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| <!-- ライターなど全体に関わることはゲームの記事へ。 --> | | <!-- ライターなど全体に関わることはゲームの記事へ。 --> |
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− | 『[[スーパーロボット大戦K]]』の主人公。[[惑星アトリーム]]の防衛隊員だったが、[[イディクス]]によって[[惑星アトリーム|アトリーム]]を滅ぼされ、[[惑星ベザード]]に漂着。しかし、[[惑星ベザード|ベザード]]もまた滅ぼされ、最終的に[[地球]]に漂着する。[[異星人]]の主人公という珍しいパターンである(人工生命体である[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]や地球人とのハーフである[[紫雲統夜|統夜]]、異次元(別世界の地球)出身者を除けば、スパロボ初の純然たる[[異星人]]主人公)。 | + | 『[[スーパーロボット大戦K]]』の主人公。 |
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| + | [[惑星アトリーム]]の防衛隊員だったが、[[イディクス]]によって[[惑星アトリーム|アトリーム]]を滅ぼされ、[[惑星ベザード]]に漂着。しかし、[[惑星ベザード|ベザード]]もまた滅ぼされ、最終的に[[地球]]に漂着する。[[異星人]]の主人公という珍しいパターンである(人工生命体である[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]や地球人とのハーフである[[紫雲統夜|統夜]]、異次元(別世界の地球)出身者の[[アクセル・アルマー|アクセル]]を除けば、スパロボ初の純然たる[[異星人]]主人公)。 |
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| 基本的には敬語を使い、自分と同年代以上くらいの人は「さん」付けで呼んでいる。「君(ちゃん)」と「さん」の境目は16~18歳程度だと思われる(例:[[キラ・ヤマト|キラさん]]、[[草薙剣児|剣児君]])。しかし、何故か年下の人間に呼び捨てにされる事が多い。 | | 基本的には敬語を使い、自分と同年代以上くらいの人は「さん」付けで呼んでいる。「君(ちゃん)」と「さん」の境目は16~18歳程度だと思われる(例:[[キラ・ヤマト|キラさん]]、[[草薙剣児|剣児君]])。しかし、何故か年下の人間に呼び捨てにされる事が多い。 |
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| 結論から述べると、彼の言動や行動は多くのプレイヤーに嫌悪感を抱かせるものとなってしまった。主な問題点としては | | 結論から述べると、彼の言動や行動は多くのプレイヤーに嫌悪感を抱かせるものとなってしまった。主な問題点としては |
| *度々我を忘れて敵中に突っ込み、勝手にピンチになる。 | | *度々我を忘れて敵中に突っ込み、勝手にピンチになる。 |
− | *思考が両極端(周りのことを考えているようで、どこか足りていない。ごくひと握りの地球の指導者の暴挙で全ての地球人に絶望したのがその最たるもの)。 | + | *思考が両極端(周りのことを考えているようで、どこか足りていない。[[ヘスター・ギャロップ|ごくひと握りの]][[ロード・ジブリール|地球の]][[ギルバート・デュランダル指導者]]の暴挙で全ての地球人に絶望したのがその最たるもの)。 |
| *故郷であるアトリーム、ベザードと比較し、地球を下に見る。 | | *故郷であるアトリーム、ベザードと比較し、地球を下に見る。 |
| *一人で苦悩する場面が多く、悩みをアンジェリカやシェルディアにしか打ち明けない。 | | *一人で苦悩する場面が多く、悩みをアンジェリカやシェルディアにしか打ち明けない。 |
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| 加えて「2つの故郷を失った生き残り」という設定がうまく生かされておらず、中盤までは思い出の中のアトリーム、ベザードと比較して(美化されている可能性も考えられる)無意識のうちに地球を下に見る格好で全ての評価をしてしまいがちである。そのこともあって、自身の葛藤を同じ生き残りであるアンジェリカ、シェルディアとしか分かちあわない状態となり、また彼が抱えることになる'''地球人不信'''という類の悩みは地球人である部隊メンバーには打ち明けられるわけもない……と、その影響がネガティブな方向にばかり現れてしまっている。版権作品のキャラクター達が最後までミストの地球人への(そして、極初期と終盤のとある場面には仲間にすらも向ける)不信感や苦悩を知る事が無いのも、そういったネガティブな印象を助長させている(尤も、これはミストのみならず、アンジェリカやシェルディアにも同じ事が言える)。 | | 加えて「2つの故郷を失った生き残り」という設定がうまく生かされておらず、中盤までは思い出の中のアトリーム、ベザードと比較して(美化されている可能性も考えられる)無意識のうちに地球を下に見る格好で全ての評価をしてしまいがちである。そのこともあって、自身の葛藤を同じ生き残りであるアンジェリカ、シェルディアとしか分かちあわない状態となり、また彼が抱えることになる'''地球人不信'''という類の悩みは地球人である部隊メンバーには打ち明けられるわけもない……と、その影響がネガティブな方向にばかり現れてしまっている。版権作品のキャラクター達が最後までミストの地球人への(そして、極初期と終盤のとある場面には仲間にすらも向ける)不信感や苦悩を知る事が無いのも、そういったネガティブな印象を助長させている(尤も、これはミストのみならず、アンジェリカやシェルディアにも同じ事が言える)。 |
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− | 中盤以降は地球人への不信感を捨てており、序盤に比べて多少の成長を見せたが、周りが見えなくなって突撃してしまう悪癖や不用意な言動は殆ど改善されていないため、全体を通じては前述の通り『成長していない』という印象が拭えないものとなってしまっている(その地球人の不信感を捨てた過程も全く描かれていないため、むしろ「'''ヒロインの説得で掌を返した'''」と手厳しく評された)。本編でも静流から『三つ子の魂百まで』と呆れられる場面がある。EDのエピローグシーンでもその時点で機密情報だった地球防衛隊の結成について口を滑らせたり、エルリックに遅刻を咎められた際に「でもそれ(時間厳守)はアトリームでの話なんじゃ…」と幼稚な言い訳するなど、そのうっかりさや幼稚さ、不用意な態度は最後まで大して改善されておらず、エルリックからもダメ出しを食らってしまっている。 | + | 中盤以降は地球人への不信感を捨てており、序盤に比べて多少の成長を見せたが、周りが見えなくなって突撃してしまう悪癖や不用意な言動は殆ど改善されていないため、全体を通じては前述の通り『成長していない』という印象が拭えないものとなってしまっている(その地球人の不信感を捨てた過程も全く描かれていないため、むしろ「'''ヒロインの説得で掌を返した'''」と手厳しく評された)。本編でも静流から『三つ子の魂百まで』と呆れられる場面がある。EDのエピローグシーンでもその時点で機密情報だった地球防衛隊の結成について口を滑らせたり、エルリックに遅刻を咎められた際に「でもそれ(時間厳守)はアトリームでの話なんじゃ…」と幼稚な言い訳をするなど、そのうっかりさや幼稚さ、不用意な態度は最後まで大して改善されておらず、エルリックからもダメ出しを食らってしまっている。 |
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| 度々繰り返す愚痴、思慮や配慮の足らない幼稚にも見える軽率な言動など、スパロボにおける20歳という年齢にしては精神年齢の低さが目立つ。[[K]]は勿論、スパロボシリーズには十代でもしっかりとした思考の持ち主が多数存在するため、余計にその幼稚さが際立っている。 | | 度々繰り返す愚痴、思慮や配慮の足らない幼稚にも見える軽率な言動など、スパロボにおける20歳という年齢にしては精神年齢の低さが目立つ。[[K]]は勿論、スパロボシリーズには十代でもしっかりとした思考の持ち主が多数存在するため、余計にその幼稚さが際立っている。 |
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| :シェルディアが、自分の出身星であるベザードには戦争はなかったが差別や迫害のような不幸は依然存在した、と告白したときにミストが返した台詞。戦争の悲惨はさどんな不幸よりも勝るということを強調したいのだろうが、下手をすると差別や迫害を肯定しているようにも見えてしまっている。ただ、その後レムがかなりの差別や迫害を受けていたことが発覚し、ミストはかなりのショックを受けていたため、差別や迫害自体を是としているわけではない。<br />ただし、ミストはレムがベザードで「'''殺されそうになるぐらい'''」酷い迫害を受けていた事こそそれまで知らなかったものの、それでもレムが明らかに周囲の人間から差別や迫害を受けていた事は知っており、シェルディアからレムが生まれたばかりの頃には苛烈極まりない差別や迫害を受けていたことを明かす直前に、ミストはレムが受けていた差別や迫害について「確かにあの扱いはどうかと思ったけど…でも、'''言うほどのもんじゃなかっただろ'''」と発言しており、レムが受けていた差別や迫害をあまりにも軽い認識でしか捉えておらず、ミストの認識の甘さや考え方にも、明らかに問題がある。 | | :シェルディアが、自分の出身星であるベザードには戦争はなかったが差別や迫害のような不幸は依然存在した、と告白したときにミストが返した台詞。戦争の悲惨はさどんな不幸よりも勝るということを強調したいのだろうが、下手をすると差別や迫害を肯定しているようにも見えてしまっている。ただ、その後レムがかなりの差別や迫害を受けていたことが発覚し、ミストはかなりのショックを受けていたため、差別や迫害自体を是としているわけではない。<br />ただし、ミストはレムがベザードで「'''殺されそうになるぐらい'''」酷い迫害を受けていた事こそそれまで知らなかったものの、それでもレムが明らかに周囲の人間から差別や迫害を受けていた事は知っており、シェルディアからレムが生まれたばかりの頃には苛烈極まりない差別や迫害を受けていたことを明かす直前に、ミストはレムが受けていた差別や迫害について「確かにあの扱いはどうかと思ったけど…でも、'''言うほどのもんじゃなかっただろ'''」と発言しており、レムが受けていた差別や迫害をあまりにも軽い認識でしか捉えておらず、ミストの認識の甘さや考え方にも、明らかに問題がある。 |
| ;「デュランダル議長だって、実際会ってみて、地球の未来を本気を考えてたってわかったよ」<br />「そのやり方を許す事はできないけどね…」 | | ;「デュランダル議長だって、実際会ってみて、地球の未来を本気を考えてたってわかったよ」<br />「そのやり方を許す事はできないけどね…」 |
− | :「裏切りと出会いと」より。別になんて事の無い発言のように思えるが、直前のシナリオを見る限り、ミストがデュランダルのことを評価しなおした場面はまるで見られない。下記にもあるようにデュランダルを後々にも罵っている事も、一層この台詞の筋が通っていない印象を助長させる。 | + | :「裏切りと出会いと」より、地球人不信をヒロイン達からなだめられての一節。別になんて事の無い発言のように思えるが、直前のシナリオを見る限り、ミストがデュランダルのことを見直した場面はまるで見られない。下記にもあるようにデュランダルを後々にも罵っている事も、一層この台詞の筋が通っていない印象を助長させる。 |
| ;「まともな人なんて地球人には数えるほどしかいないんだよ…」 | | ;「まともな人なんて地球人には数えるほどしかいないんだよ…」 |
| :デュランダルの戦死後にアンジェリカとシェルディアに対して漏らした、地球に対する不信感を語った台詞の一つ。地球に漂着した当初は「地球人はみんないい人たちばかりだ」と認識していたミストだったが、地球の暗部を多く知ってしまった事で、加速的に地球人への不信感が増大してしまう。とはいえ、一部の軍隊や一握りの権力者だけを見て一方的にこう決め付けてしまうのは、あまりにも視野の狭い発言と言わざるを得ない。ちなみにこの台詞の後、「この部隊の人達が特別なんだ(この部隊の人達はいい人達だ)」と付け加え、部隊の仲間達への信頼と好意は示してはいる。 | | :デュランダルの戦死後にアンジェリカとシェルディアに対して漏らした、地球に対する不信感を語った台詞の一つ。地球に漂着した当初は「地球人はみんないい人たちばかりだ」と認識していたミストだったが、地球の暗部を多く知ってしまった事で、加速的に地球人への不信感が増大してしまう。とはいえ、一部の軍隊や一握りの権力者だけを見て一方的にこう決め付けてしまうのは、あまりにも視野の狭い発言と言わざるを得ない。ちなみにこの台詞の後、「この部隊の人達が特別なんだ(この部隊の人達はいい人達だ)」と付け加え、部隊の仲間達への信頼と好意は示してはいる。 |