差分

180 バイト追加 、 2013年10月12日 (土) 10:37
編集の要約なし
62行目: 62行目:  
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない(それが原因で軍人としては問題のある行動が多いのも事実ではあるが)。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
 
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない(それが原因で軍人としては問題のある行動が多いのも事実ではあるが)。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
 
歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、シンは良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟、キラに直接出会って和解したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ([[オーブ]]時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える。<br />
 
歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、シンは良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟、キラに直接出会って和解したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ([[オーブ]]時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える。<br />
逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」、「背景」等については、文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />
+
逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」と「背景」、そしてアークエンジェル隊がデュランダルに敵対する切っ掛けとなったラクス暗殺未遂やミーアの死など、戦いの裏で大きな事件が起きていた事も文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />
 
最後のキラとの和解(※)も賛否両論あるが、新たな人間関係を構築する一歩を踏み出したとも言えるので、もしSEEDの続編が描かれて彼が登場するならばその変化も注目すべきだろう。<br />(※FINAL PLUS及びスペシャルエディションのみで、TV放送版ではない場面)
 
最後のキラとの和解(※)も賛否両論あるが、新たな人間関係を構築する一歩を踏み出したとも言えるので、もしSEEDの続編が描かれて彼が登場するならばその変化も注目すべきだろう。<br />(※FINAL PLUS及びスペシャルエディションのみで、TV放送版ではない場面)
  
匿名利用者