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[[セガサターン]]で初めて発売されたスパロボ作品。「[[旧シリーズ]]」最終作の『[[第4次スーパーロボット大戦]](『[[第4次スーパーロボット大戦S]]』)』をベースにしたリメイク作品であるが、新規参戦作品の追加に伴いシナリオが一新されており、内容的にはほぼ新作と言ってよい。
 
[[セガサターン]]で初めて発売されたスパロボ作品。「[[旧シリーズ]]」最終作の『[[第4次スーパーロボット大戦]](『[[第4次スーパーロボット大戦S]]』)』をベースにしたリメイク作品であるが、新規参戦作品の追加に伴いシナリオが一新されており、内容的にはほぼ新作と言ってよい。
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当初は『第4次』に若干の追加要素(『[[スーパーロボット大戦α]]』から『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』への追加要素と同程度とのこと)を加えた程度の作品となる予定で『第4次スーパーロボット大戦プラス』という作品名であったが、追加させるキャラクターの数が増えたことで完全リメイク作品に変更された。<br />そのため作業量が膨大なものとなってしまい、『[[新スーパーロボット大戦]]』と『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』の2作品の続編の制作が打ち切られ、前後編に分割して販売されることとなった。後に『魔装機神』の続編は[[プレイステーション・ポータブル]]で『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』と言う正式タイトル名としてサターン版Fの発売から約14年4ヵ月後の2012年1月12日に発売をする。
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当初は『第4次』に若干の追加要素(『[[スーパーロボット大戦α]]』から『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』への追加要素と同程度とのこと)を加えた程度の作品となる予定で『第4次スーパーロボット大戦プラス』という作品名であったが、追加させるキャラクターの数が増えたことで完全リメイク作品に変更された。
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本作ではその前半部分を収録。後半のシナリオは『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』に持ち越された。
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そのため作業量が膨大なものとなってしまい、前後編に分割して制作・発売されることとなった。本作ではその前半部分を収録。後半のシナリオは『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』に持ち越された。
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=== 戦闘システムと難易度 ===
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=== 既存システムと変更点 ===
*『新スーパーロボット大戦(新)』に引き続き戦闘画面でのフルボイスを採用。[[代役]][[声優]]を多数起用していた『新』とは異なり、本作では原則としてオリジナルキャストを採用。そのため、『第4次』に登場したメイン級のキャラクターであってもオリジナルキャストを起用できなかった場合は、そのキャラクターを登場させなかったり、戦闘に参加させなかったりしている。なおこの方針が行われたのは『F』と『F完結編』のみであり、その後の作品では『新』と同じく代役の採用も行う形となった。
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;パラメータの見直し
*ロボットのグラフィックはリアル頭身であった『新』とは異なりSDサイズを採用。
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:これまでのシリーズで「近距離・遠距離」だったパイロットの攻撃力及び[[武器属性]]が「[[格闘]]・[[射撃]]」に変更。分割販売となった影響でレベルの上限は40となっている。
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;前後編マップにおける変更点
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:同一マップに前編・後編が存在するシナリオが初登場。<br />前編で出撃させたユニットを後編でも出撃させた場合、初期[[気力]]が前編終了時に上がった分だけ低下した状態(前編終了時に気力150だった場合後編では50でスタート)になる。ただし、[[精神コマンド]]や戦艦による補給などで気力100以下にすれば、後編も気力低下なしで出撃できる。
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=== 難易度 ===
 
*最初に[[主人公]]のタイプで序盤などルートが変わる。スーパー系の方が仲間の揃いが良く、完結編で差が埋まるまでリアル系が不利のまま。
 
*最初に[[主人公]]のタイプで序盤などルートが変わる。スーパー系の方が仲間の揃いが良く、完結編で差が埋まるまでリアル系が不利のまま。
*これまでのシリーズで「近距離・遠距離」だったパイロットの攻撃力及び[[武器属性]]が「[[格闘]]・[[射撃]]」に変更。分割販売となった影響でレベルの上限は40となっている。
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*同一マップに前編・後編が存在するシナリオが初登場。<br />前編で出撃させたユニットを後編でも出撃させた場合、初期[[気力]]が前編終了時に上がった分だけ低下した状態(前編終了時に気力150だった場合後編では50でスタート)になる。ただし、[[精神コマンド]]や戦艦による補給などで気力100以下にすれば、後編も気力低下なしで出撃できる。
   
*本作は前編という扱いのため、登場しない主役機が多く戦力も不足気味である。<br />しかし、難易度はそれほどでもないためクリアが難しいということはない。ただし後編の『F完結編』ではゲーム開始早々に難易度が跳ね上がるため、本作で仲間に加わるパイロットやロボットの多くが[[二軍]]落ちしてしまう。
 
*本作は前編という扱いのため、登場しない主役機が多く戦力も不足気味である。<br />しかし、難易度はそれほどでもないためクリアが難しいということはない。ただし後編の『F完結編』ではゲーム開始早々に難易度が跳ね上がるため、本作で仲間に加わるパイロットやロボットの多くが[[二軍]]落ちしてしまう。
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=== 演出面 ===
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*ロボットのグラフィックはリアル頭身であった『新』『魔装LOE』とは異なりSDサイズを再び採用。
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*一部のデモムービーは参戦作品の実際の映像が使われている。ただし、音声はオリジナルのものとは異なる。一部には点滅(いわゆるポケモンショック)になりうる物があるので注意が必要。
    
=== 話題 ===
 
=== 話題 ===
*本作発売前の1997年1月には、バンプレストの親会社であるバンダイとセガサターンの発売元であったセガとの合併が発表された。そのため、本作の発売もその合併の一貫であるとの説が上がったが、発売前の5月には合併解消が決定してしまった。
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*本作発売前の1997年1月には、バンプレストの親会社であるバンダイとセガサターンの発売元であったセガとの合併が発表された。そのため、本作の発売もその合併計画の一貫であるとの説が上がったが、発売前の5月時点で合併は断念されている。
 
*合併解消の影響か、約1年後には[[プレイステーション]]への移植版も発売された。サターン版で見かけられた[[バグ (ゲーム)|バグ]]が修正され、『完結編』で変更された仕様が統一されている。[[オープニング戦闘デモ]]も完結編限定キャラの一部を省いて採用された。<br />ただしハードが変更されたことで[[BGM]]が大きく異なっており、セーブのスピード差のようにサターン版のほうが優れている要素も存在する。
 
*合併解消の影響か、約1年後には[[プレイステーション]]への移植版も発売された。サターン版で見かけられた[[バグ (ゲーム)|バグ]]が修正され、『完結編』で変更された仕様が統一されている。[[オープニング戦闘デモ]]も完結編限定キャラの一部を省いて採用された。<br />ただしハードが変更されたことで[[BGM]]が大きく異なっており、セーブのスピード差のようにサターン版のほうが優れている要素も存在する。
 
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*『新スーパーロボット大戦(新)』に引き続き戦闘画面でのフルボイスを採用。[[代役]][[声優]]を多数起用していた『新』とは異なり、本作では原則としてオリジナルキャストを採用。そのため、『第4次』に登場したメイン級のキャラクターであってもオリジナルキャストを起用できなかった場合は、そのキャラクターを登場させなかったり、戦闘に参加させなかったりしている。なおこの方針が行われたのは『F』と『F完結編』のみであり、その後の作品では『新』と同じく代役の採用も行う形となった。
後に『F』のシステムを流用した、『[[第2次スーパーロボット大戦]]』『[[第3次スーパーロボット大戦]]』『[[スーパーロボット大戦EX]]』のリメイク作品『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』がリリースされた為、「旧シリーズの完結作として扱われるべきなのは、『第4次』よりも『F』『F完結編』の方である」と見なされる風潮が一部メディアやユーザーからあった。あくまでも旧シリーズの『第2次』から続くシナリオの完結作は『第4次』が正式である。
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*後に『F』のシステムを流用した、『[[第2次スーパーロボット大戦]]』『[[第3次スーパーロボット大戦]]』『[[スーパーロボット大戦EX]]』のリメイク作品『[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]』がリリースされた為、「旧シリーズの完結作として扱われるべきなのは、『第4次』よりも『F』『F完結編』の方である」と見なされる風潮が一部メディアやユーザーからあったが、公式における旧シリーズのシナリオの正統完結作はあくまでも『第4次』となっている。
また、一部のデモムービーは参戦作品の実際の映像が使われている。ただし、音声はオリジナルのものとは異なる。一部には点滅(いわゆるポケモンショック)になりうる物があるので注意が必要。<br />
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*2011年11月9日には『F完結編』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]でも配信に従って『[[伝説巨神イデオン]]』『[[トップをねらえ!]]』が携帯機初参戦となり、初参戦から約8年たった後作『[[スーパーロボット大戦MX PORTABLE]]』で携帯機初参戦を果たした『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も含めてこれで本作『F』前編のみの初参戦作品が3作共携帯機に参戦を果たした。
2011年11月9日には『F完結編』と共にゲームアーカイブスで配信(価格:1,200円)。[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]でも配信に従って『[[伝説巨神イデオン]]』『[[トップをねらえ!]]』が携帯機初参戦となり、初参戦から約8年たった後作『[[スーパーロボット大戦MX PORTABLE]]』で携帯機初参戦を果たした『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』も含めてこれで本作『F』前編のみの初参戦作品が3作共携帯機に参戦を果たした。
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*本作が『完結編』との分割リリースとなった影響で本作以前に企画されていた『[[新スーパーロボット大戦]]』および『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』の続編の制作も打ち切られる事となった。なお『新』続編は設定の再構築を経て『αシリーズ』のベースとなり、『魔装機神』の続編は本作発売の約15年後に[[プレイステーション・ポータブル]]で『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』としてようやく日の目を見る形となった。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==