差分

編集の要約なし
1行目: 1行目:  
== アシェン・ブレイデル(Aschen Broedel) ==
 
== アシェン・ブレイデル(Aschen Broedel) ==
 
+
*登場作品:[[無限のフロンティアシリーズ]]
*登場作品:[[バンプレストオリジナル]]
   
**[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]
 
**[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]
 
**[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]]
 
**[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]]
11行目: 10行目:  
*キャラクターデザイン:斉藤和衛
 
*キャラクターデザイン:斉藤和衛
   −
ロストエレンシアを拠点とする陸上艦『[[ツァイト・クロコディール]]』所属の白兵戦用アンドロイド。とある平行世界の地球連邦軍・特殊任務実行部隊『[[シャドウミラー]]』によって開発された、初期型Wナンバーの一体「W07」。W17『[[ラミア・ラヴレス]]』のプロトタイプにあたる。現在は[[ツァイト・クロコディール]]2代目艦長『[[ハーケン・ブロウニング]]』の部下。
+
ロストエレンシアを拠点とする陸上艦「[[ツァイト・クロコディール]]」所属の白兵戦用アンドロイド。とある平行世界の地球連邦軍・特殊任務実行部隊「[[シャドウミラー]]」によって開発された、初期型Wナンバーの一体「W07」。W17「[[ラミア・ラヴレス]]」のプロトタイプにあたる。現在は[[ツァイト・クロコディール]]2代目艦長「[[ハーケン・ブロウニング]]」の部下。
    
普段の一人称は「私」。性格は一見クールに見えてその実は毒舌家であり、隙あらば衝いて出る。他人に厳しく自分に甘い面倒くさがり屋で、情報の分析に時間がかかる上、[[KOS-MOS]]と比べ解析結果が適当になる場合がある。ただし、劇中では情報を正確に解析・提供している場面も多く、解析するKOS-MOSに反抗し「私もそうだと思っていた」などと、自分も解析していたが報告していないだけというような発言もある。時間がかかる発言はそういったジョーク、解析精度については面倒くさがってきちんと解析していないだけの可能性もある。
 
普段の一人称は「私」。性格は一見クールに見えてその実は毒舌家であり、隙あらば衝いて出る。他人に厳しく自分に甘い面倒くさがり屋で、情報の分析に時間がかかる上、[[KOS-MOS]]と比べ解析結果が適当になる場合がある。ただし、劇中では情報を正確に解析・提供している場面も多く、解析するKOS-MOSに反抗し「私もそうだと思っていた」などと、自分も解析していたが報告していないだけというような発言もある。時間がかかる発言はそういったジョーク、解析精度については面倒くさがってきちんと解析していないだけの可能性もある。
17行目: 16行目:  
言語機能に一部障害があり「です・ます」口調でうまく喋れない。同じような障害は[[ラミア・ラヴレス]]も抱えているが、アシェンの場合は特に気にする様子もなく、自分の性格の一部として受け入れている。またラミアの場合は言いまわしそのものが異常を起こしているが、アシェンは大体語尾がおかしくなる程度。
 
言語機能に一部障害があり「です・ます」口調でうまく喋れない。同じような障害は[[ラミア・ラヴレス]]も抱えているが、アシェンの場合は特に気にする様子もなく、自分の性格の一部として受け入れている。またラミアの場合は言いまわしそのものが異常を起こしているが、アシェンは大体語尾がおかしくなる程度。
   −
'''コードDTD'''』と呼ばれる強制オーバーヒートモードが搭載されており、起動するとスーツの一部が露出し、頭部バイザーが後頭部へ回される。更に一人称が「ボク」になり、性格も別人のように元気で明るくなる。ただし毒舌は改善されていない。通常モードとDTDモードの切り替えは自由に行えるようで、自分に都合が悪くなると、コードDTDを発動してごまかそうとしたりもする。毒舌モードも個別に存在するらしい。また[[Wシリーズ]]共通の自爆装置『コードATA』も搭載しているが、コードDTDが発動されるとそちらが優先、上書きされる。
+
'''コードDTD'''」と呼ばれる強制オーバーヒートモードが搭載されており、起動するとスーツの一部が露出し、頭部バイザーが後頭部へ回される。更に一人称が「ボク」になり、性格も別人のように元気で明るくなる。ただし毒舌は改善されていない。通常モードとDTDモードの切り替えは自由に行えるようで、自分に都合が悪くなると、コードDTDを発動してごまかそうとしたりもする。毒舌モードも個別に存在するらしい。また[[Wシリーズ]]共通の自爆装置「コードATA」も搭載しているが、コードDTDが発動されるとそちらが優先、上書きされる。
   −
アシェンはシャドウミラーの起死回生をかけた『プランEF』発動により、他の初期型Wシリーズや[[アークゲイン]]などと共に同部隊の先発艦・トライロバイト級『ネバーランド』に搭載され、次元転移装置によって平行世界へと転送された。だが次元の歪みに巻き込まれて本来の予定とは全く異なる世界『エンドレス・フロンティア』に転移し、ネバーランドは空中分解。アシェンやハーケンのいた後部は今より23年前のロストエレンシアへと墜落し、残骸の中にいるのをハーケンと共に発見された経緯を持つ(詳細は語られていないが、アシェンが赤ん坊だったハーケンを見つけ、拾い上げたところを発見されたようである)。
+
アシェンはシャドウミラーの起死回生をかけた「プランEF」発動により、他の初期型Wシリーズや[[アークゲイン]]などと共に同部隊の先発艦・トライロバイト級「ネバーランド」に搭載され、次元転移装置によって平行世界へと転送された。だが次元の歪みに巻き込まれて本来の予定とは全く異なる世界「[[エンドレス・フロンティア]]」に転移し、ネバーランドは空中分解。アシェンやハーケンのいた後部は今より23年前のロストエレンシアへと墜落し、残骸の中にいるのをハーケンと共に発見された経緯を持つ(詳細は語られていないが、アシェンが赤ん坊だったハーケンを見つけ、拾い上げたところを発見されたようである)。
    
本来与えられた任務は、造られた当時赤子だった「[[ハーケン・ブロウニング|W00]]の護衛」。エンドレス・フロンティアに流れ着いて起動した後にそのメモリーは失われてしまったが、結果的にとは言え自らの役割は果たしていたと言える。
 
本来与えられた任務は、造られた当時赤子だった「[[ハーケン・ブロウニング|W00]]の護衛」。エンドレス・フロンティアに流れ着いて起動した後にそのメモリーは失われてしまったが、結果的にとは言え自らの役割は果たしていたと言える。
27行目: 26行目:  
名前の由来はシンデレラの[[ドイツ語]]読みである『アッシェンブレーデル:Aschenbroedel』から(アッシェンプッテル:Aschenputtelとも呼ばれる)。実際本編中でハーケンから『シンデレラ』と呼ばれることがある。他、脚部装備のグラス・ヒールも『ガラスの靴』が元ネタと思われる。
 
名前の由来はシンデレラの[[ドイツ語]]読みである『アッシェンブレーデル:Aschenbroedel』から(アッシェンプッテル:Aschenputtelとも呼ばれる)。実際本編中でハーケンから『シンデレラ』と呼ばれることがある。他、脚部装備のグラス・ヒールも『ガラスの靴』が元ネタと思われる。
   −
なお、彼女専用の装備品は「防塵装置」「A-アダプター」「チョバムアーマー」などスパロボシリーズにおける[[強化パーツ]]が多い(これは特殊技能にも言える)。また、専用防具の一つに「[[アクア・ケントルム|DFCスーツ]]」がある。
+
なお、彼女専用の装備品は「[[防塵装置]]」「[[A-アダプター]]」「[[チョバムアーマー]]」などスパロボシリーズにおける[[強化パーツ]]が多い(これは特殊技能にも言える)。また、専用防具の一つに「[[アクア・ケントルム|DFCスーツ]]」がある。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
36行目: 35行目:  
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
:アシェン本人は登場していないが、アルフィミィがラミアをアシェンと見間違えたり、[[中断メッセージ]]でネタにされたりと存在が示唆されている。なお、ラミアの口から彼女のDTDモードの口調は'''プロトコード'''である事が判明した。つまり'''言語回路の異常ではなく仕様'''である。
 
:アシェン本人は登場していないが、アルフィミィがラミアをアシェンと見間違えたり、[[中断メッセージ]]でネタにされたりと存在が示唆されている。なお、ラミアの口から彼女のDTDモードの口調は'''プロトコード'''である事が判明した。つまり'''言語回路の異常ではなく仕様'''である。
 +
 +
== キャラクターステータス設定の傾向 ==
 +
=== 使用技 ===
 +
初期型Wシリーズは機動兵器操縦を想定したW00を除き白兵戦に特化した性能を持たされていて、彼女は有線式の腕部スパイクナックル、近距離砲撃用のショットガンを内蔵した脚部グラス・ヒール、腿部ミサイルなどの武装で戦闘を行う。EXCEEDでは、スラッシュ・リッパーも装備している。
 +
 +
アシェンは他キャラよりも各技のクリティカルヒット時のダメージ下限・上限値が高く設定されており、CRTを高めることで真価を発揮する。一方普段の毒舌ぶりやDTDモード時の奔放ぶりが災いしてか、味方全体を支援する能力には乏しい。設定通り、明らかな前衛向きのキャラ。
 +
 +
技名は主に[[アンジュルグ]]や[[ソウルゲイン]]の武器・技名、または([[ラミア・ラヴレス|妹]]の名前故に)蛇の怪物から取られているものが多い。またファンタズム・フェニックス発動時の台詞の一つ「幻影の鳳凰、見るがいい」とサマーソルトキックまでのモーションや、コード・ラミアのフィニッシュブローなどを見るに、他社格闘ゲームの影響も少なからず受けていると思われる。
 +
 +
詳細は下記記事を参照。
 +
 +
*[[使用技/無限のフロンティア]]
 +
*[[使用技/無限のフロンティアEXCEED]]
 +
 +
=== [[精神コマンド]] ===
 +
全体効果のあるコマンドが一つもなく、最大SPが低い割に消費SPも全体的に割高で補助能力は難あり。ボイスの口調が統一されていないのは、アシェンがコードDTDを意図的に発動させているため。
 +
 +
本人の毒舌家ぶりが、そのまま精神コマンド『毒舌』として採用・反映されている。
 +
 +
詳細は下記記事を参照。
 +
 +
*[[精神コマンド/無限のフロンティア]]
 +
*[[精神コマンド/無限のフロンティアEXCEED]]
 +
 +
=== [[特殊技能]] ===
 +
戦闘中に自分の行動順が回ってきた時、発動条件を満たすと一定確率で発動。消費するパラメーターは一切ない。
 +
 +
アシェンの特殊技能は常時発動するものが多い代わり、全体的に発動率が低め。技能名の多くはスパロボシリーズの[[強化パーツ]]、[[特殊技能]]、[[特殊能力]]から採用されている。
 +
 +
詳細は下記記事を参照。
 +
 +
*[[特殊技能/無限のフロンティア]]
 +
*[[特殊技能/無限のフロンティアEXCEED]]
 +
 +
== キャラクター[[BGM]] ==
 +
全て、ラミア・ラヴレスのテーマ「ASH TO ASH」のアレンジバージョン。
 +
;「ASH TO ASH(Ver.EF)」
 +
:無限のフロンティアでのメインテーマ。サウンドテストでは(Ver.EF)の表記はない。
 +
;「ASH TO ASH(Ver.EF EXCEED)」
 +
:EXCEEDでのテーマ。
 +
;「ASH TO ASH Burst」
 +
:EXCEEDで必殺技や特殊技を使用した際のテーマ。コードDTD発動時のアシェンを表現するかのような、アップテンポの曲になっている。ピートにコードPTPで操られ、敵として戦闘する際にも流れる。
    
== 相関関係 ==
 
== 相関関係 ==
74行目: 115行目:  
;[[T-elos]]
 
;[[T-elos]]
 
:KOS-MOSを追うアンドロイドで、アシェンとも敵対する。本編中の掛け合いでアシェンがT-elosに「その名の通り、テロッテロにしてくれる」と言う場面があるが、恐らくVOCALOIDネタ。後に[[沙夜]]も彼女を「テロテロ」と呼ぶ場面がある。EXCEEDでは「T-エロス」とも呼んだ。
 
:KOS-MOSを追うアンドロイドで、アシェンとも敵対する。本編中の掛け合いでアシェンがT-elosに「その名の通り、テロッテロにしてくれる」と言う場面があるが、恐らくVOCALOIDネタ。後に[[沙夜]]も彼女を「テロテロ」と呼ぶ場面がある。EXCEEDでは「T-エロス」とも呼んだ。
  −
== 習得する使用技 ==
  −
初期型Wシリーズは機動兵器操縦を想定したW00を除き白兵戦に特化した性能を持たされていて、彼女は有線式の腕部スパイクナックル、近距離砲撃用のショットガンを内蔵した脚部グラス・ヒール、腿部ミサイルなどの武装で戦闘を行う。EXCEEDでは、スラッシュ・リッパーも装備している。
  −
  −
アシェンは他キャラよりも各技のクリティカルヒット時のダメージ下限・上限値が高く設定されており、CRTを高めることで真価を発揮する。一方普段の毒舌ぶりやDTDモード時の奔放ぶりが災いしてか、味方全体を支援する能力には乏しい。設定通り、明らかな前衛向きのキャラ。
  −
  −
技名は主に[[アンジュルグ]]や[[ソウルゲイン]]の武器・技名、または([[ラミア・ラヴレス|妹]]の名前故に)蛇の怪物から取られているものが多い。またファンタズム・フェニックス発動時の台詞の一つ「幻影の鳳凰、見るがいい」とサマーソルトキックまでのモーションや、コード・ラミアのフィニッシュブローなどを見るに、他社格闘ゲームの影響も少なからず受けていると思われる。
  −
  −
詳細は下記記事を参照。
  −
  −
*[[使用技/無限のフロンティア]]
  −
*[[使用技/無限のフロンティアEXCEED]]
  −
  −
== 習得する[[精神コマンド]] ==
  −
全体効果のあるコマンドが一つもなく、最大SPが低い割に消費SPも全体的に割高で補助能力は難あり。ボイスの口調が統一されていないのは、アシェンがコードDTDを意図的に発動させているため。
  −
  −
本人の毒舌家ぶりが、そのまま精神コマンド『毒舌』として採用・反映されている。
  −
  −
詳細は下記記事を参照。
  −
  −
*[[精神コマンド/無限のフロンティア]]
  −
*[[精神コマンド/無限のフロンティアEXCEED]]
  −
  −
== 習得する[[特殊技能]] ==
  −
戦闘中に自分の行動順が回ってきた時、発動条件を満たすと一定確率で発動。消費するパラメーターは一切ない。
  −
  −
アシェンの特殊技能は常時発動するものが多い代わり、全体的に発動率が低め。技能名の多くはスパロボシリーズの[[強化パーツ]]、[[特殊技能]]、[[特殊能力]]から採用されている。
  −
  −
詳細は下記記事を参照。
  −
  −
*[[特殊技能/無限のフロンティア]]
  −
*[[特殊技能/無限のフロンティアEXCEED]]
      
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
146行目: 155行目:  
;「ドカーン!!」
 
;「ドカーン!!」
 
:アクセルとアルフィミィにより、コードDTD強制発動に成功した時の第一声。普段の調子のアシェンに戻り、皆安堵した。後にピートから再度コードPTPを仕掛けられて無効化した際にも、同じように叫んでいる。
 
:アクセルとアルフィミィにより、コードDTD強制発動に成功した時の第一声。普段の調子のアシェンに戻り、皆安堵した。後にピートから再度コードPTPを仕掛けられて無効化した際にも、同じように叫んでいる。
  −
== キャラクターBGM ==
  −
全て、ラミア・ラヴレスのテーマ『ASH TO ASH』のアレンジバージョン。
  −
;「ASH TO ASH(Ver.EF)」
  −
:無限のフロンティアでのメインテーマ。サウンドテストでは(Ver.EF)の表記はない。
  −
;「ASH TO ASH(Ver.EF EXCEED)」
  −
:EXCEEDでのテーマ。
  −
;「ASH TO ASH Burst」
  −
:EXCEEDで必殺技や特殊技を使用した際のテーマ。コードDTD発動時のアシェンを表現するかのような、アップテンポの曲になっている。ピートにコードPTPで操られ、敵として戦闘する際にも流れる。
      
== 備考 ==
 
== 備考 ==
Aschen Broedelの『oe』は本来ドイツ語の特殊文字『オー・ウムラウト』で表記されるが、ネット上ではパソコンの環境によって正常に表示されない可能性があるため、ここでは代替文字を用いている。
+
Aschen Broedelの「oe」は本来ドイツ語の特殊文字「オー・ウムラウト」で表記されるが、ネット上ではパソコンの環境によって正常に表示されない可能性があるため、ここでは代替文字を用いている。
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- == 話題まとめ == -->
 
<!-- == 話題まとめ == -->
 
<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- == 資料リンク == -->
 +
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
{{DEFAULTSORT:あしえんふれいてる}}
+
{{DEFAULTSORT:あしえん ふれいてる}}
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物あ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物あ行]]
[[Category:無限のフロンティアシリーズ]]
+
[[Category:無限のフロンティア]]
匿名利用者