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『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場。
 
『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場。
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零落した[[ジオン]]の名家であるサハリン家の当主で、[[アイナ・サハリン|アイナ]]の実兄。[[ジオン軍]]の技術少将を務め、[[MA]][[アプサラス計画|アプサラスシリーズの開発]]を進める。[[アプサラスII|アプサラス]]の完成こそがサハリン家再興の唯一の手段と考えており、アプサラス完成に掛ける執念は妄執の域に達している。過去に母親が愛人を作ってアイナと共に捨てられた上に、現在の自身は深刻な病を抱えてしまっており、その事がますます彼の狂気を加速させてしまっている。
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零落した[[ジオン]]の名家であるサハリン家の当主で、[[アイナ・サハリン|アイナ]]の実兄。[[ジオン軍]]の技術少将を務め、[[MA]][[アプサラス計画|アプサラスシリーズの開発]]を進める。[[アプサラスII|アプサラス]]の完成こそがサハリン家再興の唯一の手段と考えており、アプサラス完成に掛ける執念は妄執の域に達している。過去に母親が愛人を作ってアイナと共に捨てられた上に、現在の自身は深刻な病を抱えてしまっており、その事がますます彼の狂気を[[加速]]させてしまっている。
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おそらく最愛の存在であった母親に裏切られた上に、余命幾許も無いギニアスにとっては、サハリン家の再興だけがたった一つの生きる支えとなっており、故に自身の生き甲斐であるアプサラス計画とサハリン家復興を邪魔する者に対しては容赦が無い。<br />オデッサ作戦の失敗でアプサラスを開発している自身の秘密基地に無理矢理逃げ込もうとし、更にはアプサラス計画の中止を本国に進言するとまで言い出した旧友ユーリ・ケラーネを部下もろとも爆殺したり、完成したアプサラスを完全に自分の物とする為、開発スタッフを完成パーティに託けて全員毒殺した上に爆弾で跡形もなく吹っ飛ばした。
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おそらく最愛の存在であった母親に裏切られた上に、余命幾許も無いギニアスにとっては、サハリン家の再興だけがたった一つの生きる支えとなっており、故に自身の生き甲斐であるアプサラス計画とサハリン家復興を邪魔する者に対しては容赦が無い。<br />オデッサ作戦の失敗でアプサラスを開発している自身の秘密基地に無理矢理逃げ込もうとし、更にはアプサラス計画の中止を本国に進言するとまで言い出した旧友ユーリ・ケラーネを部下もろとも爆殺したり、完成したアプサラスIIIを完全に自分の物とする為、開発スタッフを完成パーティに託けて全員毒殺した上に爆弾で跡形もなく吹っ飛ばした。
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最終決戦ではアイナと共に完成したアプサラスに乗りながらも、アイナは味方の戦艦を逃がす為とはいえ、敵である連邦にろくに攻撃しようとせず、一時休戦まで呼びかけた為に、嫌いじゃなかったと思いながらも、アイナをその手に掛けた。が、彼女は[[シロー・アマダ|シロー]]に間一髪救われ、最後は二人の乗る[[ガンダムEz-8]]による捨て身の攻撃によって機体ごと葬り去られ、その孤独な生涯を終えた。
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最終決戦ではアイナと共に完成した[[アプサラスIII]]に乗りながらも、アイナは味方の戦艦を逃がす為とはいえ、敵である連邦にろくに攻撃しようとせず、一時休戦まで呼びかけた為に「嫌いじゃなかった」と思いながらも、アイナをその手に掛けた。しかし、彼女は[[シロー・アマダ|シロー]]に間一髪救われ、最後は二人の乗る[[ガンダムEz-8]]による捨て身の攻撃によって機体ごと葬り去られ、その孤独な生涯を終えた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])
 
;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])
:ガンダム試作2号機を奪取したガトー達を支援すべく、キンバライト基地にて本人曰く「プロトタイプ」の[[アプサラスII]]に乗って[[ノイエン・ビッター|ビッター]]の部隊の後詰めとして登場するが、内心ではアプサラスさえ完成すればこんな作戦は不要、とやや消極的だった。またグリプス戦役で精神崩壊を起こした[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を捕らえて連邦の情報を聞き出そうともしていた。星の屑作戦には同行しない為にその後は音沙汰なくなるが、ネオ・ジオンのジャブロー攻撃の際には遂に完成させた[[アプサラスIII]]に乗り、[[ランバ・ラル|ラル]]や[[ノリス・パッカード|ノリス]]等と共に現れる。<br />[[アプサラスIII]]自体も高性能で、彼の狂気を表す為か、その強力なマップ兵器の攻撃範囲内に敵機が2機以上居れば例え味方機がいようとも発射してくるという独特の思考ルーチンを持っており、仲間にする為に放置しているノリスが巻き込まれて撃墜されたりする事もあったりする等、嫌な相手。
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:[[ガンダム試作2号機]]を奪取した[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を支援すべく、キンバライト基地にて本人曰く「プロトタイプ」の[[アプサラスII]]に乗って[[ノイエン・ビッター|ビッター]]の部隊の後詰めとして登場するが、内心では「アプサラスさえ完成すれば、こんな作戦は不要、」やや消極的だった。また[[グリプス戦役]]で精神崩壊を起こした[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を捕らえて[[地球連邦軍|連邦軍]]の情報を聞き出そうともしていた。[[星の屑作戦]]には同行しない為にその後は音沙汰なくなるが、ネオ・ジオンのジャブロー攻撃の際には遂に完成させた[[アプサラスIII]]に乗り、[[ランバ・ラル|ラル]]や[[ノリス・パッカード|ノリス]]等と共に現れる。<br />[[アプサラスIII]]自体も高性能で、彼の狂気を表す為か、その強力な[[マップ兵器]]の攻撃範囲内に敵機が2機以上居れば例え味方機がいようとも発射してくるという独特の思考ルーチンを持っており、仲間にする為に放置しているノリスが巻き込まれて撃墜されたりする事もあったりする等、嫌な相手。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
:最初はアイナと共に[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]の麾下として登場。その後アフリカ戦線に出向いた後[[ジャブロー]]攻撃で[[アプサラスIII]]に乗り、そこで戦死する。<br />余談だが、今作では原作と違って[[アプサラス計画]]の有用性がジオン首脳部に認められており、その為か原作のような狂人っぷりは本作では殆ど描写されていない。
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:最初はアイナと共に[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]の麾下として登場。その後アフリカ戦線に出向いた後[[ジャブロー]]攻撃で[[アプサラスIII]]に乗り、そこで戦死する。<br />余談だが、今作では原作と違って[[アプサラス計画]]の有用性が[[ジオン公国|ジオン]]首脳部に認められており、その為か原作のような狂人っぷりは本作では殆ど描写されていない。
 
;[[スーパーロボット大戦XO]]
 
;[[スーパーロボット大戦XO]]
 
:アフリカ戦線に出向いた際、[[サイクロプス隊]]を同行させたりといった描写が追加。技術仕官を毒で皆殺しにしたり、薬を使ってまで酷使したりと原作同様の狂気じみた描写も増えているが、GCにあった妹に対する愛情は最後まで健在だった(躊躇いも無く妹を撃った原作とは違い、アイナを銃で脅しはしたが、最終的には[[ノリス・パッカード|ノリス]]にアイナを連れて戦場を離脱するように命じている)。
 
:アフリカ戦線に出向いた際、[[サイクロプス隊]]を同行させたりといった描写が追加。技術仕官を毒で皆殺しにしたり、薬を使ってまで酷使したりと原作同様の狂気じみた描写も増えているが、GCにあった妹に対する愛情は最後まで健在だった(躊躇いも無く妹を撃った原作とは違い、アイナを銃で脅しはしたが、最終的には[[ノリス・パッカード|ノリス]]にアイナを連れて戦場を離脱するように命じている)。
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:[[アプサラスII]]に乗ってくる。
 
:[[アプサラスII]]に乗ってくる。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:ジャブロー攻防戦において[[アプサラスIII]]で登場する。アイナが除隊してしまったためにアプサラス計画に狂いが生じていたようで、元凶のシローに対しては激しく憤っていた。登場シナリオにて死亡。OEの名有りキャラクターでは最初の戦死者となった。
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:ジャブロー攻防戦において[[アプサラスIII]]で登場する。[[アイナ・サハリン|アイナ]]が除隊してしまったために[[アプサラス計画]]に狂いが生じていたようで、元凶の[[シロー・アマダ|シロー]]に対しては激しく憤っていた。登場シナリオにて死亡。OEの名有りキャラクターでは、最初の戦死者となった。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:部下。アイナ同様、ギニアスにも強く忠誠を誓っているが、ギニアスのほうはそんな彼をどう思っていたのかはあまり描写されていない。
 
:部下。アイナ同様、ギニアスにも強く忠誠を誓っているが、ギニアスのほうはそんな彼をどう思っていたのかはあまり描写されていない。
 
;ユーリ・ケラーネ
 
;ユーリ・ケラーネ
:SRW未登場。ジオン軍少将で、旧知の仲であるが、図々しい態度ばかりとる上に、アプサラス計画に反対している事もあって内心では嫌っていた。その後、オデッサ作戦の失敗で敗走してきた上に、アプサラス計画の中止をギレンに進言しようとした為に、嫌悪は殺意へと変貌し、部下共々爆殺した。
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:SRW未登場。ジオン軍少将で、旧知の仲であるが、図々しい態度ばかりとる上に、アプサラス計画に反対している事もあって内心では嫌っていた。
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:その後、オデッサ作戦の失敗で敗走してきた上に、アプサラス計画の中止をギレンに進言しようとした為に、嫌悪は殺意へと変貌し、部下共々爆殺した。
    
== 他作品の人間関係 ==
 
== 他作品の人間関係 ==
 
;[[デギン・ソド・ザビ]]
 
;[[デギン・ソド・ザビ]]
:アプサラス計画は彼の直裁であるという設定。
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:[[アプサラス計画]]は彼の直裁であるという設定。
 
;[[ガルマ・ザビ]]
 
;[[ガルマ・ザビ]]
 
:GC及びXOでは一時期彼の麾下にいた。
 
:GC及びXOでは一時期彼の麾下にいた。
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;「アプサラスは、私一人のものだ!」
 
;「アプサラスは、私一人のものだ!」
 
:毒殺した開発スタッフ達の死体を手榴弾で吹き飛ばして。邪魔なユーリを抹殺したのがきっかけになったのか、この時のギニアスは既に狂気に飲み込まれてしまっている。
 
:毒殺した開発スタッフ達の死体を手榴弾で吹き飛ばして。邪魔なユーリを抹殺したのがきっかけになったのか、この時のギニアスは既に狂気に飲み込まれてしまっている。
;「馬鹿な!愛など粘膜の作り出す幻想に過ぎん!母様もそうやって我らを捨てたのだ!」
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;「馬鹿な! 愛など粘膜の作り出す幻想に過ぎん! 母様もそうやって我らを捨てたのだ!」
:アイナのシローへの思いを否定して。ギニアス達の母親は、男を作って彼らを捨て出ていっており、これが彼の性格が、他人と向き合えなくなってしまうまでに歪んでしまった要因となっている。その言葉に、アイナは孤独な心を持つギニアスを「可哀想」と評している。
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:[[アイナ・サハリン|アイナ]]の[[シロー・アマダ|シロー]]への思いを否定して。ギニアス達の母親は、男を作って彼らを捨て出ていっていた。このことが、他人と向き合えなくなってしまうまでにギニアスの[[性格]]が歪んでしまった要因となっている。その言葉に、アイナは孤独な心を持つギニアスを「可哀想」と評している。
 
;「さようなら、アイナ。嫌いではなかったよ…」
 
;「さようなら、アイナ。嫌いではなかったよ…」
 
:アイナとシローに向け、メガ粒子砲を発射して。シローとの出会いが切っ掛けで自分の元から離れてしまったアイナに対する、僅かながらの未練を表した言葉である。
 
:アイナとシローに向け、メガ粒子砲を発射して。シローとの出会いが切っ掛けで自分の元から離れてしまったアイナに対する、僅かながらの未練を表した言葉である。
 
;「私の夢!受け取れええええええ!!」
 
;「私の夢!受け取れええええええ!!」
:連邦本陣に主砲を発射して。これが彼の最後の言葉となった。
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:[[地球連邦軍|連邦軍]]本陣に主砲を発射して。アプサラスIIIからの砲撃は、敵軍の大佐イーサン・ライヤーら将兵を道連れにした。これがギニアスの最後の言葉となった。
 
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== メモ ==
 
== メモ ==
ガンダム世界のクロスオーバーゲームの代表である『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズでは度々強い存在感を放っている(「DS」等でガンダムの没メカである巨大MA「グロムリン」の制作担当だったり、「アドバンス」ではなんとラスボス)。<br />おそらくはクロスオーバー作品において定番である「ある作品では没になっていたメカ、または各作品の技術を盛り込んだイカレたメカ」を登場させる上において、その制作者役に適した「'''狂気を孕んだ技術者で、かつ操縦者'''」と言う立ち位置に相当するキャラクターが、ガンダム世界の枠の中では彼ぐらいしかいないからではないかと思われる。<br />現時点で参戦したSRWではこれといって目立つ場面がないが、彼のような「[[シュウイチロウ・ユキムラ|狂気]][[ウェスパシアヌス|の]][[エルデ・ミッテ|技術者]][[エツィーラ・トーラー|で、]][[ドクター・ウェスト|かつ]][[ゼツ・ラアス・ブラギオ|操縦者]]」なキャラなど腐る程いるであろうスパロボ世界では、仕方が無い事なのかも知れない。
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*ガンダム世界のクロスオーバーゲームの代表である『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズでは度々強い存在感を放っている(「DS」等でガンダムの没メカである巨大MA「グロムリン」の制作担当だったり、「アドバンス」ではなんとラスボス)。<br />おそらくはクロスオーバー作品において定番である「ある作品では没になっていたメカ、または各作品の技術を盛り込んだイカレたメカ」を登場させる上において、その制作者役に適した'''「狂気を孕んだ技術者で、かつ操縦者」'''と言う立ち位置に相当するキャラクターが、ガンダム世界の枠の中ではギニアスぐらいしかいないからではないかと思われる。<br />現時点で参戦したSRWではこれといって目立つ場面がないが、彼のような「[[シュウイチロウ・ユキムラ|狂気]][[ウェスパシアヌス|の]][[エルデ・ミッテ|技術者]][[エツィーラ・トーラー|で、]][[ドクター・ウェスト|かつ]][[ゼツ・ラアス・ブラギオ|操縦者]]」なキャラなど腐る程いるであろうスパロボ世界では、仕方が無い事なのかも知れない。
 
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