある。
 
:スフィアは12個と明言されているが、時獄編にてロストナンバーが存在するような話が出ており、同作中に蛇遣い座のモチーフであるアスクレーピオスを元ネタとすると思われる[[アスクレプス]]という機体が登場しているため記載。
 
:スフィアは12個と明言されているが、時獄編にてロストナンバーが存在するような話が出ており、同作中に蛇遣い座のモチーフであるアスクレーピオスを元ネタとすると思われる[[アスクレプス]]という機体が登場しているため記載。
 
:星座のモチーフは、ギリシャ神話に登場する名医アスクレーピオス。
 
:星座のモチーフは、ギリシャ神話に登場する名医アスクレーピオス。
-->
     −
アサキムはさらに詳細不明の残り4つのうち一つを所持している。タロットが所有者を表すとすると、可能性が高いのはタロットで悪魔と対の関係にある牡牛座辺りだろうか。牡牛座やそのアルカナである教皇から連想されるのも、ご丁寧に同一人物疑惑のあるマサキ(特にROE時)である(マサキの性格は教皇の正位置にとても近い)。蠍座だとしたら「悪魔」「死神」というおよそ最悪のイメージがそろうため、特に嫌な組み合わせである。また、射手座、魚座でもあまり違和感はない(アサキムの行動は'''射手座が司る性格分類そのもの'''。また、魚座のアルカナである「月」は「隠れた敵(内なる敵とも)=裏切り者、あるいは'''味方の振りをした敵'''」を意味しており、ランド編における行動と照らし合わせると、これまたアサキムに相応しいと言える)。一方でZシリーズの主人公のスフィアは獅子座→乙女座→天秤座と順番に来ている<!-- が、ヒビキは後にガドライトから「いがみ合う双子」を奪取しているため、ただの偶然であった模様。ヒビキが決定的に異なるのは他の主人公キャラと異なり、自分の前のスフィア所持者がストーリーに登場していることであり、その点では事情が異なるとも言えるが、他方で所持することになるスフィアとデフォルト誕生日が一致するという他の主人公キャラに共通した設定も持つ。-->。
+
 
 +
アサキムはさらに詳細不明の残り4つのうち一つを所持している。タロットが所有者を表すとすると、可能性が高いのはタロットで悪魔と対の関係にある牡牛座辺りだろうか。牡牛座やそのアルカナである教皇から連想されるのも、ご丁寧に同一人物疑惑のあるマサキ(特にROE時)である(マサキの性格は教皇の正位置にとても近い)。蠍座だとしたら「悪魔」「死神」というおよそ最悪のイメージがそろうため、特に嫌な組み合わせである。また、射手座、魚座でもあまり違和感はない(アサキムの行動は'''射手座が司る性格分類そのもの'''。また、魚座のアルカナである「月」は「隠れた敵(内なる敵とも)=裏切り者、あるいは'''味方の振りをした敵'''」を意味しており、ランド編における行動と照らし合わせると、これまたアサキムに相応しいと言える)。一方でZシリーズの主人公のスフィアは獅子座→乙女座→天秤座と順番に来ているが、ヒビキは後にガドライトから「いがみ合う双子」を奪取しているため、ただの偶然であった模様。ヒビキが決定的に異なるのは他の主人公キャラと異なり、自分の前のスフィア所持者がストーリーに登場していることであり、その点では事情が異なるとも言えるが、他方で所持することになるスフィアとデフォルト誕生日が一致するという他の主人公キャラに共通した設定も持つ。
    
=== 関連人物 ===
 
=== 関連人物 ===
8,722

回編集